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【連載】“取り付け方”で音が変わる? Part2 ツィーター編 その4「Aピラー?ミラー裏? ll」

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ツィーターを“Aピラー”に取り付けた例(製作ショップ:アークライド・千葉県)。全 2 枚写真をすべて見る

カーオーディオ製品の“取り付け方”にまつわるあれこれを、1つ1つ解説している当コーナー。現在は、ツィーターにフォーカスして展開している。その第4回目となる当回は、その取り付け場所(“Aピラー”or“ミラー裏”)について考察する。

今回も、ツィーターの取り付け場所として“Aピラー”と“ミラー裏”には、それぞれどのようなメリットがあるのかを考えていく。前回はまずこれらのメリットとして、「ツィーターを高い位置に取り付けられること」を挙げたが、それに続いて挙げるべきメリットとは…。

“Aピラー”では「奥行き感を出しやすいこと」がメリットであり、“ドアミラー裏”では「左右の広がり感を出しやすいこと」がメリットとなる。

それぞれについて詳しく解説していこう。まず“Aピラー”についてから。車種によっても状況は変わってくるが、ツィーターの取り付け場所として“Aピラー”を選択すると、多くの場合、ツィーターを奥まった場所に設定できる。そうすると音の出口が遠くなり、視覚的な効果も手伝って立体感をイメージしやすくなる。サウンドステージの深さを重視したいときには、“Aピラー”はなかなかに有利だ。

対して“ドアミラー裏”は、ツィーターとの距離感が近くなるので、奥行き感を出すのには少々の不利が出てくる。しかしながら、左右の幅は出しやすい。

右ハンドル車の場合の右ツィーターの取り付け位置を想像していただきたい。“ダッシュボードの上”、“Aピラー”、“ドアミラー裏”、それぞれにツィーターを取り付けたとして、ドライバーから見たときのツィーターの仰角を比べると、“ドアミラー裏”がもっとも角度が大きくなる。そしてその差は案外に大きい。

クルマの場合、右ハンドルならば右側の窓ガラスが近い場所にあるので、右の窓ガラスの外側方向の広がり感を出すのが結構難しい。しかしながらツィーターを“ドアミラー裏”に付けると、その不利がもっとも少なくてすむ、というわけなのだ。

今回はここまでとさせていただく。次回も、ツィーターの取り付け場所としての“Aピラー”と“ドアミラー裏”の利点、不利点についての解説を続行する。お楽しみに。

《text:太田祥三》

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