9月3日、広島県北広島町「ユートピアサイオト」にて開催された、日本最大級のカーオーディオイベント『ACG2017』の第3戦となる『in 中四国』リポートの、後編をお贈りする。今回も引き続き、登録店からエントリーした注目車両をご紹介していく。
以下の6台について、カスタムコンセプト、サウンドコンセプト等々を、じっくりと解説していく。
トヨタ・86(オーナー/加瀬匡章さん)by サウンドウェーブ







有名車、トヨタ・86のオーナー加瀬さんは、“全戦参加”を果たすべく、この日も会場に参上! ちなみに加瀬さんが“全戦参加”しようとしているその心は、「なかなか会えない“ACG仲間”と会うこと」である。情報交換をしたり、親睦を深め合ったりすることを楽しみに、全国を転戦しているというわけなのだ。なお、86のシステムはこの夏にマイナーチェンジされていて、新たに“ハイレゾ対応”となっていた。それ以外のシステム & カスタムは、これまでと同様だ。メインユニットとしてカロッツェリアのサイバーナビを使用し、プロセッサーがアルパイン、パワーアンプがロックフォード、そしてスピーカー群もロックフォードで統一されている。目指すは、「パンチの効いた良い音」♪
スズキ・アルトワークス(オーナー/渡辺惠一さん)by カーファイ







こちらも名物エントラントである渡辺さん。渡辺さんは今年も“全戦参加”を目指しているとのことなのだが、達成されれば、3年連続での偉業となる。ちなみに初参戦は2007年のファイナル。今年で11年目を数えているというわけだ。搭載システムは以下のとおり。メインユニットがカロッツェリアのDEH-P01、以下のユニットはすべてロックフォード・フォズゲートで統一し、パワーアンプにはパワーシリーズの精鋭を計6台使用している。フロントスピーカーにはパンチプロの10インチと、同ブレッドツイーターを計4発採用し、ラゲッジにも同様のスピーカーを2発ずつセットしている。“大音良”を楽しめるように電源強化も抜かりナシ。ラゲッジ後方にサブバッテリーを大量搭載。
BMW・320iツーリング(オーナー/山本和佳さん)by カーオーディオプロショップ エモーション






カーオーディオ歴は約10年になるという山本さん。このクルマには3年ほど前からシステムを組み始め、現在の形が完成されたのは今年の7月。メインユニット+フロント3ウェイからスタートし、その後外部パワーアンプを導入し、そうしてこの7月に、2回目となるシステムアップが行われサブウーファーが追加された、とのことだ。システムレイアウトは以下のとおり。メインユニットがカロッツェリアのDEH-P01、パワーアンプがロックフォード・フォズゲート、フロントスピーカーがMBクォート、サブウーファーがJLオーディオという布陣となっている。普段はJ-POPやジャズを中心に聴いていて、聴きやすく心地良い音を目指し、特にボーカルの再現性にこだわっている、とのことだった。
トヨタ・ハイエース(オーナー/渡辺弘樹さん)by シティロード福山






大迫力の外向きシステムを搭載しているハイエースで参加した渡辺さん。外向きの魅力は、「海や山に行って思いきり鳴り響かせて、ストレス発散ができること」とのことだ。さらには、室内のシステムにもこだわりを注入させてあり、こちらでは、「メリハリのある音、聴き疲れのしない音」が目指されている。搭載システムは以下のとおり。メインユニットがダイヤトーン サウンドナビ、パワーアンプがモスコニ、そしてフロントスピーカーにはモレルが採用されている。外向きシステムのスピーカー群は、JBLとEVだ。ちなみに、外向きサウンドのクオリティアップのために、天井およびフロアに至るまで徹底的な防振作業が実施され、ボディ剛性が高められている。
トヨタ・ハリアー(オーナー/山室尚之さん)by トゥルース







このハリアーが自身にとっての2台目のオーディオカーだという山室さん。現状の形に完成したのは2年前なのだが、今回、2台あるうちの1台のパワーアンプを更新。フロントスピーカー用のユニットを、JLオーディオのフラッグシップモデルへと換装し、サウンドのグレードアップが図られた。それ以外のシステム構成は以下のとおりだ。メインユニットがダイヤトーン サウンドナビ、もう1台のパワーアンプがアルパイン。そしてフロントスピーカーがフラックス、サブウーファーがJLオーディオ、という布陣となっていた。普段はJ-POPからクラシックまで幅広く聴いているとのことで、「何を聴いても楽しめる」をモットーに、サウンドチューニングが施されている。
マツダ・アテンザ スポーツワゴン(オーナー/織田琢也さん)by ワープス






織田さんは、アテンザ スポーツワゴンで参加した。なおこのクルマのシステムは、5年前に一旦完成させてあったのだが、去年の春、家族が増えたことをきっかけに、ラゲッジのカスタムがフラット仕様に作り替えられた。しかしながら当初の、「白と黒を基調とした落ち着きあるデザイン」というコンセプトはキープされている。搭載ユニットの顔ぶれは以下のとおりだ。メインユニットがカロッツェリアのDEH-P01、パワーアンプがロックフォード・フォズゲート、そしてフロントスピーカーとサブウーファーにはポークオーディオが採用されている。中心的に聴いているのは洋楽なのだが、「どんな音楽でも心地良く聴ける」ことを目指している、とのことだった。