【マツダ CX-3 3200km試乗】1.5リットルを前時代の遺物にした新ディーゼル[後編] (5/32)

自動車試乗記

熊本北部の平地で燃費アタック中。30分経過時点で燃費計値は43.8km/リットル。新ディーゼルの効率向上ぶりには目を見張った。
熊本北部の平地で燃費アタック中。30分経過時点で燃費計値は43.8km/リットル。新ディーゼルの効率向上ぶりには目を見張った。《撮影 井元康一郎》
  • 余部灯台へのアプローチ。道案内が出ていたくらいだから簡単に行けるのかと思いきや、落石、路肩崩壊だらけのすごい道だった。最低地上高は『デミオ』よりわずかに高いだけだが、こういう道では生きる。
  • マツダ『CX-3』Lパッケージ、FWD、6MT。
  • マツダ『CX-3』Lパッケージ、FWD、6MT。
  • 横浜を出発後、京都北方、亀岡にて初回給油。23.2km/リットル。その後、エンジン特性を把握するにつれて燃費はどんどん上がっていった。
  • 熊本北部の平地で燃費アタック中。30分経過時点で燃費計値は43.8km/リットル。新ディーゼルの効率向上ぶりには目を見張った。
  • 山口県にて記念撮影。
  • 北九州から山陰経由で茅ヶ崎までの1132km区間を走行するのに要した軽油量はすりきり満タン計測で40.64リットル。1タンクで軽く1000kmを超える航続性能と実燃費の良さは魅力だ。
  • マツダのエンジン開発のキーマンとして知られる人見光夫・常務執行役員。内燃機関のポテンシャルはまだまだこんなものではないと語っていた。
  • CX-3の細部の造形へのこだわりは魂動デザインモデルのなかでも『ロードスター』と一、二を争うだろう。
  • かつて鉄橋がかかっていた兵庫北部の余部にて。今はコンクリート橋になっている。
  • マツダ『CX-3』Lパッケージ、FWD、6MT。
  • 余部灯台へのアプローチ。18年5月の改良で荒れ道での乗り心地は大いに改善された。
  • CX-3のコクピット。SUVな広さはないが、スペシャリティカー的な雰囲気はある。そういうファッション重視のミニSUVは欧州では流行っており、CX-3にとっても最大市場は欧州だ。
  • 助手席も電動調整式で、調整幅も大きい。
  • 内装もデザインは凝っている。ダッシュボードはデミオとほとんど共通だが、元がいいのでスペシャリティカーとしても十分通用する感があった。
  • シフトレバーまわり。
  • 後席は狭く、長時間乗車向きではないが、狭いながらも前後席を段差配置にしたりウインドウを前後に延ばしたりといった"人間のための居住空間"作りがなされている。
  • 後席は狭いながらも閉所感はあまり感じない。頭の横まできっちりウインドウ開口部が延ばされているからだ。後ドア上端のラインも高く、高齢者を乗せるにはデミオよりずっと適している。
  • 左右2本出しマフラー。
  • 排気管のテールパイプ。長距離走行後に内部を指でごしごしこすってみたが、汚れはほとんど付かなかった。
  • マツダのディーゼル「SKYACTIV-D」のエンブレム。
  • 入念に作り込まれている内外装のなかで唯一、ちょっと残念なポイントだったのは計器類で、デザイン、質感ともに見るべきポイントがなかった。デミオとの差別化のためにももうちょっと頑張ってほしかったところ。
  • エアコン吹き出し口。赤の差し色はお洒落だった。
  • ダッシュボードその他の造形はデミオとほぼ共通。
  • カーゴルームは狭い。荷室底部のボードを外せば少し広げることができる。