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手軽に「低音強化」を実行するならコレ!? システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 04「サブウーファー編」その2

カーオーディオカーオーディオ特集記事

「小型・薄型のパワードサブウーファー」を搭載したオーディオカーの一例(製作ショップ:ガレージショウエイ<高知県>)。全 3 枚写真をすべて見る

カーオーディオシステムをバージョンアップさせたいと思っているドライバー諸氏に向けて、ユニット情報を多角的に発信している当コーナー。現在は「サブウーファー」にスポットを当てている。

前回は、カーオーディオにてこれが必要となる理由を解説した。それに引き続いて今回からは、どのような製品があるのかを紹介していく。

さて、手軽に「低音強化」を行いたいと思うのなら選ぶべきはズバリ、「小型・薄型のパワードサブウーファー」だ。そうである理由は以下のとおりだ。

「低音強化」を図ろうとするときにはなんらか「サブウーファー」を導入することになるわけだが、低音再生を行うには次の3つのアイテムが必要となる。「サブウーファーユニット」、「サブウーファーボックス」、「パワーアンプ」、これらだ。

これらが必要となる理由を順に説明していこう。まずスピーカーユニット(サブウーファーユニット)が必要であることは当然として、それが裸の状態ではスピーカーとして成立しない。ホームオーディオ用のスピーカーも店頭に並んでいるものはすべて、スピーカーユニットが箱に取り付けられた状態で完成品となっている。つまり、ボックスもスピーカーの一部だ。なので、「サブウーファー」を鳴らそうとするときにも「ボックス」は不可欠だ。

そして、スピーカーを駆動するには音楽信号を増幅する装置である「パワーアンプ」も必須となる。ちなみに、フロントスピーカーはメインユニットに内蔵されている「パワーアンプ」にてドライブできる。しかし「サブウーファー」は「内蔵パワーアンプ」では鳴らせない。振動板が大きく磁気回路も大きいので、「内蔵パワーアンプ」では力不足だ。

というわけで、「低音強化」を行おうとするときには「サブウーファーユニット」「ボックス」「パワーアンプ」、この3つを同時に調達する必要があるのだが、それが一体化されているモデルが存在している。それが、「パワードサブウーファー」だ。

これなら車内のどこかに固定して、あとは配線作業を行えば「低音強化」を実行可能だ。

なお、「パワードサブウーファー」は大きく2タイプに分類できる。1つは設置が容易な「小型・薄型のパワードサブウーファー」で、もう1つが大型の「ボックス型パワードサブウーファー」だ。

というわけで次回は、「小型・薄型のパワードサブウーファー」の中にはどのようなモデルがあるのかを紹介していく。お楽しみに。


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《text:太田祥三》

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