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【連載】“取り付け方”で音が変わる? Part4 ユニットサブウーファー編 その1「これならではの醍醐味とは?」

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ユニットサブウーファーの例(DLS)。全 1 枚写真をすべて見る

カーオーディオ製品は、取り付け方の巧拙で性能を引き出せるか否かが変わってくる。その詳細を解説すべく、当連載を展開している。今週からは新章に突入する。テーマは「ユニットサブウーファー」。これの取り付けに関するセオリー等々を、1つ1つ紹介していく。

さて、低音再生のスペシャリストである“サブウーファー”だが、製品タイプは3とおり存在している。その1つが、前回までテーマとしていた“パワードサブウーファー”だ。これは、“ボックス”と“パワーアンプ”と“サブウーファーユニット”が一体化された状態で完成品となっている。

2つ目は、“コンプリートウーファーボックス”。これは、“ボックス”に“サブウーファーユニット”が装着された状態で売られている。

そして3つ目のタイプが、当章で取り上げようとしている「ユニットサブウーファー」だ。その名のとおり、“サブウーファーユニット”が単体で売られている、というタイプの製品だ。

で、「ユニットサブウーファー」を鳴らすためには、“ボックス”と“パワーアンプ”とを別途用意する必要が出てくる。その意味では、「ユニットサブウーファー」は“サブウーファー”の中で、導入にあたっての難易度がもっとも高い。

しかしながら「ユニットサブウーファー」は、“サブウーファー”の中でもっともスタンダードな存在だ。その理由は、「難易度が高いところにこそ醍醐味があるから」、だ。

カーオーディオは、創意工夫を発揮させるところが楽しみどころでもある。「ユニットサブウーファー」を使おうとするときには、組み合わせるパワーアンプ選びと、そして組み込む“ボックス”製作、その両方で大いに創意工夫を発揮させられる。そこにこそ、「ユニットサブウーファー」を使う醍醐味がある、というわけなのだ。

ちなみに“ボックス”製作においては、ボックスのタイプや形、大きさ、内部への詰め物等々を工夫することで、サウンドを物理的にチューニングすることが可能となる。

なお、“ボックス”のタイプは大きく3タイプに分類できる。1つが“シールド”、もう1つが“バスレフ”、もう1つが“バンドパス”。他にもいくつかあるが、この3つが主流の3タイプとなっている。そしてこの3つの中では“シールド”がずば抜けて一般的だ。

なのでまずは、“シールド”ボックについての考察から進めていこうと思う。その詳細解説は、次週よりスタートさせる。お楽しみに。

《text:太田祥三》

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