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【StP】アコースティックマテリアルブランド『StP』のスゴさの秘密に探る! #2: StP社・アンドリュー・シュチコフ氏独占インタビュー<前編>

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前回の記事でお伝えしたとおり、StP社セールス&テクニカルディレクターのアンドリュー・シュチコフ氏への独占インタビューの模様を、これから2週にわたってお送りする。

StPのスゴさを、より明確に知っていただけるはず。じっくりとお読みいただけたら幸いだ。


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―お忙しいところお時間をいただき、ありがとうございます。早速ですが、StPの、メーカーとしての特徴から教えていただけますか?

自社内に研究所を設け、アルミ、アスファルト、ブチルなどについて研究しています。そして生産も自社で行っています。従業員は約600名です。1つの製品に対してそれぞれ1年くらいの開発期間を設けています。開発中の製品は、実際にクルマに装着してテストを繰り返します。自分たちで研究、開発、テスト、生産まで行っていますから、製品のクオリティには相当の自信を持っています。


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―製品のラインナップが多いことも大きな特徴だと感じているのですが、ラインナップが多いことにはどのような意味があるのでしょうか。

クルマの中を快適にすることがブランドとしての目標なのですが、快適性を損なう要因にはさまざまなものがあるのです。1つの素材、1つの製品だけでそれを実現することは、到底不可能です。そのためには、さまざまな素材を研究する必要がありますし、1つの製品においても複合的に素材を使ったほうが有利です。そして、施工する場所によっても、その場所に適した製品を使うべきだと考えています。

具体的にご説明しましょう。私たちは騒音を、250Hz以上とそれ以下で区別して考えています。1つの素材で、そのどちらにも対処することは不可能なんです。低周波と高周波は、異なる素材でなければそれぞれに対処できないんです。

―製品名でいうなら、どのようになりますか?

250Hz以下の騒音を抑えようとする製品は、『STP GOLD』、『STP BOMB』など、250Hz以上に対処しようとするのは『STP SPL』、『STP BTP』などです。


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―騒音、振動に対して複合的な素材、製品で対処しようというコンセプトは、いつ頃からお持ちになったのでしょうか。

最初からです。ブランドをスタートさせたときから、それは必然的なこととして考えていました。私たちはブランドを立ち上げる前は、ソ連の軍の中で研究を行う機関だったわけですが、その当時から成果を積み上げていましたから、複合的に対処するという思想はブランドを立ち上げたときには出来上がっていたのです。そして製品のラインナップは年々増えていき、5年ほど前に今のラインナップに固まってきました。

実のところを言うと、ロシア国内用には、もっと種類があるんです(笑)。そして、乗用車用以外の製品ラインナップも持っています。

<インタビュー後編>に続く。次回はStPのブランドとしての取り組みに、さらに深く切り込んでいく。

《text:太田祥三》

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