目指すは極限。“最高峰”を追求したFOCAL Utopia Be ULTIMA搭載デモカー ~サウンドステーション クァンタム~ | Push on! Mycar-life

目指すは極限。“最高峰”を追求したFOCAL Utopia Be ULTIMA搭載デモカー ~サウンドステーション クァンタム~

カーオーディオ特集記事
目指すは極限。“最高峰”を追求したFOCAL Utopia Be ULTIMA搭載デモカー ~サウンドステーション クァンタム~
目指すは極限。“最高峰”を追求したFOCAL Utopia Be ULTIMA搭載デモカー ~サウンドステーション クァンタム~全 16 枚拡大写真

フォーカルのスピーカーの試聴が可能なデモカーを紹介しているこのコーナー。今回はサウンドステーション クァンタムが運営するフォーカル プラグ&プレイ守谷(茨城県守谷市)のデモカーを紹介。超ハイエンドと手軽なシステムの2台をご覧いただこう。

最高峰のユニットを組み合わせて
生み出されるハイエンドな音を体験

超ハイエンドなデモカーとして用意されるのはメルセデスAMG CLA45だ。スピーカーにチョイスするのはフォーカルの超ハイエンドモデルであるUtopia Be ULTIMA(ユートピア ビー ウルティマ)。ユートピアMのスコーカーを加えたフロント3ウェイを完成させている。ドライブするパワーアンプはブラックスのMX4pro、さらにDSPにはブラックスDSPを採用するなど、いずれも各ジャンルの最高峰のユニットを組み合わせたシステムデザインとした。

同店ではこれまでユニットにこだわってデモカーを作ってこなかったという経緯がある。従来デモカーを製作する時点でユニットの選択はある程度用意されているケースが多かったとか。しかし今回のデモカーを作るにあたって、代表の土屋さん自身がこれまでの経験を踏まえて各ユニットをセレクト。“史上最高峰のユニットを組み合わせることで生まれる音”を追求したのが製作の経緯だった。

これまでに培ってきたインストール技術や伝送系、電源関連などに徹底しノウハウを注入。何よりも土屋さんが音を聴いて分析する能力をレベルアップしてきたことの集大成として、このクルマは作られている。だからこそ、数多くの高音質なクルマを聴き込んできたハイエンドユーザーが聴いて「こんな世界があるんだ」と思えるような音世界を表現したという。誰もがわかる高音質では無く、あえて“わかる人にわかる音”を狙った超ハイエンドとした。

実際に試聴してみると、その意味が理解出来る。いたってナチュラルで自然なサウンドが流れ、すっと身体に染みこんでくる。一音一音が生々しく実在感の高さは素晴らしくサウンドが生み出すリアリティは群を抜いている。しかも、しっとりとしたまろやかな音は、きめ細かく滑らかで美しい女性の肌を感じさせるほど。SN感の良さは言わずもがなだ。空間表現の確かさや芯のあるサウンドなど、すべてのポイントで最上級のサウンドが完成していることを感じさせる。このデモカーを試聴できるユーザーは限られている。その体験ができる栄誉をかみしめて聴き込んで欲しい一台だ。

車種専用モデルを使っているとは思えない
すべてに渡って高品質を極めた音世界を表現

もう一台のデモカーはAMGとは対極をなすライトなシステムが組まれたBMW M5だ。スピーカーとして選んだのはフォーカルのBMW専用スピーカーであるBMW30KJ。純正位置に2ウェイをインストールした、まさにプラグ&プレイスタイルの取り付けだ。シート下の純正位置にはミッドバスとして同じくフォーカルのIFBMW-SUB.V2をインストールする。ミッドバスはヘリックスのP TWOでドライブ、DSPアンプには同じくヘリックスのP-SIX DSPをシステムしている。

このデモカーのテーマになったのはズバリ、手軽なユニットを使って完成度の高い音の再現を示すことだった。ベース車に選んだM5は車体剛性の高さを備えるスポーツモデルだけに、アコースティックチューニングはほぼ施していない。ダッシュや天井などにカーボンを用いるなど反射も極小なので環境としても最良。そんなベース車とプラグ&プレイの商品群を使って徹底して高音質を磨き上げた。

手の込んだ取り付けや超ハイエンドなユニットを用いていないこのクルマ、高音質化するためにできることは限られている。しかし、土屋さんはこれまでの経験値から必要な点はきっちり押さえることで最短距離で目標へとつなげる音を作り上げている。例えばこれだけはやっておくべき点は譲らない。ケーブルチョイスのボーダーラインも独自で設定しているという。

そしてもうひとつのキーワードが音調整を施す土屋さん自身の進化だという。特に音を分析する力が過去と比べて大きくレベルアップしているという。音の形や色、温度感、空気感を“見て”“感じて”調整しているのだ。レコーディングした場所の空気感をイメージして、それを車内で再現するためには何をすれば良いのかを追求する。細かな調整のテクニックを駆使するのでは無く、本来あるべき音を意識して調整するのが土屋流。こうすることでステージや帯域バランスがきっちり整った音が現出したのだ。

試聴してみるとその音の完成度の高さに驚く。車種専用スピーカーを純正位置にポン付けした音とはとても思えないレベルなのだ。まずはステージング&イメージングの正確さが印象的だ。ボーカルの口の大きさやステージがリアル。ゴスペラーズを聴いてみるとコーラスの位置関係がピタリと水平で、立ち位置のフォーメーションまでがドンピシャに決まっている。リアリティを感じさせる音、そして自然でみずみずしさを失わないサウンドが味わえる。このデモカーは誰でも聴くことができるので、エントリーユーザーのみならずベテランも聴いてみると目から鱗の経験ができるだろう。

プロショップのデモカーを聴いて
オーディオの奥深さと楽しさを知る

今回はフォーカル プラグ&プレイ守谷に用意される超ハイエンドとエントリーの2台のデモカーを紹介した。オーディオはインストールし調整するインストーラーによってその音を大きく変える。その傾向を知るにはプロショップの作ったデモカーを聴くのが一番だろう。そういう意味ではこの2台は現時点のフォーカル プラグ&プレイ守谷の音作りを全身で感じられるデモカーとなっているので是非試聴をオススメする。

オーディオ関連の費用としては10倍もの開きがある2台のデモカー、使っているオーディオユニットもグレードもまったく異なるが、ショップが目指す音は一貫している。積極的にプロショップのデモカーを試聴して、自分の経験値をアップさせて、カーオーディオライフをもっと充実したものにしよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

この記事の写真

/

特集