【トヨタ ヤリス 400km試乗】なぜGRスポーツがない? ヤリスに感じた「もう一つの可能性」 (19/21)

自動車試乗記

ロードテスト車にはオプションの185/55R16が装備されていたが、Zグレードに標準の185/60R15のほうがバネ下が軽いぶん乗り味が良かったかもしれない。
ロードテスト車にはオプションの185/55R16が装備されていたが、Zグレードに標準の185/60R15のほうがバネ下が軽いぶん乗り味が良かったかもしれない。《写真撮影 井元康一郎》
  • ヤリス「1.5 Z」のフロントビュー
  • ヤリス「1.5 Z」のリアビュー
  • ヤリス「1.5 Z」のフェイス
  • ヤリス「1.5 Z」のテールエンド
  • ヤリス「1.5 Z」のサイドビュー。ドライバーのヒップポイントがホイールベース中央付近に置かれていることがわかる。
  • ドア全開の図。全長3.94mというショートボディに居住区と荷室を高密度にパッケージングされていることもあって開口面積が小さく、乗降性は前後席とも正直言って悪い。
  • 前席。機能をシンプルにまとめたことによる使い勝手の良さは美点。半面、収納スペースは不足。あくまで街乗り主体の商品企画だ。
  • 前席を助手席側から。ダッシュボードはオーバル感の強い造形。低コストなハードプラスチックだが、安く見せないのはさすがだ。
  • この車両価格でコネクトサービス付きのディスプレイオーディオが標準装備というのは素晴らしい。カーナビを買わずともスマホのリンケージで代用できる。
  • 助手席にはシートに置いたものが転がり落ちにくいよう格納式の衝立が実装されている。旧型ヴィッツから受け継いだ装備。
  • ドアトリム。全体的にスキなく丁寧にデザインされているという印象だった。
  • 後席は長時間乗せられるのは勘弁という狭さ。同クラスでこれより狭いのは電気自動車の「Honda e」くらいだろう。
  • 後席はドア開放角が小さく、ボディ剛性優先のためかルーフの鴨居も低いため、身長が170㎝より高い人はしっかり身をかがめないと頭をぶつける。
  • 前席のシートポジションを適正に合わせると後席のレッグルームの余裕はほとんどなくなる。
  • 荷室は外見から受ける印象とは裏腹にそこそこ使える。ここは軽自動車との差別化ポイントのひとつだ。
  • 荷室のフロア長は63cm。このうち3cmくらい後席に回せばもう少し使える室内スペースになったかもしれない。
  • エンジンルーム。搭載エンジンを3気筒に絞ることでサスペンションのストラットのトップを内側に寄せ、ロール時のフリクションを減らしたという。
  • リアコンビネーションランプの外側には空気の整流効果を狙ったフィレットが。
  • ロードテスト車にはオプションの185/55R16が装備されていたが、Zグレードに標準の185/60R15のほうがバネ下が軽いぶん乗り味が良かったかもしれない。
  • ヤリス「1.5 Z」
  • ヤリス「1.5 Z」