ドイツのハイエンドカーオーディオブランドであるRS Audio。フラッグシップであるRS Master Seriesは特別な音色と雰囲気、そしてユニットの造形美を持つ憧れの一品。
そのRS AudioミドルクラスであるRS Revelation HACが今年発売されて、徐々に装着ユーザーを伸ばしている。先に発売されたエントリークラスのRS Revelationシリーズの2wayも好評を博し、装着されたユーザーカーを数多く試聴してきたのだが、そのユーザー達が今、トゥイーターをHACに変更する事例が多く存在する。その魅力がどこにあるのか、改めて自分の耳で確認してきた。
試聴したのはRS Audioの輸入・販売を行っているイースコーポレーションのデモカーであるHONDA FITハイブリッド。西日本を中心にカーオーディオイベントではお馴染みの車両だ。装着システムはcarrozzeria DEH-P01から、大人気のグラウンドゼロのミドルクラス4chパワーアンプで、トゥイーターにはRS Revelation HAC、ウーファーにはエントリーモデルのRevelationを装着してマルチコントロール。サブウーファーは箱置きでグラウンドゼロの6.5インチ+Rockford Fosgateの小型アンプを装着している。
試聴して最初に感じたのが応答性の良さ。ゆったりと聴かせる楽曲でもスピード感溢れる楽曲でも無理なく素直に聴かせてくれる。厚みがありながら解像度もしっかりと保たれて、余韻まで綺麗なグラデーションで表現する。やはり驚きなのは今回注目していたHACのトゥイーターで、伸び伸びとして艶やかに広がる生々しい表現力は特別な物を感じる。エントリークラスのウーファーとの相性も良く、トゥイーターをHACに換えることで表現力が段違いに上がっているからHACに換えるユーザーが増えているのも頷ける。
ユニットの素性がとても良いこと、スペック上650Hzから使えるワイドレンジトゥイーターということを考えると別ブランドのウーファーと合わせても良さを体感出来るはず。もし中高域で悩んでいる時には特別感を感じるHACのトゥイーターを思い出して欲しい。
《text:藤澤純一》