車内の空気を綺麗にする
ケンウッド CAX-DS01に注目
長引くコロナ禍。自分に出来る限りの感染対策はしているつもりでも日々発表される感染者数は増えたり減ったり終息が見えづらい状況が続いている。先が見えない状況であっても感染対策は気を緩めてはいけないなと思っていて、手洗いうがいはもちろんの事、気付いたときにはアルコール消毒を行って、各所の移動は基本クルマとしている。車内の対策としても専用の消臭・除菌を行ってはみたけれど、数ヶ月に一回のペースとなってしまうので更に対策を行うために何か良いアイテムはないかと探していた所に最適な製品が目に止まる。それがケンウッドの低濃度オゾン発生器『CAX-DS01』だ。
オゾンとイオンのダブル効果で
車内の消臭・除菌に威力を発揮!
ケンウッドCAX-DS01は多重リング式コロナ放電によって発生させる強力なオゾンとイオンで車内のウイルス制御や消臭・除菌に効果を発揮してくれる。家庭用でもこういった低濃度オゾン発生器は発売されているけれど、ケンウッドCAX-DS01は受電極の形状を円筒状や板状ではなく多重リングにすることで大量のイオンや低濃度オゾンの発生を実現しているので小さな筐体でも大きな効果を発揮してくれる。さらに連鎖的に起こるコロナ放電で強いイオン風を発生させるので、生成されたイオンや低濃度オゾンをファンレスで遠くまで放出可能。実際に作動させてみると音はほとんど発生しないのだ。効果に関しても第三者機関である日本食品分析センターが行った試験にて、菌の増殖を抑える“除菌効果”や、ウイルスの増殖を抑える“ウイルス抑制効果”が立証され、消臭に関しても魚の腐敗臭の濃度がケンウッドCAX-DS01を作動させて180分後には約60%減少したという結果が出ているそうだ。
実際に装着して1ヶ月が経過
ケンウッドCAX-DS01の効果はいかに!?
魚の腐敗臭100%の臭いが分からなかったのでイマイチ想像出来なかったけれど、タバコ臭のする自分のクルマに装着するなら効果は簡単に判明する。本体サイズが幅125×高さ40×奥行き140mmなのでダッシュボード上に置けるクルマは多いはずだけど、エアバッグの邪魔にならないように気をつけないといけない。50プリウスはダッシュボードが比較的フラットな造りなのでセンター奥に設置することとした。
注目は製品に備え付けられたソーラーパネルで、発電効率が良いのか一定以上の太陽光があれば作動が確認出来た。エンジンONの状態であれば動くのは当然だけれど、普段駐車している場所が日の当たるところであれば停車中でも車内の消臭・除菌を行ってくれるのは素晴らしい。そしてその効果を感じたのは設置した翌日のことで、いつもであればクルマに乗り込むと喫煙者でも感じるタバコ臭があったのだけど、何も感じずに運転をしていた。ふと“あれ、タバコ臭さを感じなかったなぁ”と気づき、その日はタバコを吸わない人が乗車したので“タバコ臭い?”と聞いてみると“言われなければ感じない”というレベルになっていた。面白い事に雨が降っている日でソーラーパネルでの作動が出来なかったであろう日にクルマへ乗り込むと自分でも感じるタバコ臭がした。これはシートや内装部分に染みついた臭いなんだと思う。いつかシートや内装を外して洗おうかなと思ってみたりもした。
結果として自分にとって身近なタバコ臭は非喫煙者でも気にならなくなるレベルになっている。条件によって結果は変わってくるとは思うけれど、このクルマはかなり悪条件であったはず。乗車中はもちろんの事、駐車中でも太陽光があれば作動してくれ、車内の消臭・除菌に大きな効果を発揮してくれているケンウッドCAX-DS01はとってもオススメなアイテムです。
《text:藤澤純一》