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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA RAV4(オーナー・山中智直さん) by AUDIO.VISUAL.SECURITY FIST 前編

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA RAV4(オーナー・山中智直さん) by AUDIO.VISUAL.SECURITY FIST 前編全 10 枚写真をすべて見る

キャンプや車中泊などのレジャー目的で手に入れたRAV4に高品質なオーディオシステムを組み込んだ山中さん。ブラムのユニットで統一したシステムを北海道のAUDIO.VISUAL.SECURITY FISTでインストール。デザイン性も実用性も兼ね備えた仕様を完成させた。

ラゲッジはオーディオをフラットに組み
荷室をフルに使い切れる仕様とした

アウトドアレジャーへの足として、オーディオカーとの両立を狙ったRAV4。お気に入りのユニットを使い満足の音質へと仕上がった。

アウトドアレジャーへの足として、オーディオカーとの両立を狙ったRAV4。お気に入りのユニットを使い満足の音質へと仕上がった。

ラゲッジにはフラットに組まれたオーディオボードが広がる。サブウーファーと小型パワーアンプを絶妙にレイアウトした。

ラゲッジにはフラットに組まれたオーディオボードが広がる。サブウーファーと小型パワーアンプを絶妙にレイアウトした。

右サイドにサブウーファー、左サイドにパワーアンプと少数精鋭のユニットで見せるラゲッジを作り上げた。

右サイドにサブウーファー、左サイドにパワーアンプと少数精鋭のユニットで見せるラゲッジを作り上げた。

アウトドア好きのオーナーが、オーディオカーとレジャー仕様を融合させたのがこのRAV4だ。ブラムのユニットを中心に組まれた高品質なオーディオ群は、“ジャンルに偏ること無くすべての曲を美しい音で再生する”というオーナーが望んだサウンドを引き出した。

インストール面で見どころとなったのはラゲッジ。キャンプに出かけることも多いオーナーは、荷室をスポイルすることは避けたかった。そこでカバーするとすべてのユニットが隠れるスタイルでインストールを実施。キャンプギアをラゲッジ満載してアウトドアに出かけるにも絶好のスタイルとなった。

インストールされているのはブラムのサブウーファーとそのサブウーファーをドライブするパワーアンプ。ロゴを加えたデザイン処理の投入や周辺パネルの造形にもこだわり、保護パネルを開けたときのレイアウトの美しさも際立つ。レイアウトは右サイドにサブウーファー、左サイドに小型パワーアンプをビルトインするシンプルなスタイル。限られたユニット数ながら、バランス良いレイアウトで各オーディオユニットの存在感を感じさせるのも見どころだろう。

ラゲッジにはサブウーファーと
小型パワーアンプをインストール

サブウーファーをドライブするパワーアンプにはブラムのRA301Dをチョイス。小型ながら十分なパワーで低音を響かせる。

サブウーファーをドライブするパワーアンプにはブラムのRA301Dをチョイス。小型ながら十分なパワーで低音を響かせる。

サブウーファーにはブラム・リラックスシリーズのR10DBをチョイス。フロアにフラットにインストールされる。

サブウーファーにはブラム・リラックスシリーズのR10DBをチョイス。フロアにフラットにインストールされる。

カバーの裏面を見るとサブウーファーの音抜けを考慮した処理が施されていることがわかる。

カバーの裏面を見るとサブウーファーの音抜けを考慮した処理が施されていることがわかる。

ラゲッジにインストールされているユニットはサブウーファーとパワーアンプなのは先にも紹介した通り。いずれもブラム・ブランドで統一している。右サイドにインストールされるサブウーファーはブラムR10DB。フロントスピーカーにブラムを採用していることからスピーカー群の統一を図ってサブウーファーにもブラムを採用。低音の質を高め、帯域バランスを整えている。

サブウーファー部分の保護パネル裏面には音抜けを考慮した加工が施されるのも見どころ。保護パネルを装備した状態でも豊かな低音が楽しめる設計になっているのも、荷物を積み込んで出かけることを前提にしたこのクルマならではの仕様。

そんなサブウーファーをドライブしているのが同じくブラムのパワーアンプ・RA301Dだ。小型ボディながら2Ω接続で300Wのハイパワーを稼ぎ出すモデルだ。サブウーファーを余裕でドライブするには絶好のパワーアンプとなった。ラゲッジをスポイルしたくないというオーナーの思いにも思いにもフィットしたコンパクトボディで、取り付け場所を選ばないのも同モデルの魅力だ。

フロアのデザインにもこだわり満載
スリットやアールを使ったデザインを注入

広いスペースに変化を付けているのがボードのデザイン処理。スリット形状や逆アールを使った角の処理など変化に富んでいる。

広いスペースに変化を付けているのがボードのデザイン処理。スリット形状や逆アールを使った角の処理など変化に富んでいる。

ボードの奥側には小物入れスペースを設ける。将来的にはアンプやDSの追加を見据えたスペースでもある。

ボードの奥側には小物入れスペースを設ける。将来的にはアンプやDSの追加を見据えたスペースでもある。

保護パネルを掛ければオーディオを意識すること無く荷物を積み込めるラゲッジができ上がる。これもオーナー望み通り。

保護パネルを掛ければオーディオを意識すること無く荷物を積み込めるラゲッジができ上がる。これもオーナー望み通り。

ラゲッジにフラットに組まれたオーディオボードを見ると前方に小物入れが設置されている。現在はクルマに関わる小物を収納するスペースに使っているが、将来的にはパワーアンプの追加やDSPの装備に使える拡張スペースとして用意されているものなのだ。このように最初のインストールで完全に作り込みを完成させず、将来的な発展性を見据えた余裕を持たせたインストールを施すのもこのクルマの特徴。単にスペースを空けておくのでは無く、実用的な装備を備えることでムダを無くしているのもインストーラーのこだわりと言えるだろう。

オーディオボードの各部を見ると手の込んだデザイン処理が見られる。ボードの両サイドにはスリット状に切れ込んだラインを入れるのもそのひとつ。ボード全体が間延びすること無く、凝縮感を持ったスタイルに仕上がっているのが見て取れる。またアンプラックの周辺にはアールを付けた凹面処理を施すなど、その場所場所に合わせた端面処理を加えパネル面が単調になることを避けている。

もちろんカバーを被せることで完全にフラットな荷室ができ上がる。普段使いするにも遠慮せず荷物を積み込める仕様なのは写真を見ればわかるだろう。

次回の後編では音に徹底してこだわったフロントステージを見ていくこととしよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《text:土田康弘》

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