数年前からニュースなどに取り上げられることによって明るみに出てきた危険運転という行為。それはいくら自分がルールを守って運転していても避けられないことだ。
そういった危険運転や、まさかの事故の時に重要となるのは客観的な証拠となるが、その重要性が認識されはじめてドライブレコーダーの装着率は年々上がっていて実際に装着しているユーザーも多いだろう。
フロントカメラのみ装着の場合に
買い換え以外の選択肢はあるのか?
年間の走行距離が多い方なので、ドライブレコーダーに対してはかなり早く導入をしてきたがコンシューマー向けに登場した時にはフロントのみの1カメラだけで、リアカメラや室内カメラという概念は無かった。しかしここ数年で煽り運転が報道されるようになりフロントだけではなくリアカメラの重要性も増している。今まではフロントのみのドライブレコーダーを装着していたけれど今回はやっぱりリアカメラも欲しいなと思った。でも今まで使っていたドライブレコーダーは必要十分なスペックを有しているし、それを捨てて新しいドライブレコーダーに買い換えるのはもったいない気がしてしまう。そこでメーカーHPを見てみると用途に最適な製品を発見することが出来た。それがセルスター工業から発売されているドライブレコーダー『CS-71FW』だ。
安心・安全の重要度が高まっている今だからこそ
価格だけではなくメーカーや製品の信頼度で選ぶべき
元々装着していたドライブレコーダーはセルスター工業のCSD-670FH。フルハイビジョン200万画素、夜間でもくっきりと録画出来るナイトビジョン、白飛びや黒潰れを抑えるHDR搭載と必要十分のスペックを備えているので買い換えるという選択肢は取りづらかった。そこで発見したのがセルスター工業のCS-71FWなのだ。この製品はモニターレスで無線LANを搭載、映像はアプリを使ってスマホで見ることが可能な機種。録画データは当然のこと、リアルタイム映像を視聴可能だ。製品が新しいので進化も行われていて夜間撮影により強くなったナイトクリアVer.2を搭載し、フルハイビジョン録画もされていて当然HDRも組み込まれている。フロントカメラ用として使用することも可能で、その場合にオプションで小型のリアカメラを接続することも可能だ。ドライブレコーダーのモニターはいらない!というユーザーにはとても良い選択肢だと思う。
ここ数年のドライブレコーダーの進化は凄まじく、スペックだけ並べるとあまり差が出ないほど各社開発に力を注いでいるのだが、今回セルスター工業の製品を選んだ理由に実際自分の目で見た信頼性の高さが決め手となっている。以前に取材で工場見学をさせてもらったときの感動は今でも忘れられない。清潔で理路整然と整えられた場所で、多くの人たちが一つ一つを丁寧に組み立て、検査し、梱包を行っているのを見させてもらい、働いている方々の真剣さが凄く伝わってきたのだ。もしもの時を任せることになるドライブレコーダーなので心から信頼できる製品を、そして信頼させてくれた工場の方々がいたので今回の選択となったのだ。
うっかりを減らす有用なアイテム
レーダー探知機を設置する
仕事柄、知らない土地へ行くことも多く、いつも気を遣いながら運転するのだけれど、その気遣いを軽減してくれるアイテムの1つがレーダー探知機だと感じるので車両を乗り換えるたびに装着している。主だった機能として高速道路のオービス位置を知らせてくれる事は皆さんご存じだろう。そのオービスも老朽化に伴って廃止されたり逆に新設されたりしているが、データの更新は出来たとしてもSDカードを引っこ抜いてパソコンでダウンロードしてSDカードを戻してインストールする・・・僕の性格上やったことがありません。
そこで今回導入したのはセルスター工業のレーザー式オービス対応のAR-7を選んだ。理由はいくつかあって、まずはモニター/本体/レーザー受信部がセパレートになっている事で装着場所の自由度が高まること。次にいま増えてきていて今後も普及していくであろうレーザー式オービスに対応していること。そして無線LANを搭載しているので、自宅のWi-Fiやスマホをテザリングすることで最新の状態を自動的に維持することが可能で、めんどくさがりな自分には最適な機能だなと思って今回装着することにしたのだ。
装着した機器の使い心地は?
まずはリア用ドライブレコーダーとして装着したCS-71FWは装着場所に少々難儀した。プリウスのリアガラスはかなり寝ていて最適な場所が見つからない。そこで写真の位置に装着したのだけれど、外から見るとカメラが見えないレベルのプライバシーガラスとなっている。これでちゃんと映るのかな?と心配になったのだけれど完全に杞憂でした。
スマホを介して映像を見てみると濃いプライバシーガラスをモノともせずにハッキリと録画されていてしっかりと確認することが出来る。そしてWi-Fiモードにした状態であればアプリを通じて諸々の設定を変更することが可能なので、装着後に気になって細部の設定を行う際にも非常に便利だった。
レーダー探知機は運転席右側のダッシュボード上にモニターを設置した。ここであれば直視しなくても目に入る位置であり、何かしらの警告時には赤く画面が表示されたり音で知らせてくれるのでうっかりをかなり減らしてくれるであろう。
そしてレーザー式オービス対応受信機はプロショップで少々加工を加えてフロントガラス助手席側上部に設置した。実際に新たな取り締まり機器として登場した新型移動式小型オービスをまだ見たことは無いのだけれど、神出鬼没でいわゆる青切符の違反でも見逃さずに取り締まりが行われ、小型で分かりにくく、大量導入されれば検挙率が大幅に上がるのでは?と言われているので、違反しないのは当然のことだけれど、より注意深くするには今後の必須アイテムになってくると思う。
日々のカーライフに安全と安心を追加してくれるドライブレコーダーとレーダー探知機。コロナ禍でクルマ移動が見直されている今だからこそ導入をオススメします。
《text:藤澤純一》