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連載「カーオーディオユニットの選び方」詳細解説! Part2「メインユニット編」 その6「スペシャルアイテム紹介」

カーオーディオ特集記事

ビーウィズ・STATE MM-1D全 3 枚写真をすべて見る

カーオーディオを趣味としている方々、そしてこれから楽しもうと考えている方々に向けて、“製品チョイスのコツ”を解説している当特集。現在は「メインユニット」について考えている。今回はその最終回として、スペシャリティの高いアイテムにスポットを当ててみる。

今回取り上げるスペシャル機とは、ビーウィズの『STATE MM-1D』!

早速本題に入ろう。今回フィーチャーするのはこちら、国産ハイエンドカーオーディオブランドであるビーウィズの『STATE MM-1D』(税抜価格:20万円)だ。

前回までは、オールインワンタイプのメインユニットを紹介してきたが、当機はそれらとは一線を画する特別機だ。当機以外のメインユニットは、ソースユニットでありながらプロセッサー、パワーアンプ、そして場合によってはモニターやカーナビゲーションまでもが一体となっていたわけだが、当機は純粋にソースユニットとして機能するユニットだ。まずはそこのところが他とは大きく異なっている。ちなみにいうと、当機にはモニターが装備されているのでリアカメラ映像を映し出せたりもするのだが、チューニング機能や音楽信号を増幅するメカは備えていない。オーディオシステムの中では、メディアから音楽信号を読み取ることに徹する装置として機能する。

ところで当機の初代モデルである『Mirror Media MM-1』は、2005年に登場している。登場当時当機は、カーオーディオ界に大きなセンセーションを巻き起こした。理由は単純明快だ。とにもかくにも「斬新だったから」だ。そしてその新しさは、今に至っても色あせてはいない。

斬新であるポイントは主には2点ある。まず1点目は、「デジタルメディアプレーヤーであること」だ。今でこそ車載用のデジタルメディアプレーヤーもいくつか存在しているが、当時はハイエンドカーオーディオメインユニットといえばCDレシーバータイプであることが常識った。しかし『Mirror Media MM-1』はCDメカを持たず、読む込みメディアはフラッシュメモリー(CFカード)だ。つまり回転メカではないので振動の影響も受けにくい。車載機として理にかなった仕様となっているのだ。

ビーウィズ・STATE MM-1D

『Mirror Media MM-1』は、AV一体型ナビや純正メインユニットとの共存も可能!

斬新であるポイントの2つ目は、「ミラー型をしていること」だ。初登場から16年が経過した今でもこのようなスタイルのメインユニットは、当機をおいて他にはない。

なお、ミラー型をしていることには大きな意味がある。それはすなわち、ハイエンドカーオーディオが抱えていた問題に対してのビーウィズが示した解答でもあったのだ。

というのも当時は、先述したとおりハイエンドメインユニットは普通、1DINのCDレシーバータイプだった。しかしその頃にはAV一体型ナビがある程度普及していて、それを装着してしまうとハイエンドメインユニットの居場所がなくなる。なのでナビとCDレシーバーの両方を使おうとすると、センタークラスターパネルに改造を施す等の手間(コスト)をかけるしかない。つまり、ハイエンドメインユニットを導入しづらくなり始めていたのだ。

また当時は、メインユニットを交換しづらい車種も増え始めていた。オーディオ以外の機能を持っていたり、DINサイズではない純正メインユニットも増え始めていて、そうであるとハイエンドメインユニットへの交換が困難だ。こうして徐々に、ハイエンドカーオーディオを楽しみにくくなりつつあったのだ。

しかし『Mirror Media MM-1』は、インストールに手間が掛からない。なにせ当機は、純正のルームミラーに被せるようにすれば装着を完了できる。センタークラスターパネルにスペースがなくてもそれを問題にしないのだ。

ちなみに『Mirror Media MM-1』は、付属のインターフェースユニットにて、純正オーディオや市販AV一体型ナビのスピーカー出力を入力することも可能だ。そのようにすれば、AV一体型ナビや異形サイズの純正メインユニットもソースユニットとして活用できる。つまり『Mirror Media MM-1』は、使用中のメインユニットから交換するアイテムではなく、“共存する”ユニットなのである。

ビーウィズ・MM-1DT/6

2012年に満を持してフルモデルチェンジ! ますますの高性能化を達成!

かくして革新機『Mirror Media MM-1』は、大きなインパクトを放って登場し、そしていよいよ2012年には初のフルモデルチェンジが成される。そうして登場したのが現行機の『STATE MM-1D』だ。『Mirror Media MM-1』のコンセプトを完全に継承しながらも、デバイスから筐体に至る90%以上(点数比)の構成部品が刷新され、一層の高性能化が果たされた。

注目すべき進化点は主には3点ある。まず第1点目は、S/Nや鮮度感が増したこと。つまりソースユニットとしての基本性能が高められた。第2点目は、ディスプレイ部が高性能化されていることだ。一層高精細でかつコントラスト比も高められていて、文字情報等がより見やすくなった。そして第3点目は、オールマグネシウムボディが採用されたこと。結果、耐熱性、耐候性等が増し、音質性能的にも利点が発揮されている。

ところで当機は、別売の『BEWITHSTATE』、『STATE A6 シリーズ』、またはスマートインターフェース(初代『Mirror Media MM-1』に付属されていたインターフェースユニット)と組み合わせて使うことが前提となっている。単独での使用は不可だ。

しかし、それらと組み合わせなくとも使用可能なスペシャルバージョン、『MM-1DT/6』(税抜価格:31万円)も用意されている。当機は市販の単体DSPとも組み合わせられるし、純正メインユニット等のAUX端子へと当機の外部音声出力を接続することも可能だ。

なお、そのように使った場合でも、当機のポテンシャルは確実に発揮される。当機は信号を読み取る精度が高く、情報量が多く解像度も高い。ゆえにアナログ出力される信号も、十二分に高音質だ。ゆえに、どのようなシステムで使用しても、当機は至って高いパフォーマンスを示してくれる。

車内で使いやすく、そして高性能なソースユニットを探しているカーオーディオ愛好家は、『STATE MM-1D』そして『MM-1DT/6』にも、ぜひご注目を。

今回は以上だ。次回からは新たな章に突入する。お楽しみに。

太田祥三|ライター
大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集者としてキャリアを積む。カー雑誌、インテリア雑誌、そしてカーオーディオ専門誌の編集長を歴任した後、約20年間務めた会社を退職しフリーに。カーオーディオ、カーナビ、その他カーエレクトロニクス関連を中心に幅広く執筆活動を展開中。ライフワークとして音楽活動にも取り組んでいる。

《text:太田祥三》

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