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「音楽が聴ければ良い」のならコレ!? システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 02「メインユニット編」その16

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愛車のオーディオシステムのグレードアップに興味を抱く方々に向けて、カーオーディオ機器の選び方のキモを解説している当連載。現在はシステムの核となる「メインユニット」のトレンドを分析している。今回からはモニターを備えないタイプの機器について検証していく。

さて、これまで紹介してきたとおり、「メインユニット」の中でもっともスタンダードなのは「AV一体型ナビ」だ。しかし「ナビは要らない」というドライバーも一定数いて、そうであると「AV一体型ナビ」からナビ機能と地デジチューナーが省かれた「ディスプレイオーディオ」が候補の筆頭として浮上する。

で、「メインユニット」にはもう1タイプある。それが今回からスポットを当てる、ナビもモニターも持たない“1DIN”もしくは“2DIN”の通常の「メインユニット」だ。

ちなみに「メインユニット」といえばかつてはこのタイプが主流だったが、それも今や遙か昔の話となった。2000年頃以降、「AV一体型ナビ」が徐々に支持率を上げていくにつれて通常の「メインユニット」は次第にマイナーな存在となっていく。しかし、完全にすたれたわけではない。今でも存在し続けていて、機種バリエーションは意外にも案外豊富だ。

すたれていないのは、これならではのメリットが備わっているからだ。それはズバリ、「リーズナブルであること」だ。多くがオープン価格だが、実勢価格で3万円を超えるモデルは少なく1万円を切るモデルもある。「音楽が聴ければ良い」というのなら、やはり今でもファーストチョイスは通常の「メインユニット」だ。

では、チョイスのポイントを説明していこう。最初の分かれ道となるのは、“1DIN機”か“2DIN機”かだ。なお愛車のセンタークラスターパネルの空きスペースが“1DIN”分しかない場合には、当然ながら選択肢は“1DIN機”に絞られる。しかし“2DIN”スペースが空いているのならどちらが良いのかというと…。

そのスペースをメカで埋め尽くしたいと考えるのなら、向いているのは“2DIN機”だ。逆に、メカは凝縮されていた方が良いと思うのならば“1DIN機”がおすすめだ。そして“1DIN機”なら余ったスペースを小物入れスペースとしても活用できる。利便性を取るなら“1DIN機”が利を放つ。

なお、機種バリエーションが多いのは“1DIN機”だ。機能や見た目的に自分好みのモデルを選りすぐりたいと思ったら、“1DIN機”に目を向けよう。

一方、使いやすさにこだわる場合には、“2DIN機”はあなどれない。フェイス面積が広い分、ロータリーボリュームスイッチや表示部等が大きくなるからだ。

今回は以上だ。次回以降はどのようなモデルがあるのかを具体的に紹介していく。お楽しみに。

《text:太田祥三》

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