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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA 86(オーナー・板倉省太さん) by Warps 前編

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA 86(オーナー・板倉省太さん) by Warps 前編全 10 枚写真をすべて見る

愛車の86に対してカッコいいカスタムオーディオを組むことを決意したオーナーの板倉さん。オーダーしたショップはインストールレベルの高さで定評の広島県のWarps。オーダー通りのセンス溢れるデザインが完成してオーナーも大満足の仕上がりとなった。

奥行きを感じさせるトランクが
オーナーが望んだインストールスタイル

86の外装イメージに合わせたオーディオインストールを狙ったオーナー。スポーティテイストがテーマとなった。

86の外装イメージに合わせたオーディオインストールを狙ったオーナー。スポーティテイストがテーマとなった。

ラゲッジデザインの狙いのひとつが奥行きを出すこと。手前から奥までユニットを巧みにレイアウトしているのが見て取れる。

ラゲッジデザインの狙いのひとつが奥行きを出すこと。手前から奥までユニットを巧みにレイアウトしているのが見て取れる。

サイドウォールのパンチプロ2ウェイのバッフルなどトランクを前後につなげるデザイン処理で奥行き感をしっかり感じさせる。

サイドウォールのパンチプロ2ウェイのバッフルなどトランクを前後につなげるデザイン処理で奥行き感をしっかり感じさせる。

スポーティな86に対して外装イメージに合わせたオーディオインストールをオーダーした板倉さん。シルバーカーボン使いなどスポーツモード全開のデザイン処理でスタイリッシュにまとめ上げた内装デザインはオーナーもお気に入りの仕上がりとなった。

なかでも見どころはトランク。とにかくカッコ良く仕上げたかったというトランクのデザインに置けるオーダーは「奥行きを出すレイアウト」だった。その狙い通りにトランクの最奥部にはパワーアンプ、手前のフロアにはサブウウーファー、左右のウォールには外向きスピーカー、さらにトランクリッド裏には中高域のスピーカー群をズラリと並べるレイアウト。どこをみてもオーディオユニットが隙間無く並ぶデザインが圧巻。さらにトランクの手前から奥までに見せるデザイン要素を投入することで、視覚的に奥行きを感じさせるトランクへとフィニッシュしている。

また、レザーベースに効果的な差し色として用いられているのがシルバーカーボン。主にスピーカーのバッフル面などに用いることでロックフォードの黒い振動板とのコントラストも強い。オーナーが狙ったとおりのスポーツイメージを取り入れるデザインとなった。

3台の小型パワーアンプを最奥部に設置
フロア全体を使ったデザイン処理が絶品

パンチPBRシリーズのパワーアンプ3台をインストールするトランク最奥部。シルバーカーボンを使ったパネル処理でメリハリを付ける。

パンチPBRシリーズのパワーアンプ3台をインストールするトランク最奥部。シルバーカーボンを使ったパネル処理でメリハリを付ける。

フロアにフラットインストールされているロックフォードのP1S2-12。フロアと一体化するシルバーカーボンのパネルも美しい。

フロアにフラットインストールされているロックフォードのP1S2-12。フロアと一体化するシルバーカーボンのパネルも美しい。

両サイドウォールにインストールされるパンチプロの16.5cmミッドバスと1インチのブレットトゥイーター。

両サイドウォールにインストールされるパンチプロの16.5cmミッドバスと1インチのブレットトゥイーター。

ユニットのインストール部分を見ていくと、目に付くのは最奥部にレイアウトされるパワーアンプ群だ。ロックフォードのコンパクトモデルであるパンチPBRシリーズを3台レイアウト。シルバーカーボン処理したパネルに上段に2台、下段に1台をレイアウトする立体処理。さらにパワーアンプ上部のパネル背面に仕込まれている間接照明でボディパネルを照らし出す手法も効果的。トランク奥にありながら存在感も満点だ。

さらにトランクの奥行き感をうまく演出しているもうひとつのポイントがサイドウォールにインストールされるロックフォード・パンチプロの2ウェイ。サイドウォールに沿って奥に長いバッフル面を作り、ミッドバスを手前に、ブレットツイーターを奥にレイアウトすることで奥行き感を引き出している。バッフル面にはシルバーカーボンを用いて、トランクルーム手前から奥へとつながるラインを作り出しているのもさすがの作り込みだ。

サブウーファーはフロア手前にロックフォードのP1S-12をインストール。異形のアウトラインを持たせたシルバーカーボンのバッフル処理に加えて、両サイドにアクリル+ハニカムメッシュ素材を使ったフロアのデザイン処理を加えているのも見どころ。ひとつひとつのカスタム処理がかなり手が込んでいるのがわかる。

トランクリッドにインストールした
外向きスピーカー群のデザインも秀逸

トランクリッドには外向きスピーカーをずらっと並べる。デザイン的にもサウンド的にもインパクト十分な処理だ。

トランクリッドには外向きスピーカーをずらっと並べる。デザイン的にもサウンド的にもインパクト十分な処理だ。

1.5インチサイズのブレットトゥイーターPP-4Tを両サイドにインストール。サイズ的にもサウンド的にも存在感十分にユニットだ。

1.5インチサイズのブレットトゥイーターPP-4Tを両サイドにインストール。サイズ的にもサウンド的にも存在感十分にユニットだ。

バッフル面はシルバーカーボンでフィニッシュ、センター部にはアクリルとハニカムメッシュを用いたカスタム処理も加える。

バッフル面はシルバーカーボンでフィニッシュ、センター部にはアクリルとハニカムメッシュを用いたカスタム処理も加える。

トランクルームのもうひとつの見せ場になっているのがトランクリッド。この86はイベントでのアピール度を高める意味も含めて、トランクを開けた際に見えるリッドの裏側に外向きスピーカーをインストールする処理を施す。視覚効果に加えて外向きサウンドを響かせるには絶好のスピーカーロケーションでもあるのだ。

インストールしたユニットはパワフルサウンドで定評のあるロックフォードのパンチプロシリーズ。中央部に16.5cmのミッドバスを2発、両脇には1.5インチの大型ブレットツイーターであるPP4-Tを横一列にインストールするスタイル。見た目からもその鳴りっぷりが想像できる。シルバーカーボンを使った処理はここでも踏襲、ハニカムメッシュとアクリル使いの処理もサブウーファーをインストールしたフロア面と共通性を持たせたデザインとしている。

最奥部のパワーアンプから手前上部にトランクリッドまで、奥行き感を感じさせつつ見どころ満点となった86のトランクカスタム。オーナーが愛車のインストールでも一番のお気に入りだというだけに最高の仕上がりとなった。次回の後編では高音質にこだわったコクピットまわりのインストールについて紹介していく。

《text:土田康弘》

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