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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! NISSAN DAYS(オーナー・竹村政志さん) by サウンドステーション ウイニング 後編

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! NISSAN DAYS(オーナー・竹村政志さん) by サウンドステーション ウイニング 後編全 11 枚写真をすべて見る

前編のラゲッジに引き続き、リアシートを撤去して作り付けたオーディオボードやフロント3ウェイなど、キャビン内も見どころ満載の竹村さんのデイズ。滋賀県のサウンドステーション ウイニングの手によるカスタムインストールが抜群な仕上がりを見せる。

セカンドシートを完全撤去して
デザイン性豊かなオーディオボードを設置

長年カーオーディオを楽しむベテランの竹村さん。デイズには高音質ユニットを注ぎ込み、サウンドとデザインを両立させた。

長年カーオーディオを楽しむベテランの竹村さん。デイズには高音質ユニットを注ぎ込み、サウンドとデザインを両立させた。

リアシートのスペースを丸ごと使ったアンプラック&ウーファーボックス。ブラックとレッドのコントラストが鮮烈だ。

リアシートのスペースを丸ごと使ったアンプラック&ウーファーボックス。ブラックとレッドのコントラストが鮮烈だ。

ウーファーにはモレルのウルティモTi SC104をチョイス。レッドのバッフル面にカーボンコーンが存在感満点。

ウーファーにはモレルのウルティモTi SC104をチョイス。レッドのバッフル面にカーボンコーンが存在感満点。

座面部分にはオーディオウェーブのパワーアンプをビルトイン。2チャンネル/4チャンネルの2台を並べて設置する。

座面部分にはオーディオウェーブのパワーアンプをビルトイン。2チャンネル/4チャンネルの2台を並べて設置する。

前編でご紹介したように竹村さんのデイズはラゲッジに設置したアンプラックにはオーディオウェーブの大型パワーアンプをビルトインし、リアハッチを開けて後部から見るスタイルはインパクト十分。そして、今回ご紹介するのはキャビン側。こちらのカスタムインストールも手数も多く完成度も高いのでご覧あれ。

そのひとつがリアシートまわりを丸ごと使って作り付けられたウーファーボックスとアンプラックだ。シートバック部分にはモレルのサブウーファーであるウルティモTi SC104を2発インストール。ブラックレザーのベースに対してレッド処理されたバッフル面を持つ、鮮烈なカラーリングもこのクルマのイメージにぴったりだ。

さらにシート座面にあたる部分にはオーディオウェーブのパワーアンプがインストールされている。ここには4チャンネルモデルのアスパイアプロDSTと2チャンネルモデルのアスパイアプロの2台を並べてインストール。ラゲッジ後部と同じくシースルーのトップパネルを持つパワーアンプ群は圧巻の存在感を示している。

さらにアンプをカバーするアクリルにはルーターを使って格子状の溝が彫り込まれている。間接照明によるイルミをあてることで幾何学模様が浮かび上がる効果も独特な雰囲気だ。イルミオフ時にはアンプを見せるアレンジを、イルミオンすると派手なカスタムインストールを演出をするという2つの表情を見せるインストールが完成した。

モレルのスピーカー群を使って
ハイエンドな3ウェイシステムを構築

Aピラーにはモレルのスプリーモ ピッコロIIと同じくモレルの38thアニバーサリーリミテッドのミッドレンジをインストール。

Aピラーにはモレルのスプリーモ ピッコロIIと同じくモレルの38thアニバーサリーリミテッドのミッドレンジをインストール。

ドアの純正位置周辺を加工してモレルのスプリーモ602のミッドバスをインストール。ドアパネルの一部を張り替え処理している。

ドアの純正位置周辺を加工してモレルのスプリーモ602のミッドバスをインストール。ドアパネルの一部を張り替え処理している。

ミッドバスの周辺部分はスマートな加工が施され、モレルの純正グリルを使ってアウターバッフル化されている。

ミッドバスの周辺部分はスマートな加工が施され、モレルの純正グリルを使ってアウターバッフル化されている。

フロントスピーカーに採用されたのはモレルのハイエンドスピーカー群。ツイーター&ミッドバスには同ブランドの超ハイエンドであるスプリーモ602をチョイス、ミッドレンジには38thアニバーサリーリミテッドエディションを加えた3ウェイをシステムした。モレルを使った3ウェイシステムでは定番となっているスピーカー構成であり、サウンド面でも高い実績を誇る3ウェイだ。

取り付け面で注目したのはAピラー。ツイーターとミッドレンジをビルトインしているが、いずれもかなり大型のユニットなのでピラーは大幅に加工されている。アウトラインも大きく変更してストックのピラー形状からはかなり変更を加えてあるのがわかる。ただしインテリアとのマッチングを考えたスマートなデザインに仕上がっているのも見どころ。インテリアに合うブラックの生地を使った仕上げも上質そのものだ。

さらにドアにはスプリーモ602のミッドバスがインストールされる。デイズは純正のスピーカー位置がやや高い位置に設定されているが、この位置をキープしつつ、周辺のバッフルをワンオフするなどしてアウター化。モレル純正のグリルを使ったプロテクト処理もありスマートで実用的なドアとなっている。ドアハンド上部はレッドの生地を使って張り替え処理を施すなど、インテリアとのカラーコーディネートにも抜かりはない。モレルサウンドを徹底して引き出すための渾身のインストールが施されたコクピットまわりの処理だ。

DSPの設置や操作部などを含め
デザイン性重視の取り付けが光る

セカンドシート座面の前方ウォールにはブラックスDSPをインストール。デッドスペースを作ること無い凝縮したインストールだ。

セカンドシート座面の前方ウォールにはブラックスDSPをインストール。デッドスペースを作ること無い凝縮したインストールだ。

ダイレクターは使いやすいダッシュ脇にセット。上部に見えるのはレイヤードサウンドのスイッチ。前後別にシステムアップされる。

ダイレクターは使いやすいダッシュ脇にセット。上部に見えるのはレイヤードサウンドのスイッチ。前後別にシステムアップされる。

オーナーの竹村さんは20年前にウイニングに来店して以来のヘビーユーザー。このクルマではデザインとサウンドの両立を狙った。

オーナーの竹村さんは20年前にウイニングに来店して以来のヘビーユーザー。このクルマではデザインとサウンドの両立を狙った。

実はリアシートまわりに設置されたオーディオボードには、もうひとつのユニットがインストールされている。それがブラックスDSPだ。高性能化を続けるDSPのなかでも現時点での最高峰に位置づけられる同ユニットを導入。このDSPをオーディオボードの前面ウォールにスマートにインストールしているのだ。ここにもサブウーファー同様にレッドの人工スエードを使って周辺処理を施し、ブラックスDSPのブラックのフェイスパネルとのコントラストを見せる。

そんなDSPのコントロールを行うダイレクターはダッシュ右脇にビルトイン。手を伸ばせば操作部があるという使い勝手の良い取り付けを徹底。これによってストレス無く曲コントロールができるのもオーナーの狙い通り。レイヤードシステムも前後席用に導入しテイルのも贅沢な仕様。オーディオプレイヤーとしてはサイバーナビXシリーズをシステムしている。

キャビン後方&ラゲッジまわりの派手なインストールに対して、コクピットは落ち着いたデザインを採用。普段使いする上でも使い勝手が良く“シンプルにムダの無いスタイル”を追求したというオーナーの思いがこもったスマートなデザインとなった。ただしドアの一部にはラゲッジ同様にレッドのアクセントを持たせるなど、インテリア全体に統一感を与える工夫は忘れていない。ハイファイシステムによって超高音質を奏でるサウンド面と、見せる要素を全身に取り入れたカスタムインストールを融合させた、なんとも贅沢で遊び心満点のスペシャルなオーディオカーが完成した。

《text:土田康弘》

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