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【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.8「メインユニット編」その6「ハイエンドオーディオナビ」分析

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三菱電機・ダイヤトーンサウンドナビ全 1 枚写真をすべて見る

カーオーディオを趣味としている方、これから趣味としようと思っている方に向けて、製品選びの参考となるような情報をお届けしている当コーナー。現在は、「メインユニット」をテーマにお贈りしている。今回は「ハイエンドオーディオナビ」について解説する。

さて前回は、「AV一体型ナビ」中の音質性能の高いモデルに関するトレンド分析を行ったが、今回取り上げる「ハイエンドオーディオナビ」はそれらとも一線を画する、まさしく音に特化したモデルとなっている。

具体的に説明していこう。現在、「ハイエンドオーディオナビ」と呼べる機種は、2ライン存在している。1つが三菱電機の『ダイヤトーンサウンドナビ』であり、もう1つがカロッツェリアの『サイバーナビXシリーズ』である。

これらは何をもって「ハイエンドオーディオナビ」と呼べるのかというと、ポイントは2点ある。1つが、「パーツと回路設計に贅が尽くされこだわりが満載されていること」、そしてもう1つが「サウンドチューニング性能が図抜けて高いこと」である。

ちなみに、カロッツェリアの通常の『サイバーナビ』も、『サイバーナビXシリーズ』と同等のサウンドチューニング能力を有している。なので、『サイバーナビ』も「ハイエンドオーディオナビ」にかなり肉迫するポテンシャルを秘めているのだが、1つ目のポイントが、通常の『サイバーナビ』と『サイバーナビXシリーズ』とでは差がある。『サイバーナビ』にも音へのこだわりが多々注入されてはいるものの、レベルが違っているのだ。

なお、両機の価格差は大体10万円ほど(通常の『サイバーナビ』はオープン価格)。この価格差はほぼほぼ“音質性能”に関する部分に注ぎ込まれていると思っていい。銅メッキシャーシや銅メッキ中間シャーシ、さらには銅メッキビス等々、隅々まで徹底的に音のことが考え抜かれて仕上げられている。

「サウンドチューニング能力」については、『サイバーナビ』および『サイバーナビXシリーズ』ならではのポイントは2つある。1つは「イコライザー」が“L/R/SW独立31バンド”タイプであること。通常の「AV一体型ナビ」では、音が良いと言われているモデルでもバンド数は“13”程度なのだが、それが“31バンド”という細かさで調整でき、しかも右ch、左ch、サブウーファーchを個別にコントロール可能だ。そして2つ目のポイントは「タイムアライメント」機能。これらではツィーターとミッドウーファーを個別にコントロールすることが可能だ。

そしてもう1つの『ダイヤトーンサウンドナビ』にも、これならではの特長が満載されている。その詳細の解説は次回にお伝えする。お読み逃しなく。

《text:太田祥三》

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