【ホンダ フィットHV 3700km試乗 後編】“一般道の旅”で見えた、設計のまじめさと凡庸な味付け…井元康一郎 (38/43)

自動車試乗記

宮崎の山奥、一ツ瀬川の流れ。ヤマメが名物である。
宮崎の山奥、一ツ瀬川の流れ。ヤマメが名物である。《撮影 井元康一郎》
  • 養老の滝の入り口にある養老保育園にて。なかなか素晴らしいネーミングである。
  • 養老の滝までの遊歩道は森林浴的気持ちよさだった。
  • 養老の滝。雨天のため水量豊富であった。
  • JR関ヶ原駅にて。駅前にいきなり徳川、石田の旗印がドーンと。
  • 関ヶ原の戦い最終決戦の地にて。
  • 鹿児島人としては外せない島津義弘の陣にて。
  • 石田三成と島左近の陣。
  • 三成の陣からは関ヶ原が一望できる。左手の山は徳川家康が戦い序盤に陣を張ったところ。
  • 島根県太田市付近の国道9号線を走行中。どこまでも一本道という雰囲気。
  • 太田市西端の漁村、五十猛の丘に立つ大岬灯台。ひっそりとした集落だが、その名はスサノオノミコトの子で樹木の神とされるイソタケルにちなんだ、古代日本を偲ばせるもの。
  • 須佐の梅乃葉というで活アオリイカ天丼を食す。活魚ゆえ甘味に富み、とても柔らかく仕上がっていた。マスターに近くの山が修験道の地であり、山中に神秘的な祠がいろいろあると教えてもらい、長時間寄り道した。
  • 海鮮料理屋、梅乃葉の外観。
  • 須佐・高山の深部にある宝泉寺。高山(こうやま)は昔は神山と表記されていたらしい。スサノオノミコトが高天原を追放され、朝鮮半島に渡ったものの嫌になって日本に帰ってきたさいに拓いた村が須佐という言い伝えがあり、神山と呼ばれていたのもそれに由来するのだろう。
  • 宝泉寺にある波切不動尊の古仏像。
  • フィットハイブリッド。高山山中にて。
  • 西日の差す須佐湾に下る。
  • 巨大な変成岩(堆積岩が溶岩で熱されて組成が変わったもの)、須佐ホルンフェルス。
  • 須佐の隣、山陰本線宇田郷駅。無人駅だが駅舎には真っ赤な夕日の宇田郷駅の張り紙が。晴れた日には水平線への落日を見ることができそうだった。
  • 宇田郷駅に停車する列車は1日8往復。駅で遊んでいると、そのうちの1本がちょうどやってきた。昔は九州でも主力機種であったディーゼルカー、キハ40の1両編成だが、乗客は結構多かった。
  • 萩の海を眺めていたらうっかり日没が近くなってしまったので、一気に秋吉台に駆け上がった。急勾配をものともしない統合出力137psのパワーは魅力のポイント。
  • 秋吉台は格別の夕景を楽しめるビュースポットのひとつだが、ゴールデンウィーク中であるにもかかわらず観光客はほとんどいなかった。
  • 九州自動車道で福岡-熊本県境を走行中。熊本地震の後だったため、自衛隊の災害支援車両が多数走っていた。
  • 熊本・菊池温泉にて。このエリアは震災の影響は限定的であったが、観光客は激減し、開店休業状態だった。
  • 熊本の養鶏家たちが営む農産物販売センター、コッコファームのレストランにて、種鳥唐揚げと卵かけご飯のセットを食す。種鶏はひな鳥のように柔らかくはないが、風味はひな鳥と比べて格段に豊かで肉の香りも素晴らしいものだった。卵は絶品。
  • コッコファーム外観。