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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA WISH(オーナー:宇野匠紀さん) by  custom&car Audio PARADA 前編

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カスタム・オーディオマシン SpecialFeature!! TOYOTA WISH(オーナー:宇野匠紀さん) by  custom&car Audio PARADA 前編全 10 枚写真をすべて見る

数度のリメイクを重ねて徐々にレベルアップを果たしてきた宇野さんのウイッシュ。福井県のcustom&car Audio PARADAで一緒にプランを考えステップアップを楽しんでいる。今回のリメイクのメインはラゲッジ。そのデザイン性&完成度はとびきりハイレベルだ。

赤を効果的に使ったカラーリングと
立体感を持つキックアップ形状が特徴

ウイッシュに対して複数回のメイクを施し、このコーナーにも何度か登場している宇野さん。その間精度は年々アップしている。

ウイッシュに対して複数回のメイクを施し、このコーナーにも何度か登場している宇野さん。その間精度は年々アップしている。

ラゲッジフロア全面を使って2台のパワーアンプ、2発のサブウーファーなどを贅沢にレイアウトしたインストールが映える。

ラゲッジフロア全面を使って2台のパワーアンプ、2発のサブウーファーなどを贅沢にレイアウトしたインストールが映える。

強烈なインパクトのある赤をイメージカラーとして使ったラゲッジ。周囲をブラックのレザーで締めてコントラストを効かせている。

強烈なインパクトのある赤をイメージカラーとして使ったラゲッジ。周囲をブラックのレザーで締めてコントラストを効かせている。

ラゲッジの実用性を損なうこと無く華やかにカスタムした宇野さんのウイッシュ。コクピットまわりのインストールにも使われている赤をイメージカラーに採用し、魅せるインストールデザインを作り込んだ。カバーすれば荷物も載せられるラゲッジはしっかり実用性を兼ね備え、オーナーの狙い通りのカスタムが完成した。

赤はそもそもオーナーが大好きなカラーリング。インストールに取り入れることはリクエストしたデザインだった。モスコニのパワーアンプの白、オーディオボードの赤、そして周囲をカバーするレザーの黒といった3つのカラーをうまくバランスさせたコンビネーションが大きな見どころだ。

ラゲッジに組まれたオーディオラックは前方を若干高くしたキックアップ形状を採用。ハッチを開けた際に手前のパワーアンプと奥のサブウーファーの取り付け面を変えることで変化を付ける役目も担っている。ラゲッジ後方に立つギャラリーの視線に対して、それぞれのユニットをしっかりと見せる効果も発揮している。前方のセクションにはサブウーファー、レギュレーター、後部セクションにはパワーアンプをインストールするレイアウト。フロア全面を使ってユニットを配置したデザインは圧巻だ。

立体インストールを施すラゲッジは
パワーアンプの階段状レイアウトが独特

モスコニのパワーアンプのインストールスタイルもラゲッジの見どころ。2台のアンプを階段状に設置し奥行きを感じさせる。

モスコニのパワーアンプのインストールスタイルもラゲッジの見どころ。2台のアンプを階段状に設置し奥行きを感じさせる。

後方から見ると2台のアンプをそっくり見せられるのもこのレイアウトの魅力。搭載するユニットをすべてアピールする構造だ。

後方から見ると2台のアンプをそっくり見せられるのもこのレイアウトの魅力。搭載するユニットをすべてアピールする構造だ。

ラゲッジインストールの大きな見どころとなるはモスコニのパワーアンプのレイアウトだ。AS200.4とAS300.2の2台のパワーアンプを階段状にインストールするスタイルは他では見られない個性的なデザイン。ラゲッジの左右幅を存分に使ってモスコニの大型アンプを収めているインストールスタイルは独特。ラゲッジデザインのボリューム感を感じさせるのもこのアンプサイズのおかげでもある。

2台のパワーアンプをわずかに重ねて階段状にレイアウトする手法にもこだわった。ラゲッジフロアに組まれたアンプラックだが、あえてフラットに組まず、奥行きを持たせたレイアウトとしたのが独特。ラゲッジ後方からアンプラックをのぞき込むとすべてのユニットが視界に入ってくる構造も計算されたレイアウト。オーナーもお気に入りのデザインはこうして作られた。

またブラックレザーに赤の差し色を使って、純白のボディのパワーアンプをビルトイン。カラーコントラストも鮮やかでラゲッジを華やかに彩る一因となっている。間接照明を施して、パワーアンプまわりのレッドのパネル面を浮かび上がらせる演出も効果的。ラゲッジの魅せるインストールを具現化したポイントだ。

スピーカーのブランドを統一し
高音から低音までをバランスさせる

RSオーディオのサブウーファーRS A10SVCを2発インストール。サウンド面で今回のリメイクの大きな核になったのがこのユニット。

RSオーディオのサブウーファーRS A10SVCを2発インストール。サウンド面で今回のリメイクの大きな核になったのがこのユニット。

電源強化にも抜かりが無い。レギュレーターにはオーディオテクニカのAT-RX100をチョイス。レイアウトの一部にも取り入れている。

電源強化にも抜かりが無い。レギュレーターにはオーディオテクニカのAT-RX100をチョイス。レイアウトの一部にも取り入れている。

キックアップするデザインでフロアの立体感を演出。赤の人工スエードを照らし出す間接照明を備えることでショーアップ効果も抜群。

キックアップするデザインでフロアの立体感を演出。赤の人工スエードを照らし出す間接照明を備えることでショーアップ効果も抜群。

パネルを被せればこの通り荷室として利用できる。段差があるため荷物が前方に滑っていくことも防ぎ実用面もフォローする。

パネルを被せればこの通り荷室として利用できる。段差があるため荷物が前方に滑っていくことも防ぎ実用面もフォローする。

今回のリメイクで新たにユニットとして加わったのがRSオーディオのサブウーファーRS A10SVC。この高性能ユニットを2発ラゲッジに組み込んだのも新しいインストールのクライマックスのひとつ。従来使っているフロントスピカーとブランドを統一して、サウンドのトータルバランスをワンランク押し上げているのも狙いのひとつ。10インチ×2発をインストールすることによる余裕の振動板面積で量感豊かな低音再生も期待できる。さらにサブウーファーの前方にはオーディオテクニカのレギュレーターAT-RX100をインストール。電源系の強化で安定した高音質を引き出すことにも成功している。

ラゲッジ全体を使って組み込まれたオーディオボードは先にも紹介したレザーと赤の人工スエードをコンビで使うスタイル。前方をわずかにキックアップして段差を付けているのも特徴。カバーを施して荷物を載せた際にも後方に置いた荷物がブレーキで前に滑って行かない設計でもあるという。間接照明を使って赤の人工スエードのパネル面を美しくライトアップする手法もラゲッジ全体を華やかに演出するデザインの一環になっている。

そのカラーリングや構造、さらにユニットのデザインをレイアウトに巧みに取り入れたラゲッジデザインが見どころとなった宇野さんのウイッシュ。次回の後編ではフロントまわりのカスタムインストールをあらためて紹介していくこととしよう。

《text:土田康弘》

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