HKSのこだわりが詰まったコンプリートエンジン、そこに至る歴史から “調律”というチューニングを紐解く (32/33)

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HKSのミュージアムには、HKSの時代を彩る各マシンが保存されている
HKSのミュージアムには、HKSの時代を彩る各マシンが保存されている《写真撮影 土屋勇人》
  • HKSのこだわりが詰まったコンプリートエンジン、そこに至る歴史から “調律”というチューニングを紐解く
  • トヨタ 86とスバル BRZに搭載される、FA20 2.2LのHKS製コンプリートエンジン。STEP1/STEP2/STEP3で構成され、STEP3ではHKS謹製のタイムアタックマシン『TRB-03』のノウハウが注ぎ込まれた最強スペックとなる
  • 左からHKS製/純正のピストン。HKS製のピストンはオーバーサイズ形状とすることで、ピストンの精度向上に貢献する
  • 左から、STEP3/STEP1/ノーマルのコンロッド。STEP3では高出力化に対応するため、ロッド部が太く・短くなっている。より高回転に対応するべくショートストローク化されているのだ
  • 日産GT-R(R35)に搭載される、VR38DETTのHKS製コンプリートエンジン。ロングストローク化によって4255ccの排気量となり、高開度カムシャフトで高回転域の伸びも確保されている
  • 各燃焼室は磨きあげられており、手仕上げで鏡面加工された燃焼室と吸排気ポートは美しい仕上がり
  • HKSのレーシングメカニックによって細部まで完璧に仕上げられている。まさに職人技だ
  • 高温強度の高いA2618材を使用した削り出しピストン
  • 左からHKS製/純正のコンロッド。HKS製はH断面、純正はI断面となっている
  • スカイラインGT-R(R32/R33/R34)に搭載される、RB26DETT 2.8LのHKS製コンプリートエンジン。STEP2ではN1ブロックを使用した高出力化に対応、ハイレスポンスでは究極のレスポンスを実現する新しいパッケージ(2020年7月に登場)
  • 2.8L STEP2 KIT、鍛造ピストン、鍛造削り出しH断面コンロッド、鍛造クランクシャフト
  • RB26DETTを知り尽くしたHKSだからこそ実現する複雑な形状だ
  • 鍛造削り出しのH断面コンロッド
  • 高開度カムシャフトを組み付け、高回転域の伸びが確保されている
  • 一度組み込んでしまうと目に見えないガスケット類も、HKSのロゴが入った拘りの仕様である
  • エッチ・ケー・エス 第2開発部 PT商品開発課 課長 佐藤 文彦氏にお話を伺った
  • モータージャーナリスト 諸星陽一氏
  • 左:モータージャーナリスト 諸星陽一氏/右:HKS 佐藤 文彦氏
  • 木製の箱につみこまれ、国内のプロショップだけでなく世界中に届けられていく
  • 世界中のファンにHKSのコンプリートエンジンを届けるため、輸出可能な番号も取得されている
  • HKSのミュージアムには、HKSの時代を彩る各マシンが保存されている
  • オートレース界で一世を風靡したHKSオリジナルエンジン『フジ号』
  • オートレース界で一世を風靡したHKSオリジナルエンジン『フジ号』
  • オートレース界で一世を風靡したHKSオリジナルエンジン『フジ号』
  • 600ccの単気筒エンジンは、それまでSOHCであったオートレース界にDOHC4バルブという手法を用いてアプローチ、業界に衝撃を与えた