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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! MINI(オーナー・古渡 浩さん) by  SOUND WAVE 前編

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! MINI(オーナー・古渡 浩さん) by  SOUND WAVE 前編全 11 枚写真をすべて見る

普段の通勤からオーディオコンペまでをこなせるオールマイティなオーディオカーとして製作を始めた古渡さんのミニ。インテリア全面の張り替えやミニイメージを踏襲した丸みのあるデザイン処理など、茨城県のSOUND WAVEが腕を振るったカスタムが見どころだ。

オレンジのパネルを強調する
ラゲッジのシンプルインストール

オレンジのボディカラーも鮮烈なミニ。インテリアのデザインにもこのオレンジを取り入れて内外装の統一感を引き出すのもテーマ。

オレンジのボディカラーも鮮烈なミニ。インテリアのデザインにもこのオレンジを取り入れて内外装の統一感を引き出すのもテーマ。

ラゲッジ全面を使ってフラットに組まれたオ-ディオボード。サブウーファー、パワーアンプをシンプルにレイアウトした。

ラゲッジ全面を使ってフラットに組まれたオ-ディオボード。サブウーファー、パワーアンプをシンプルにレイアウトした。

デザインはミニの丸さを取り入れたのが特徴。各部は丸みを付けてデザイン。コーナーやユニット設置面なども曲面を多用する。

デザインはミニの丸さを取り入れたのが特徴。各部は丸みを付けてデザイン。コーナーやユニット設置面なども曲面を多用する。

ベースパネルのグレーのカーペットに対してオーディオインストール面にはオレンジを使ったコントラストで魅せる効果も満点。

ベースパネルのグレーのカーペットに対してオーディオインストール面にはオレンジを使ったコントラストで魅せる効果も満点。

ヘビーなシステムを組んだコンペ仕様のメインカーを持つオーナーの古渡さん。そんなベテランユーザーの通勤車としてオーディオインストールをスタートさせたのがこのミニ。当初は別システムを組んでいたが今回リメイクを実施。フロント3ウェイや内装カスタムをフルリメイク。サウンドもインストールデザインも一新して、通勤からコンペまでを楽しめる仕様へと進化させた。

インストールの統一したテーマはミニのデザインを崩さない“丸みを帯びた処理”と外装とのコーディネートを考えた“オレンジ”を各所に用いること。その代表的なポイントとなったのがラゲッジだ。ミニの限られたサイズのラゲッジフロアの全面を使ってオーディオユニットをインストール。ベースとなるパネル面はオレンジで処理され、JLオーディオのサブウーファーとパワーアンプ(サブウーファー用)をインストールするスマートながら映えるスタイル。パネル面をあえて広く見せるように各ユニットは余裕を持ってインストールされたスタイルでオシャレさを引き出している。

純正とのマッチングを考慮したカーペットを使ったベースパネルに対してオレンジの人工スエードを使ったパネル面が映える。フロア高を極力抑えることで実用的なラゲッジとしているところもポイント。実用性も兼ね備えたスマートなラゲッジが完成した。

サブウーファー&パワーアンプの設置を
ラゲッジデザインの一部として取り込む

サブウーファー用のパワーアンプとしてJLのJX1000/1Dをチョイス。取り付けパネルは周囲を曲面処理して“丸いデザイン”を強調。

サブウーファー用のパワーアンプとしてJLのJX1000/1Dをチョイス。取り付けパネルは周囲を曲面処理して“丸いデザイン”を強調。

サブウーファーにはパワーアンプと同じくJLの10W6V3-D4をチョイス。ブラックの振動板がシンプルでかえって目立つ仕様。

サブウーファーにはパワーアンプと同じくJLの10W6V3-D4をチョイス。ブラックの振動板がシンプルでかえって目立つ仕様。

ラゲッジの右サイドに設置されているパネルはこのように取り外しが可能。内部は十分なサイズの収納になっている。

ラゲッジの右サイドに設置されているパネルはこのように取り外しが可能。内部は十分なサイズの収納になっている。

ラゲッジにインストールされるユニットはサブウーファーとパワーアンプの2つのユニット。いずれもJLオーディオのユニットをチョイス。サブウーファーには10W6V3-D4をセレクト、フロアにビルトインするインストールはスマート。今回補強を加えたフロント3ウェイに対応する低域パートを担当するだけに、充実のローエンドを響かせる設計だ。ミニの丸いデザインを体現するにもサブウーファーを前面に打ち出したラゲッジデザインは好マッチング。オレンジに対してブラックの振動板もコントラストが付き効果的なデザイン処理となっている。

一方、中央やや右寄りにビルトインされているのは同じくJLオーディオのパワーアンプであるJX1000/1D。このユニットはお隣にインストールしたサブウーファーをドライブする。周囲を曲面で仕上げた穴をフロアパネルに開けて、その奥にユニットのフェイスパネルが見える構造としているのも独特。角張ったパワーアンプをそのまま見せるのでは無く、フロアデザインの一部に取り込み曲面のデザインを徹底するのがこの処理の狙いだ。

フロアの右サイドに設置されているのは小物入れ。オーディオユニットを思わせるピアノブラックで処理されたフタを持ち、内部の空間もそこそこのサイズで実用的。ラゲッジの小物類をまとめて収納しておける便利なスペースとした。デザイン的にもラゲッジ全体の統一感を出すのに役立っている。ひとつひとつの工夫が完成度を高めているのがわかるインストールとなった。

フロアには精巧なカバーも施され
ラゲッジへの荷物積載も可能にした

ラゲッジぴったりの形状に作られているカバー。裏面にはサブウーファーの音の抜けやパワーアンプの排熱を考えた処理が見える。

ラゲッジぴったりの形状に作られているカバー。裏面にはサブウーファーの音の抜けやパワーアンプの排熱を考えた処理が見える。

カバーを被せるとこの通り、ラゲッジは完全にフラットになる。カーペット仕上げなので気を使うこと無く荷物を積み込める。

カバーを被せるとこの通り、ラゲッジは完全にフラットになる。カーペット仕上げなので気を使うこと無く荷物を積み込める。

リアゲートの内側にまで張り替え処理が施される。キャビンのシーリングからつながっているラインがゲートまでつながる構造だ。

リアゲートの内側にまで張り替え処理が施される。キャビンのシーリングからつながっているラインがゲートまでつながる構造だ。

オレンジのパネル面を持ち、魅せるデザインを存分にアピールするラゲッジだが、カバーを備え実用性も兼ね備えているのも特徴。純正フロアよりもわずかに厚みのあるパネル面は中央部に一段凹んだスペースを持ち、ここに各ユニットをインストールするスタイル。パネル面はオレンジの人工スエードで処理されている。

そこにぴったりはまるカバーが用意される。カバーの裏面を見るとサブウーファーの音の抜け、さらにはパワーアンプの放熱性を確保するために対応するサイズのパンチング処理が施されているのがわかる。カバー表面はカーペット処理され、オーディオボードにはめ込むとまったくのフラットフロアができ上がる。もちろん荷物も積み込むことができるので普段は実用的なラゲッジとして使える。

インテリアはキャビン側のシーリングも含めてフルで張り替え処理が施されている。内装全体を見るとかなりカスタムレベルの高いクルマであることがわかる。ラゲッジ側を見るとリアゲートの内側も張り替え処理が施されている。センター部分はシーリングからの流れを受けてオレンジのラインをデザイン。両サイドのグレー処理とのコントラストでアピール度も満点。ステッチをオレンジとしたりショップロゴの刺しゅう処理を施すなど、細かな部分にまで手の込んだハイレベルな張り替え処理となっている。

レベルの高いインストール、さらにコンペでも勝てる高音質なシステムを組み上げた古渡さんのミニ。次回の後編では音に徹底してこだわったフロントステージを見ていくこととしよう。内蔵アンプでどこまで高音質を引き出せるかにこだわったシステムなど、見どころも満載なので期待して欲しい。

《text:土田康弘》

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