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アンプ選びも楽しみどころ! システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 04「サブウーファー編」その5

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「ボックスサブウーファー」の一例(ロックフォード フォズゲート・R1-1X10)。全 3 枚写真をすべて見る

良い音で好きな音楽を楽しみたいと考えているドライバー諸氏に向けて、それを実現するためのシステムアップ法を解説している当連載。今回は、「低音強化」を実行しようと思った際の1つの選択肢、「ボックスサブウーファー」について解説していく。

さて前回は、「ボックスタイプのパワードサブウーファー」について説明したが、今回ピックアップするこの「ボックスサブウーファー」は、「ボックスタイプのパワードサブウーファー」と至って似ている。違いはズパリ、パワーアンプも一体化しているか否かだ。つまり「ボックスサブウーファー」は、「ボックスタイプのパワードサブウーファー」からパワーアンプを取り除いたもの、というわけだ。

で、これが選ばれるケースは主には2パターンある。1つは、すでに「サブウーファー」を鳴らすための「外部パワーアンプ」がシステムに備わっている場合だ。「4chパワーアンプ」を導入済みでその2ch分の出力が余っているのなら、パワーアンプが内蔵されているモデルを買う必要はない。結果、より低コストで「低音強化」を実行できる。または、より高性能な「サブウーファー」を手にできる。

もうひとパターンは、好みの外部パワーアンプを組み合わせたい場合だ。「パワードサブウーファー」は必要なものが一体化されているので導入のハードルは低いものの、組み合わせの妙を楽しめない。対してパワーアンプレスの「ボックスサブウーファー」なら、好きな「パワーアンプ」をセレクトできる。パワーにこだわって選んでも良いし、将来的なシステムアップを見越してある程度高級なフルレンジパワーアンプを選んでも良い。

とはいえ「サブウーファーボックス」は一体化されているので、「単体サブウーファー」をチョイするよりは導入しやすい。このように「ボックスサブウーファー」は、ある程度本格派であることとお手軽であることが上手くバランスしたタイプ、というわけだ。

また「ボックスサブウーファー」には、「ボックス製作で失敗しない」というメリットもある。「ボックスサブウーファー」のボックスは、サブウーファーユニットを設計したメーカーがそのユニットの性能を引き出せる仕様で作っているはずだ。ゆえに安心感が高い。

というわけで、ある程度低コストで「低音強化」を実現でき同時に音にもそれなりにこだわりたいと思ったときには、「ボックスサブウーファー」が頼りになる。覚えておこう。

今回は以上だ。次回以降も「サブウーファー」選びに役立つ情報を発信していく。お楽しみに。

《text:太田祥三》

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