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“鳴りっぷり”にこだわるなら…。 システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 04「サブウーファー編」その6

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「単体サブウーファー」を搭載したオーディオカーの一例(製作ショップ:サウンドウェーブ<茨城県>)。全 3 枚写真をすべて見る

カーオーディオシステムをグレードアップするには、より高性能なサウンドユニットへの交換や追加が必要となる。当コーナーは、それを実行しようと思ったときの製品選びのコツを紹介している。今回からは、「単体サブウーファー」について説明していく。

最初に、「単体サブウーファー」とは何なのかを説明しよう。これは、「サブウーファーユニット」が裸の状態で売られているものだ。これまで説明してきた例えば「パワードサブウーファー」は、「サブウーファーユニット」を装着するためのボックスと、それを駆動するためのパワーアンプとが一体化されている。なのでそれを購入し車両に積み配線作業を行えば、音を鳴らせる。しかし「単体サブウーファー」は、ボックスも外部パワーアンプも別途用意しなくては音を出せない。

ちなみに、「単体サブウーファー」を装着することを想定した汎用ボックスがいくつかのメーカーからリリースされている。なのでそれを使っても良いのだが、しかし「単体サブウーファー」を使おうと考えるユーザーの多くは、ボックスを敢えてワンオフする。つまり、わざわざ手間とコストがかかるやり方が選択されることの方が多いのだ。

それはなぜかというと、答はズバリ、「低音の鳴りっぷりを自らプロデュースしたいから」だ。

「サブウーファー」は、どんなボックスに組み付けるかによって鳴り方が変わる。例えば密閉タイプのボックスの場合、箱の容量を大きめに作ると伸びやかな低音を鳴らしやすくなる。逆に容量を小さめに作るとタイトな(締まった)低音を鳴らしやすくなる。

また、どんなパワーアンプを組み合わせるかによっても鳴り方が変わってくる。カーオーディオ上級者は、そこのところも楽しもうとするのだ。どんな箱を用意するか、どんなパワーアンプを選ぶか、それらにもこだわりを注ぎたいと考える。

ところで国産メーカーは少数精鋭的に製品をラインナップしている場合が多いが、海外ブランド(特に北米のブランド)は、バリエーションを多彩に展開している傾向が強い。サブウーファーをパワフルに鳴らすという文化が根強く息づいているので、製品の選択肢が広げられている。なので、「単体サブウーファー」を選ぶ際には海外ブランドの製品にも目を向けると、製品チョイスをより深く楽しめる。

さて次回は、どのようなタイプが存在しているのかを詳しく説明していく。お楽しみに。

《text:太田祥三》

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