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[サウンドユニット・選択のキモ]第4章「サブウーファー編」「ボックスサブウーファー」で本格サウンドを手軽に満喫!

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「ボックスサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WX1010A)。全 3 枚写真をすべて見る

カーオーディオシステムのアップグレードを図ろうと思ったときには、必要機材のそれぞれにどの製品を選ぶべきかが悩みどころとなってくる。当連載では、その指標となる情報を公開している。現在は、「サブウーファー」セレクトのポイントを説明している。

◆「ボックスサブウーファー」は導入のハードルが少々上がる、しかし…

ところで、サブウーファーにはタイプ違いが3つある。「小型・薄型のパワードサブウーファー」、「ボックスサブウーファー」、「単体サブウーファー」、これらだ。で、前回の記事では小型・薄型のパワードサブウーファーの選択法を説明したが、それに続いて当回では、ボックスサブウーファーのチョイスのキモを提示していく。

なおボックスサブウーファーとは、サブウーファーユニットとある程度大きなボックスとが一体化しているもののことを指す。なので小型・薄型のパワードサブウーファーのように、シート下には収まらない。ゆえにその点では、導入のハードルは低くない。主にはトランクルームに搭載することとなるので、トランクの積載性をいくらかは犠牲にせざるを得ない。

◆振動板のストローク量が増えるので、パワフルで豊かな低音を鳴らせる!

しかし小型・薄型のパワードサブウーファーと比較して、音的にはアドバンテージを発揮する。ボックスが大型化する分、サブウーファーユニットの振動板が大きくストロークできるので、空気を十分に震わせられるようになるからだ。結果、体の芯に響くパワフルな重低音を楽しめて、濃厚で豊かな超低音を満喫できる。

また、信頼性が高いこともメリットだ。単体サブウーファーを使う場合にはボックスはワンオフされることとなるのだが、可能性論でいうと製作に失敗することも有り得る。しかしボックスサブウーファーでは、サブウーファーユニットを設計したメーカーがその性能を引き出せるボックスを用意してくれるわけなので、そのボックスがユニットに合わないはずはない。

それでいて導入のハードルはそれほど高くない。ボックスをワンオフする必要がないので、その点ではかかるコストを抑制できる。

◆ボックスサブウーファーには2タイプある。手軽さを取るか面白さを優先させるか…

ところでボックスサブウーファーにもタイプ違いが2つある。1つはパワーアンプも一体化した「パワードタイプ」で、もう1つはパワーアンプを一体化していない「アンプレスタイプ」だ。それぞれの利点と不利点は、以下のとおりだ。

まずパワードタイプは、手軽さが利点だ。これを使う場合には、設置して配線作業を完了すれば音を鳴らせる。対してアンプレスタイプは、パワーアンプを自前で用意する必要があるので、選ぶアンプによってはコストが多くかかってしまう。

しかし、どんなパワーアンプを組み合わせるかで鳴り方も変わるので、そこも楽しみどころとなる。なお市販「外部パワーアンプ」の中にはリーズナブルかつ優秀なパワーアンプもあるので、そういった機種を選べばコストの上がり幅を抑制可能だ。

逆にハイグレードなモデルを組み合わせることで、よりパワフルに鳴らせたり質良くサウンドを奏でられたりもする。鳴り方にこだわりたいと思ったら、アンプレスタイプを選択しよう。

今回は以上だ。次回は単体サブウーファーの選択法を解説する。乞うご期待。

《text:太田祥三》

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