「王道のセダン」を目指した、新型トヨタ『クラウン・セダン』デザインの5つの見所 (7/16)

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開発中期のスケッチ。ベルトラインを見ると、キャビン後部の平面絞りを最小限にしていることがわかる。これもテクノアートの宮﨑是旭氏によるスケッチ。
開発中期のスケッチ。ベルトラインを見ると、キャビン後部の平面絞りを最小限にしていることがわかる。これもテクノアートの宮﨑是旭氏によるスケッチ。《写真提供 トヨタ自動車》
  • 「王道のセダン」を目指した、新型トヨタ『クラウン・セダン』デザインの5つの見所とは。画像はテクノアートの宮﨑是旭氏によるスケッチ。
  • クラウン・クロスオーバーのデザイン開発は、このCGレンダから始まった。セダンをリフトアップして、SUVのように乗降しやすくて視界も広く、しかもクーペのようにスポーティ…という発想だ。
  • セダンの初期スケッチの一例。水平基調の伸びやかなファストバック・セダンが描かれている。
  • ミライ。ドアハンドル高さを走るショルダーラインを水平に延ばしつつ、ベルトラインは少しウエッジを描き、ショルダーラインの下のハイライトは後輪に向けて緩やかに下降する。
  • クラウン・セダン。ベルトライン(サイドウインドウの下端線)をクォーターウインドウまで水平に通しているので、それとフューエルリッドの距離はミニマムだ。
  • 初期アイデアスケッチの一例。前後フェンダーの張り出しを除けば、ボディサイドはほぼ一定断面。それが前後方向の伸びやかさを醸し出す。セダンのデザイン開発にはトヨタのデザイン子会社であるテクノアートリサーチが参画。このスケッチは同社の宮﨑是旭氏が描いたもの。
  • 開発中期のスケッチ。ベルトラインを見ると、キャビン後部の平面絞りを最小限にしていることがわかる。これもテクノアートの宮﨑是旭氏によるスケッチ。
  • これも開発中期のスケッチ。ハンマーヘッドと大きなロワーグリルを組み合わせるのはクロスオーバーも同じだが、セダンはロワーグリルの存在感が強い。
  • ボンネットバルジの斜面の下端から外側で分割線をあえて広げることで、ハンマーヘッド形状を際立たせている。これが最終案につながった。テクノアートの宮﨑是旭氏によるスケッチ。
  • 生産型。太い分割線とヘッドランプで”ヒレ”を囲み、その存在感を強調する。
  • 室内空間の狙いを描いた初期イメージスケッチ。クロスオーバーはインパネ助手席側からセンターコンソールへラインをつなげていたが、セダンはワイド感を重視して水平に延す。水素タンクを内蔵する高いセンターコンソールも水平基調でスッキリと延ばしたい。
  • インテリアの最終スケッチ。
  • トヨタ クラウンセダン 新型
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