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【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.8「メインユニット編」その7「ハイエンドオーディオナビ」分析 ll

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三菱電機・ダイヤトーンサウンドナビ全 1 枚写真をすべて見る

カーオーディオ製品の選び方の勘どころを解説している当コーナー。現在は、「メインユニット」にスポットを当てている。今回はその中の“ハイエンドメインユニット”の人気機種、『ダイヤトーンサウンドナビ』をクローズアップする。

前回は、AV一体型ナビでありながら“ハイエンドメインユニット”でもあるもう1つの機種、カロッツェリアの『サイバーナビ』を紹介したが、そのようなタイプの機種はもう1ライン存在している。それがこの三菱電機の『ダイヤトーンサウンドナビ』だ。

当機の初代モデルが登場したのは、2012年。それ以前には、“ハイエンドメインユニット”といえば、1DINのCDプレーヤータイプ、もしくはビーウィズのルームミラー型メディアプレーヤー『MM-1』このどちらかしかなかったのだが、当機の登場を持って遂に、AV一体型ナビでありながらも“ハイエンドメインユニット”と呼べるモデルも選べるように相成った。

なお当機はそれ以降2017年まで、毎年モデルチェンジを重ねてきた。その度ごとに音質性能の向上が果たされ、愛好家や評論家を驚かせてきた。そして現行シリーズは以下の2機種でラインナップが構成されている。7型の『NR-MZ200PREMI-2』と8型の『NR-MZ300PREMI』以上だ。

ところで、AV一体型ナビが相当に普及していながらもなかなか“ハイエンドメインユニット”と呼べるモデルが登場しなかった最大の理由は、「ナビと“ハイエンドメインユニット”とを1ボディに同居させることが難しかったから」であろう。ナビのメカからはノイズが非常に多く発せられるので、それと同一のボディ内に高音質オーディオメカを入れ込むことが非現実的なことだった、というわけだ。

しかしながら『ダイヤトーンサウンドナビ』はそこのところに果敢に挑んだ。

ノイズを出さない工夫と受けない工夫を徹底的に盛り込んで、素の音質性能をとことん磨き上げた。さらには、サウンドチューニング機能にも、十二分に“ハイエンドメインユニット”と呼べるだけのスペックを備えさせた。

ちなみにダイヤトーンはそれ以前に、超ハイエンドなセンターユニット、『デジタルプロセスセンター DA-PX1』をリリースしていたのだが、そこに搭載されていたさまざまな技術がこの『ダイヤトーンサウンドナビ』にも投影されている。それがあってこそ『ダイヤトーンサウンドナビ』は完成できている、とも言える。

結果、登場以後当機は、“ハイエンドメインユニット”の代表格としての地歩を着実に固めてきた。

なお『ダイヤトーンサウンドナビ』には、他にはないスペシャルな機能も備えられている。それについては次回に詳しく解説する。お楽しみに。

《text:太田祥三》

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