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【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.5「DSP編」その3「“小型”パワーアンプ内蔵DSP」とは?

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カーオーディオライフを、製品選びの段階から楽しみ尽くしていただくべく、ユニットチョイスの“傾向と対策”をシリーズで解説している。前回からは「DSP」編をスタートさせた。今回からは、「パワーアンプ内蔵DSP」のトレンドを解説していく。

「パワーアンプ内蔵DSP」は、今、もっともホットなカーオーディオアイテムの1つだ。車室内は狭くかつガラスやパネルやシートに囲まれているので、音が反射や吸収の影響を受けやすい。結果、周波数特性が乱れがちとなる。さらにはリスニングポジションが左右のどちらかに片寄る等々、音響的なコンディションがあまりよろしくない。

しかしながら「DSP」があればそれらへの対処が可能となる。とはいえ「単体DSP」はいろいろと敷居も高い。対して「パワーアンプ内蔵DSP」ならば話は違う。より手軽にコントロール機能をシステムに導入することが可能となる。ゆえに人気がますます上がっていて、そしてそれを受けて各社から続々と新製品が登場し、市場が活況を呈している、というわけなのだ。

結果、新機軸な製品も増えてきた。どのようなタイプがあるのかを、1つ1つ具体的に紹介していこう。

まず、もっとも手頃なタイプとして、“小型(小出力)モデル”が存在している。例えば、写真で紹介している「アークオーディオ」の『DSP8 Univaersal』(税抜価格:10万円)がその一例だ。

当機は177mm×102mm×33mmというコンパクトさを誇りながらも、内蔵パワーアンプは8ch備えられているので、フロント3ウェイ+サブウーファーといった本格システムの構築も可能としている(サブウーファーはRCAアウトを利用して鳴らす)。

ただし、パワーアンプの出力は一般的なカーオーディオメインユニットと同様なレベルだ。つまり外部パワーアンプを導入して得られるパワー感は望みにくい。

とはいえ、純正メインユニットは外せない、または外したくない、しかし本格的な「DSP」を低予算でかつ省スペースで導入したいと考えるのであれば、当機のようなタイプが候補の最右翼として浮上する。

当機ならば、グローブボックスの中に設置することも可能だ。最少の予算で、しかも取り付けの手間も最小限に抑えながら、コントロール機能をシステムに追加できる、というわけなのだ。

今回はここまでとさせていただく。次回も「パワーアンプ内蔵DSP」のタイプ解説を継続する。お楽しみに。

《text:太田祥三》

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