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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! Mercedes Benz A170(オーナー・白川喜代志さん) by ZEPT 後編

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! Mercedes Benz A170(オーナー・白川喜代志さん) by ZEPT 後編全 9 枚写真をすべて見る

北海道のZEPTで音調整をオーダーし、その完成度の高さからシステムアップをスタートさせたオーナーの白川さん。愛車のメルセデス・ベンツA170にブラックスのスピーカー群を投入してアンプも含めてフルブラックス化。今まで以上の高音質化を狙った。

システム変更によるフルブラックス化で
さらなる高音質を狙いリメイクを開始

AピラーにインストールするのはブラックスのマトリックスシリーズのML-1。ピラー下部を使った加工が施されている。

AピラーにインストールするのはブラックスのマトリックスシリーズのML-1。ピラー下部を使った加工が施されている。

ブラックスのグリルを使った取り付けで落ち着いたデザインながらツイーターの存在感も十分。

ブラックスのグリルを使った取り付けで落ち着いたデザインながらツイーターの存在感も十分。

Aピラーには純正ラインとの融合を図ったプレスラインを設けるなど、カスタム部分と純正内装のマッチングも考慮した。

Aピラーには純正ラインとの融合を図ったプレスラインを設けるなど、カスタム部分と純正内装のマッチングも考慮した。

すでにレベルの高いシステムが組まれていた愛車のA170をZEPTに持ち込んで、音の調整を依頼したオーナーの白川さん。ユニットなどのグレードアップをすることなく、調整だけで音が大きくレベルアップしたのを感じたオーナーは、さらに上の音の世界を目指すためにスピーカーのグレードアップを実施することにした。選んだのはブラックスのスピーカー群。もともとブラックスは好きなブランドでありパワーアンプには以前から同ブランドを使っていた。前編でお伝えしたとおりラゲッジにはブラックスの2台のアンプがインストールされている。

そこで、スピーカー群もお気に入りのブラックスで統一することを狙ったのが今回のリメイク。サブウーファーには前編でお伝えしたとおりML-10をラゲッジフロアにインストール。もちろんフロントスピーカーにもブラックスのユニット群をチョイスした。

ツイーターにはマトリックスのML-1を選んだ。取り付けにもこだわり、Aピラーを加工してビルトインしている。デザイン面ではピラーの純正プレスラインをうまく用いつつ、ツイーターに合わせたラインを新たにデザインし、純正内装にフィットさせる作り込みが見どころ。あくまでも純正風を狙ってきたオーナーなので、今回思い切って実施したピラー加工も純正内装との融合がテーマになった。

ドアスピーカーはインナー取り付けとして
シンプル&純正スタイルを守るのもオーナー流

シンプルなコクピットながら、Aピラーへのツイーターのビルトイン取り付けがアイキャッチになっている。

シンプルなコクピットながら、Aピラーへのツイーターのビルトイン取り付けがアイキャッチになっている。

ドアは純正内張りを使ったインナー取り付け。純正デザインをくず会いたくなったオーナー満足の取り付けとなった。

ドアは純正内張りを使ったインナー取り付け。純正デザインをくず会いたくなったオーナー満足の取り付けとなった。

ミッドバスにはブラックスのマトリックスML-6Pをチョイス。ハイエンドなスピーカーを使った高音質化が狙いだ。

ミッドバスにはブラックスのマトリックスML-6Pをチョイス。ハイエンドなスピーカーを使った高音質化が狙いだ。

フロントスピーカーはブラックスの2ウェイを選択。ミッドバスにはマトリックスのML-6Pをチョイス。取り付けはAピラーへのツイーター取り付けとは一転して純正内張りをそのまま使ったインナー取り付けとしている。先にも紹介した通り、あくまでも“純正風”の車内デザインを望んでいるオーナーなので、ドアの加工は最小限に抑えたかった。そのためインナーバッフルとしたのだ。普段使いする上でも使い勝手が良く、なおかつドアのデザインはまったくの純正なのもオーナーの望み通りとなった。

コクピットまわりを見るとシンプルな作り込みであることがわかる。しかしオーナーは「フロント2ウェイをブラックスに変更するにあたって、今回はAピラーの加工で変化を付けてもらいました」と、インストールには控えめながらオーディオカーらしいデザインを込めることも願っていた。ストック形状のドアとのコントラストもバランスが良く、スタイリッシュさを求めるオーナーも満足する。

サウンド面ではフルブラックスにしたことによる高音質化を体感しているという。オーナーが望んでいた「ハイエンドな音」はこうして完成した。オールディーズから昭和歌謡までを幅広く聴くオーナーの耳にぴったりフィットする魅惑のサウンドが完成した。

ヘッドユニットをグローブボックスに設置
操作性や視認性を高める取り付けスタイル

ヘッドユニットであるカロッツェリアXのRS-D7XIIIはグローブボックスにパネルを介して取り付ける独自のスタイル。

ヘッドユニットであるカロッツェリアXのRS-D7XIIIはグローブボックスにパネルを介して取り付ける独自のスタイル。

純正ナビなどを移設&加工すること無くハイエンドなオーディオシステムを共存させているのもこのクルマの特徴。

純正ナビなどを移設&加工すること無くハイエンドなオーディオシステムを共存させているのもこのクルマの特徴。

プロセッサーやオーディオプレイヤーなどのシステムにはカロッツェリアXを用いているこのクルマ。ヘッドユニットであるRS-D7XIIIは純正ナビなどの機能を一切スポイルすること無く取り付けられている。設置場所は写真で見るとわかるとおりグローブボックス部分。パネルを新設してユニットをビルトイン取り付けするシンプルな作りだ。操作性も良くインテリアのイメージも大きく崩すことない手法でオーナーの狙いにも合致するスタイルだった。

愛車を高音質にするため好きなユニット群を使ってインストールを実践した今回のリメイク。既存のユニットと新たに導入したブラックスのスピーカー群が相乗効果を生み出し、高音質化を実現している。大げさなカスタム処理は極力抑えつつ、見せるデザイン処理は随所に施すという抑制の効いた大人のインストールを実施。確かなポリシーを持ってクルマ作りをし、オーナーもお気に入りのサウンド&デザインに仕上がった。ベテランオーナーらしくこれからもマイペースでオーディオを楽しんでいくという。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《text:土田康弘》

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