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「サウンドユニット」の“チョイスのキモ”を徹底解析! Part2・プロセッサー編 その5 パワーアンプ内蔵DSPについて ll

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カーオーディオを趣味とする方々に向けて、製品選びの勘どころをリポートしている当コーナー。現在は「プロセッサー」をテーマにお届けしている。今回から数回にわたっては、「パワーアンプ内蔵DSP」の注目モデルを具体的に紹介していく。

まずは、国産カーオーディオブランド“ミューディメンション”の『DSP-680AMP』をピックアップする。当機は、「パワーアンプ内蔵DSP」としては比較的に後発のモデルであるのだが、後発ゆえに他機種にはない独特な特長を備えた好機となっている。

当機が優れているポイントは、「機能的にある程度本格的でありながら、価格がリーズナブル(税抜価格:7万7000円)であること」にある。まず入力が、ハイレベル6ch、AUX(RCA)2ch、S/PDIF(TOSLINK)×1、Bluetooth×1(ドングル接続用USB端子)と充実していている。これ以上に充実している機種も存在しているが、実用上現実的な範囲の中でできる限りの対応力が備えられている。

コントロールできるch数が8chであるところもポイントだ。8chの制御が可能なら、最大、「フロント3ウェイ+サブウーファー」という本格的なスピーカーレイアウトにも対応できる。リーズナブルであることにこだわれば、スタンダードなスピーカーレイアウトである「フロント2ウェイ+サブウーファー」に対応させるにとどめるという選択肢もあっただろうけれど、敢えて対応範囲を広めにして将来的に長く使える仕様とされている。

なお内蔵パワーアンプは、ブリッジ接続にも対応する。「パワーアンプ内蔵DSP」の中には、ブリッジ接続が不可の機種もあるが、ブリッジ接続ができるのであればサブウーファーの駆動も可能となる。この点においても対応能力が幅広い。あくまでも、当機1台でシステムを完結できるように仕上げられている、というわけなのだ。

また別売とはなるものの、“Bluetooth ドングル”が用意されているところもうれしいポイントだ。これを活用すれば、スマホをワイヤレスで接続できる。実用性とリーズナブルさのバランスが、とにもかくにも絶妙なのだ。

『DSP-680AMP』の特長解説は以上だ。次回も注目機をピックアップして紹介する。お楽しみに。

《text:太田祥三》

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