アクセスランキング

国産ブランドの注目作をチェック! システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 04「サブウーファー編」その10

カーオーディオカーオーディオ特集記事

ビーウィズ・L-165RW全 3 枚写真をすべて見る

理想のカーオーディオシステムを構築するための製品情報をさまざま発信している当コーナー。現在は、「単体サブウーファー」の選び方を解説している。今回は、国産ブランドのラインナップを分析する。

ところで、海外ブランドの中でも特に北米のカーオーディオメーカーの多くは、「単体サブウーファー」の品揃えが豊富だ。そうである理由は、「単体サブウーファー」を何発も使って低音をパワフルに鳴らして楽しもうとする文化が今も息づいているからだろう。対して日本国内では「単体サブウーファー」が多発搭載(3発以上)されるケースは今はあまり多くはなく、そういった文化的な違いもあるからか国産ブランドは「単体サブウーファー」をそれほど多くはリリースしていない。

具体的に見ていこう。まず三菱電機(ダイヤトーン)は、『SW-G50』(税抜価格:8万円)のみを用意し、カロッツェリアは、『TS-W1000RS』(税抜価格:12万円)と『TS-W252PRS』(税抜価格:5万5000円)、そしてもう1つ『TS-W312S4』(税抜価格:3万円)の3機種展開となっている。

なお、この2社の製品のうち『TS-W312S4』を除いた3アイテムはいずれも、25cm口径だ。なぜならこの大きさが世界的にもスタンダードな口径となっているからだ。25cm口径であれば、ドアに取り付けられるスピーカーが16.5cmまたは17cm口径である場合が多いので、それとの口径的なバランスを取りやすい。

そしてもう1社、国産ハイエンドカーオーディオブランドのビーウィズもやはり、少数精鋭的に製品を用意している。しかし同社は、開発コンセプトが他社とは異なる。

そのラインナップは以下のとおりだ。同社は、「単体サブウーファー」を2モデル擁している。まず旗艦ラインである『コンフィデンス シリーズ』では18cmモデルの『C-180lll』(税抜価格;30万円)を用意している。もう1つ、新たなスタンダードラインである『Reference AMシリーズ』では、16.5cm口径の『L-165RW』(税抜価格:4万円)をラインナップしている。

なお『C-180lll』は、同じく『コンフィデンス シリーズ』のフロントスピーカーと組み合わせることが前提だ。で、同シリーズのミッドウーファーは13cm口径であるので、当機はそれとのバランスが最適化されていて18cm口径となっている。

また『L-165RW』は、『C-180lll』よりもさらに口径が小さい。なぜなら、取り回しの良さにこだわって設計されているからだ。当機の場合、組み合わせるボックスの容量は3~10LでOKだ。25cmクラスの「単体サブウーファー」ではここまでの小型ボックスで鳴らすのは到底不可能だ。質の良い低音を合理的に獲得したいと思ったときには、当機があることを思い出そう。

今回は以上だ。次回は海外モデルの注目作を見ていく。お楽しみに。

《text:太田祥三》

関連記事

  1. サブウーファーは聴いて選べない!? システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 04「サブウーファー編」その9

    カーオーディオ特集記事
  2. 磁気回路のタイプ違いも要チェック! システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 04「サブウーファー編」その8

    カーオーディオ特集記事
  3. “鳴りっぷり”にこだわるなら…。 システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 04「サブウーファー編」その6

    カーオーディオ特集記事
  4. アンプ選びも楽しみどころ! システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 04「サブウーファー編」その5

    カーオーディオ特集記事

編集部ピックアップ

TOP