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【気になる製品聴いてみた!】FOCAL車種別トレードインスピーカーってどうなの?

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気になる製品を聴いてみた! と題して4回目のこの企画、第1回に聴いたFOCALのフラッグシップに度肝を抜かれたのだが、逆にFOCALのエントリーモデルはどうなんだと疑問に思い今回の試聴に至った。

題して『とんでもないフラッグシップを持つFOCALトレードインスピーカーの実力を聴いてみた!』・・・長すぎですね。かたや200万円を越えるスピーカーで、今回試聴するのは4万円の車種別トレードインスピーカーという格差。このトレードインスピーカーはFOCALが今後力を入れていくであろう製品で、TOYOTA・VW・BMWのスピーカーを内装をいじること無くカプラーONで純正然に音質アップを図れる製品だ。

この車種別トレードインスピーカーはここ最近、全国のカーオーディオプロショップでも扱いが広がってきているのだが、今回は特に積極的な展開を行っている茨城県のクァンタムへ伺った。

クァンタムでは車種別トレードインスピーカーのデモカーとしてTOYOTA アクアが用意されているのだが、見た目は正しく純正のままで、純正ナビにFOCAL車種別トレードインスピーカーを内蔵アンプで鳴らすシステムとなっている。ちなみにクァンタムでは『クイックピット』というパッケージがあり、アクアであれば製品+工賃+音響調整まで含めたワンプライス48,000円(税別)となっている。プロショップで行うオーディオとしては破格の金額だ。

ちょうどSUBARU WRX STIもクイックピットで入庫していたのだが、こちらはFOCALのセパレートスピーカーをcarrozzeriaハイグレードメタルバッフルを使用して取り付けるプランで、製品+工賃+音響調整まで含めたワンプライス66,000円(税別)だそうだ。

このFOCAL車種別トレードインスピーカーの特徴を代表の土屋氏に聞くと、一番のメリットは比較的低価格で純正スピーカーから大幅に音質がアップすること、オプションでデッドニング(片ドア1万円から。デモカーのアクアは片ドア3万円のプラン)を行うとさらに音質アップが図れること。そして作業時間が調整まで行って2時間弱で終了するので来店後そのまま作業に入り、乗って帰れるというのが大きいそうだ。

そして実際の音はどうなのか? デモカーのアクアを聴かせてもらう。純正ナビにはタイムアライメント機能が無いモデルだったのだが、フェダーとトレブルを使いバランス良く再生される。輪郭の整った華やかさを持つサウンドはフラッグシップスピーカーの流れを踏襲していて、適度な低音、スッと伸びる高音は純正では感じられない質の高いサウンドを聴かせてくれる。正直トレードインだと侮っていたのだが、想像以上にレベルの高い製品である。

これだけの製品であれば換えただけでも満足感は高いのだが、DSP内蔵のソースユニットに換えたり、パワーアンプを追加したりとステップアップも踏みやすい。

短時間で高い質のサウンドを得られるFOCAL車種別トレードインスピーカー、初めてカーオーディオを楽しむユーザーにはうってつけの製品である。

《text:藤澤純一》

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