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“カーオーディオ・プロショップ”が頼りになるワケとは? Part5「インテリアを自在に造形できる!?」

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Aピラー周辺の加工例(製作ショップ:サウンドカーペンター)。全 4 枚写真をすべて見る

“カーオーディオ・プロショップ”という頼れる存在があることを紹介している当短期集中連載。その第5回目となる今回は、“カーオーディオ・プロショップ”が「インテリアを自在に造形できる」ことについて詳しく解説していく。

■“カーオーディオ・プロショップ”は、さまざまな“加工技術”を持っている!

“カーオーディオ・プロショップ”は、インテリアをいかようにも作り替えられる。なぜなら、さまざまな“加工技術”を持ち合わせているからだ。

まず“カーオーディオ・プロショップ”は、高度な“木工技術”を有している。多くの“カーオーディオ・プロショップ”には“木工室”が備えられていて、そこには木材を自在にカットしたり削ったりできる専用機材が装備されている。

なぜにこのような設備が備えられているのかというと、カーオーディオ機器の取り付けにおいては、“木工作業”がさまざまな局面で必要となるからだ。例えば、スピーカーをドアに取り付ける際には“インナーバッフル”と呼ばれる音響パーツを用意する必要がある。これはスペーサー的なパーツなのだが、単にスピーカーの“受け”となるだけではなく、鉄板の共振を抑制したりスピーカーの振動がドアに伝わるのを遮断する役割も担う。それを“カーオーディオ・プロショップ”は、車種ごとにそして使用するスピーカーごとに最適な仕様でワンオフする。

サブウーファーを導入しようとする際には“ボックス”が必要となる。ホームオーディオのスピーカーはスピーカーユニットが“ボックス”に取り付けられた状態で売られているが、カーオーディオではスピーカーユニットが単体で販売されているので、都度、“ボックス”を製作しなくてはならない。“カーオーディオ・プロショップ”はそれを、得られるサウンドのことも考慮して製作する。結果的には複雑な形状となることもあるが、それを苦もなく完成させる。

■“パテ”系の素材や“FRP”も自在に操り、インテリアを造形する!

“カーオーディオ・プロショップ”はさらに、“パテ系”の素材も自在に操れる。その技術がどのようなときに発揮されるのかというと…。

例えば、ツィーターをAピラーに組み込もうとする際にその技術が使われる。その際には多くの場合、まずは純正のAピラーパネルのツィーターの取り付け位置がくり抜かれ、そこにツィーターを固定するためのリングが装着される。しかしそのままでは見映えが悪いので、“パテ系”の素材をリングの周囲に盛り付け、硬化した後に削って形を整え…。この作業を繰り返し、パネルとリングを美しく一体化させていくのだ。

または、“FRP(繊維強化プラスチック)”が用いられることもある。これは例えば、ドアの内張りパネル面までスピーカーを立ち上げるという取り付け方をしようとするときに活用される。その際には、スピーカーが顔を出す部分のドアパネルがくり抜かれることとなるのだが、その周辺を成形するのに“FRP”が用いられたりする。“FRP”で自在に装飾パネルを作り出し、それをドアパネルと一体化させて見栄え良く仕上げていく。

これらの技術はその他でも活用される。例えば、純正のセンターコンソールを取り払い、新たに見映えの良い、かつ使い勝手の良いセンターコンソールをワンオフする、なんてこともやってのける。木工技術を用いて骨格を作り、“パテ”や“FRP”を駆使して自由なデザインで作り上げていく。

さらには、仕上げ技術も多彩に繰り出す。生地を貼ったりペイントを施したり、アクリル板を加工したり電飾を埋め込んだり…。

つまり“カーオーディオ・プロショップ”は、インテリア全体がカスタムメイドされた“ショーカー”を作り上げることもできるのだ。

■取り付けキットのない車種にも、“大画面ナビ”や“天吊りモニター”を取り付け可能!

ここまでで解説してきたような各技術は、以下のようなときにも役に立つ。

例えば、専用取り付けキットが用意されていない車種への大画面ナビの取り付けも、“カーオーディオ・プロショップ”にオーダーすれば可能となる。通常の大画面ナビは、本体部分は2DINサイズ。画面部分だけが大画面となっているのだが、その画面部分を取り付けキットなしで、純正のセンタークラスターパネルに収まるように加工できる。純正パネルをカットして大画面がハマるようにした後、周辺部分を加工して、まるでもともとそのようなデザインであったかのように仕上げてしまう。

ちなみに言うと、ナビ画面がエアコン吹き出し口やシフト部分と干渉するようなケースでは、それらを他の場所に移設することも可能だ。そのような大手術となると工賃がかさむのでその点においては現実的ではないのだが、できるかできないかで言うと、“できる”のだ。

天井吊り下げタイプのモニターもしかりだ。車種別の取り付けキットの用意がなくても、“カーオーディオ・プロショップ”ならばそれを自然な見映えで取り付けられる。

また、スマートフォンやポータブルデジタルオーディオプレーヤーを車内で使い倒したいというニーズも増えているが、それらをセンターコンソールや灰皿スペースに埋め込んだり、なんてことも行える。

いかがだったろうか。“カーオーディオ・プロショップ”の力を借りれば、インテリアをより使いやすく、またはよりカッコ良く、自分好みに作り替えられる。クルマに乗っていて使い勝手が思わしくないことがあれば、それを諦める前に、まずは“カーオーディオ・プロショップ”に相談してみよう。不可能が可能になるはずだ。

《text:太田祥三》

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