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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA PRIUS(オーナー・ゆういちさん) by レジェーラ 後編

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA PRIUS(オーナー・ゆういちさん) by レジェーラ 後編全 9 枚写真をすべて見る

外部パワーアンプをシステムに導入して、お気に入りのスピーカーであるモレルを存分に鳴らし切るのが今回のプリウスのテーマ。ゆういちさんのリクエストに応えた静岡県のレジェーラのインストールにもアイデア満載で見どころたっぷりの仕上がりとなった。

こだわりデザインが込められた
ドアのアウターバッフルに注目

アウターバッフルはデザイン性を高めた処理が光る。ドアポケットからのラインを引き継ぐバッフル形状が個性的だ。

モレル・マキシモ ウルトラ603MKIIのミッドバスをドアにアウターバッフルで取り付け。オーナーお気に入りのサウンドを再現する。

インストールするクルマごとに自分なりのテーマを持たせてオーディオをセットアップしているオーナーのゆういちさん。今回のプリウスは外部アンプの音を存分に発揮するシステムがテーマとなった。

そんなシステムデザインに組み込まれたスピーカーはモレルブランドを中心に用いている。オーナー曰く「艶や明瞭感、適度な硬さを持ち合わせているスピーカーなので気に入ってます」とのこと。フロントスピーカーとして選んだのはモレルのマキシモ ウルトラ603MKIIだ。同スピーカーの持つ魅力に加えて、ARCオーディオのパワーアンプとの組み合わせで音離れの良さや高い制動力を併せ持たせることで、スピーカーがどこまで良くなるのかを試してみたくなったのだという。

スピーカーまわりの取り付けもかなり入念だ。まずはドアにはマキシモのミッドバスをアウターバッフルでインストールする。バッフル面は純正のドアポケットを損なうことなく設置されている。しかもドアの純正ラインを踏襲したフォルムを持たせているのも見どころ。異形のデザインでトップパネル面を人工スエードで処理、周囲をレザー仕上げ、さらにはメッシュのプロテクトを用いるという異素材の組み合わせでデザインに変化を付けている。オーナーも「アウターのデザインはカッコいいですね!」と高く評価するお気に入りのポイントとなった。

ドア上部にはワンオフパネルを設置し
モレルのミッドレンジをインストール

Aピラーにビルトインされるモレルのツイーター。グレー系の生地でフィニッシュされインテリアとの統一感も高い。

スピーカーロケーションも考えて角度や位置決めがなされたツイーター。ピラーの加工もシンプルだが完成度が高い。

ミッドレンジはドア上部にスピーカーマウントをワンオフして取り付けている。角度&向きの自由度も高い取り付けだ。

マウント部分はドアに一体化するようにデザインされスピーカーを取り付けたスタイルもスマート。

フロント3ウェイをカッコ良く&スマートにインストールするのもオーナーの望みのひとつ。先に紹介したドアのアウターバッフルは手の込んだカスタムデザインを施しながら、純正のポケットが使える実用性も兼ね備えた取り付けが特徴となった。

さらにツイーターは定番のAピラーへのビルトイン取り付けを実施。取り付けはいたってシンプルだが仕上げの美しさはピカイチ。インテリアをじゃましない仕上がりで、上質なサウンドを見た目からも思わせる仕上がりとなった。グレー系の内装色にフィットするピラーの張り替え処理も純正イメージを崩すこと無く、インテリアの統一感も万全の体制となった。

さらにミッドレンジはドア上部にマウント部をワンオフして取り付けるかなりの大ワザのカスタム処理。音響的に理想のスピーカーロケーションを検討した上で決定されたこの場所、ミッドレンジを納めるスペースがドア部分ではどうしてもまかないきれなかったことからマウントを新設することになった。しかも仕上がりは写真で見るとおりスマートで違和感を感じさせない。これによって、ツイーター/ミッドバスとの距離感や角度も狙い通りに決まった。

ストリーミング再生の環境も整え
普段使いで気軽に音楽&映像を楽しむ

フロント3ウェイにモレル・マキシモ ウルトラ603MKIIをチョイス。艶や明瞭感がオーナーのお気に入りとなった。

カロッツェリア・サイバーナビのDCモデルをチョイス。インターネットを介したストリーミング再生の環境も整えた。

モレルのフロント3ウェイをドライブするパワーアンプとしてARCのARC1000.6を選んだオーナー。「デジタルアンプだけど音も良さもパワー感も気に入っている」と高く評価したことからシステムに組み込まれたもの。先にも紹介した通り音離れの良さや確かな制動力を見込まれてモレル・マキシモ ウルトラ603MKIIとのコンビネーションに期待したという。
前編でも紹介したとおり、電源からパワーアンプまでの距離を短くすることでパワーケーブルを短くし、パワーアンプのパフォーマンスを引き出している。こうしてテーマであった外部アンプの音をしっかり引き出すことに成功したオーナー、完成したプリウスのサウンドに満足しているという。

そんなこだわりのシステムに加えてオーナーは普段の使い勝手にも注力している。そのひとつが音源だ。普段はウォークマンのA55を用いるのに加えて、メインユニットにサイバーナビDCモデルを選んで、ストリーミング再生を積極的に利用する。音楽再生はもちろんAmzon Videoなどの映像も車内で利用できる環境を作って、音楽から映像までを気楽に楽しめるAV環境を作り上げている。

自分なりのテーマを持ってそれに向けてシステムやユニット選びを突き詰めていくのがオーナーのスタイル。お気に入りのユニットや試してみたかったスピーカーやパワーアンプなどを満載したプリウスはオーナーの狙い通りのクルマに仕上がった。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《text:土田康弘》

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