アクセスランキング

カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA 86(オーナー・板倉省太さん) by Warps 後編

カーオーディオカーオーディオ特集記事

カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA 86(オーナー・板倉省太さん) by Warps 後編全 11 枚写真をすべて見る

フロントスピーカーにロックフォードのT3を使った板倉さんの86。トランクルームに採用したデザインと統一感を持たせたバッフルやピラーが決まる。インストールを手がけたのは広島県のWarps。ベース車に合わせたデザイン処理でも定評のあるショップだ。

シルバーカーボンを使った
ドアのアウターバッフルに注目

デザイン面でも86のイメージを踏襲したオーディオインストールを目指したオーナー。コクピットまわりにも統一感を持たせた。

デザイン面でも86のイメージを踏襲したオーディオインストールを目指したオーナー。コクピットまわりにも統一感を持たせた。

シルバーカーボンを要所に使ったコクピット。ロックフォードT3のスピーカーとのコラボでスポーティな味付けとしている。

シルバーカーボンを要所に使ったコクピット。ロックフォードT3のスピーカーとのコラボでスポーティな味付けとしている。

シルバーカーボンを使ったバッフル面を持つドアスピーカー。T3の振動板を透過する背面からのイルミ処理もこのクルマの特徴。

シルバーカーボンを使ったバッフル面を持つドアスピーカー。T3の振動板を透過する背面からのイルミ処理もこのクルマの特徴。

シルバーカーボンをキーマテリアルに使ったスポーティ路線のカスタムインストールを実施したトランクルーム。愛車の86に対して走りをイメージさせたデザインは、そのままコクピットにも反映されている。中でも注目したいのはドアにインストールされたロックフォードT3のミッドバス周辺のデザイン処理だ。

ドアポケットを生かした形状でデザインされた大型のアウターバッフルはシルバーカーボンで表面をフィニッシュされ、トランクのデザインともつながりを持たせることで、インテリアのイメージに統一感を与えている。さらにT3の振動板を透過するように背面に配置されたイルミの効果で、スピーカー自体を光らせるという演出を実施。デザイン面でインパクト十分なドアまわりを作った。

音質面でもロックフォードのスピーカーが持つサウンドをこよなく愛するオーナーにとってもT3は絶好のセレクトとなったようだ。今後はさらにグレードの高いロックフォード・スピーカーへのシステム進化を目標にしているという。

左右非対称のAピラーデザインを投入
ここでもシルバーカーボンを効果的に活用

AピラーにはロックフォードT3652-Sのトゥイーターをビルトイン。シルバーグリルとホワイトの振動板が存在感満点。

AピラーにはロックフォードT3652-Sのトゥイーターをビルトイン。シルバーグリルとホワイトの振動板が存在感満点。

グレー系の生地を使って処理されたAピラーはシックで落ち着いたムード。トゥイーターが際立つコーディネートだ。

グレー系の生地を使って処理されたAピラーはシックで落ち着いたムード。トゥイーターが際立つコーディネートだ。

左Aピラーの上部を見るとシルバーカーボンを使ったカスタム処理が見られる。ピラーの一部を加工するデザインも個性的。

左Aピラーの上部を見るとシルバーカーボンを使ったカスタム処理が見られる。ピラーの一部を加工するデザインも個性的。

コクピットのもうひとつの見どころはAピラーだ。ロックフォードT3のトゥイーターをビルトイン取り付けしているのに加えて、ピラーへのカスタム処理も注目。

グレー系の生地を使って張り替え処理を施すAピラー。シルバーの純正グリルを使ってビルトインされるトゥイーターはホワイト色の振動板を含めて存在感十分。加えて左ピラーの上部を見ると異形に切り取られた部分にシルバーカーボンを使った処理を施す。周囲にはシルバーのコードを使ったパイピング処理を施し、グレーのベースパネルとの境界線を明確にしているのもこだわり。

さらに右サイドのAピラーを見ると左ピラーとはまったく異なるデザインが施されている。こちらはシルバーのモールを使った造形で上質なムードを表現。左右別デザインとすることでコクピットに変化を付けているのもインストーラーの遊び心だ。

ヘッドユニットの操作部と本体を分離し
オーバーヘッドへの取り付けを完成させた

オーバーヘッドにビルトインされるDEH-P01の操作/表示部。本体を分離したので取り付け位置の制約を受けない。

オーバーヘッドにビルトインされるDEH-P01の操作/表示部。本体を分離したので取り付け位置の制約を受けない。

DEH-P01の本体は分離してシート下に設置されている。操作/表示部を任意の場所に取り付けるさための裏技だ。

DEH-P01の本体は分離してシート下に設置されている。操作/表示部を任意の場所に取り付けるさための裏技だ。

カッコいいオーディオインストールを第一に考えたオーナーの板倉さん。86とのイメージ統一を図ったデザインもお気に入り。

カッコいいオーディオインストールを第一に考えたオーナーの板倉さん。86とのイメージ統一を図ったデザインもお気に入り。

このクルマはヘッドユニットにカロッツェリアのDEH-P01を用いるシステムを採用している。インダッシュにセットされているナビはあくまでもナビゲーションとして用い、オーディオ再生には高音質がウリのDEH-P01を、ナビとは別ラインのシステムとして構築するデュアルシステムとしているのだ。

DINスペースがナビで埋まっているため1DINヘッドの取り付け位置には工夫が必要になった。そのためヘッドユニットの本体と操作/表示部を分離して設置する手法を採用している。DEH-P01の本体はシート下に設置、分離した操作/表示部はオーバーヘッドにビルトイン取り付けされる。分離した操作/表示部は薄型形状なので取り付け場所を選ばないため可能になった取り付けスタイルだ。周囲のパネルはシルバーカーボンでフィニッシュするなど、インテリアデザインのアイキャッチにもなる部分でもある。

最近はBecky Gのデビューアルバムである「Mala Santa」をヘビーローテーションで楽しんでいるというオーナー。内外装の統一感を備えたデザイン面、パンチのある心地良いサウンドなど、全方面で満足感の高いオーディオが完成した。まだまだ上を目指すためシステムアップ&インストールの進化を模索している最中だ。

《text:土田康弘》

編集部ピックアップ

TOP