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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! VW GOLF6(オーナー・ゴルフさん) by AUDIO.VISUAL.SECURITY FIST 後編

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! VW GOLF6(オーナー・ゴルフさん) by AUDIO.VISUAL.SECURITY FIST 後編全 8 枚写真をすべて見る

往年の名機を現代流のデザイン処理でゴルフ6にインストール。選び抜いたユニット群でこだわりのサウンドを引き出したオーナー。北海道のAUDIO.VISUAL.SECURITY FISTがサウンド面&デザイン面で魅力満載のオーディオカーを完成させた。

ドアと一体成形したアウターバッフルに
ダイヤトーンDS-SA3をインストール

フロントスピーカーにはダイヤトーンのDS-SA3を選ぶなど、ダイヤトーンの音をこよなく愛するオーナーが完成させたゴルフ6。

DS-SA3のミッドバスはドアにアウターバッフルで取り付けられる。純正ドアポケットも生かしたスマートな作り。

ドアと一体化したアウターバッフルはインテリアのイメージを崩すことなく美しいフォルムとしている。

前編で紹介したとおり、ラゲッジには往年の名機であるa/d/s/のPH30.2 ISHIDA Tuningをインストールしたゴルフ6。今となっては大型の部類に入るこのパワーアンプに求めたのは高いドライブ能力だった。オーナーが大好きなダイヤトーンのスピーカーが奏でる「重厚で音楽性豊かなサウンド」をより高い精度で表現するために、クオリティの高いパワーアンプを用意したのだった。

音の根幹をなすフロントスピーカーにはオーナーお気に入りのダイヤトーンのユニットをチョイス。フロントスピーカーとしてオーナーが選んだのは、同ブランドの高いポテンシャルを幅広いカーオーディオファンに知らしめたスピーカーとして名高いDS-SA3。音楽性豊かなサウンドを再現するユニットとしてオーナーも惚れ込んだユニットだ。

取り付けにもこだわりが満載。ミッドバスはドアを加工してアウターバッフルとした。純正のドアポケットは残しつつ、スピーカーまわりのみを加工して純正ドアのラインと合わせる工夫が込められている。バッフル部分を別体構造にはせずドアパネルと一体成形する構造を採用しているのもこのドア処理の特徴。プレスラインの造形や滑らかに盛り上がるスピーカー周囲のデザインはスマートで、インテリアともピタリと融合。ドア全体のデザインを整えることで、収まりの良さを強調している。

Aピラーに大型ツイーターをビルトイン
優れた音響特性と高いデザイン性を両立

AピラーにはDS-SA3のツイーターをインストール。ピラーの加工も含めて尾形のツイーターをうまく収めている。

グレー系の落ち着いた生地を使ったフィニッシュでインテリアとの融合を図ったピラーのカスタム処理。

もうひとつの取り付け上のポイントがAピラーのツイーターだ。この取り付けスタイルもコクピットまわりのカスタムインストールの見どころのひとつとなった。ダイヤトーンのDS-SA3のツイーターは大型で存在感のあるデザインだ。そんなツイーターをAピラーにスマートに収めているのがこの取り付け。

ピラーを大きく切り欠きツイーター前面の開口面積を広角度に確保する処理とする。ツイーターの音が周囲に反射するのを防ぎ減衰や反射を防いでいる。絶好のスピーカーロケーションとしているのはもちろんだが、デザイン的にもダイヤトーンの純正グリルを使った処理は美しく、違和感なくピラーにビルトインしている。フィニッシュにはグレーの人工スエードを使って張り替え処理を実施。こちらも落ち着いたカラーリングで、インテリアとのマッチングの良さも抜群。大型ツイーターを感じさせないスマートな収まりでコクピットの雰囲気を盛り上げている。

ダイヤトーンサウンドの総仕上げに
ダイヤトーン・サウンドナビを投入

コクピットは派手さを抑えた大人の仕上がり。質の高いユニットを厳選したユニット選びと通じる部分がある。

ヘッドユニットにはダイヤトーン・サウンドナビNR-MZ100PREMIをチョイス。ダイヤトーン好きのオーナーにはジャストフィット。

ダイヤトーン・サウンドに惚れ込んだオーナーは、フロントスピーカー&サブウーファーにダイヤトーンのユニットを採用。お気に入りのスピーカー群を導入することで狙ったサウンドの再現に成功。

さらにオーディオ・プレイヤーとしてダイヤトーン・サウンドナビNR-MZ100PREMIをチョイスして統一感あるサウンドを引き出している。狙いだったダイヤトーン・サウンドを完成させるために投入したサウンドナビ。高音質でなおかつ豊かな調整機能を備え、メインユニットとしてこのクルマをコントロールするにも絶好。ジャズやJ-POPを中心に多彩な楽曲を楽しむオーナーが満足するサウンドを再生する一因はサウンドなどにもあったようだ。

ラゲッジにインストールしたa/d/s/のパワーアンプやフロントスピーカーに選んだダイヤトーンのDS-SA3など、すでに販売が終了している往年の名ユニットを大切に使い続けているオーナー。好きな音を再生するためには欠かせないこれらのユニットを使って狙い通りのサウンドを引き出したゴルフ6は、オーナーの音への強い思いがこもったオーディオカーとなった。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《text:土田康弘》

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