前編でお伝えしたとおり、上質な大人のカスタムをタントのラゲッジに施した高崎さん。フロントまわりのカスタムもインテリアの統一感を考えて、アイボリー×ボルドーをコンビで使う作戦。コクピットまわりも見事に落ち着いたムードに仕上がっている。
◆コクピットにもボルドーとアイボリーで大人カスタムを徹底
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《「やってる感じ」は出さないでも見たらスゴいねって行ってもらえるクルマを目指したタント。大人のデザインが光るカスタムだ。》
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《ドア下部に個性的なデザイン処理を施した。アウターバッフルから流れるラインでドア全体をコーディネートしている。》
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《ミッドバスの周辺にはアクリルリングをつかったLEDイルミを配置。バッフル面にはワイヤーワークを使ったデザインも施した。》
ボルドー色の使用やアイボリーとのコンビ使い、さらにはエピ柄調のレザーを使った処理など、手の込んだカスタム処理を施してきた高崎さんのタント。フロントまわりもインテリアの統一感を第一に考え、大人&シンプルなカスタムスタイルを施した。フロントスピーカーに選んだのはロックフォードのハイエンドモデルであるT5だ。ドアは大胆にカスタムが施され、フルで張り替え処理も施されている充実仕様。見どころはなんと言ってもアウターバッフルだ。ドア下部をデザインして作り上げたバッフルは、前方にT5のミッドバスをアウターでインストール。人工スエードを使ったグリル処理やアクリルによるイルミリング、さらにはワイヤーワークを使ったアクセントなど、スピーカーまわりには二重三重のカスタムが施されているのが見どころとなった。
ドアは全面張り替え処理されているが、アイボリーを基調としてボルドーを効果的にコンビ使いしているのが上品。しかもバッフルまわりには人工スエードのボルドー色を、アームレスト部分にはエピ柄調のボルドー色を使うなど、同色・異素材を用いるというかなりレベルの高いカスタム処理を施したところもこだわり。
◆ドアにエピ柄調レザーをディスプレイする小技を込める
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《エピ柄調のレザーを使ったパネル。アクリル越しに見せることで一層その立体感を強調しているのがわかる。》
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《アームレストにもアクセントとしてエピ柄調のレザーを使用。アイボリーのレザーとのコントラストも美しい。》
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《ドア全体を張り替え処理したことでコクピットのイメージは一変。一気にクルマのグレードがアップしたように感じる内装となった。》
ドア加工にはまだまだアイデア満載のカスタムが施され見どころたっぷりだ。スピーカー後方に設置されているディスプレイはアクリルにショップロゴを施した抑えたデザイン。グリル部には二段階に落とし込みを作るなど細かな加工も入念だ。さらにアクリル越しに見せているレザーはラゲッジにも効果的に使われていたエピ柄調のレザーを用いている。ナイトシーンではLEDで照らし出されるエピ柄調のレザーが立体感を際立たせて一層の変化を付ける。スピーカーからのラインを受け継いでドア全体を一つのデザインとして成立させているところもさすがの仕上がりだ。
加えてドアのベース部分はアイボリー系のレザーで処理。純正がグレー系の樹脂パネルだったのに対して、格段にグレード感を高めているのはこのレザー処理のおかげでもある。またアームレスト部分にははこのクルマのキーアイテムにもなっているエピ柄調のレザーを使うなど、よく見るとドアのカスタムレベルはかなり高いのだ。
◆ドアミラー裏にツイーターを取り付け内装との融合を図る
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《ドアミラー裏にインストールしたロックフォードT5のトゥイーター。シンプルな取り付けでインテリアとの融合を図った。》
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《ヘッドユニットにはカロッツェリアのDEH-P01をチョイス。高機能&高音質な1DINヘッドでシステムをコントロールする。》
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《仲間のスピーカーの音の良さに影響されて瞬く間に愛車を進化させてきたオーナーの高崎さん。まだまだ進化は現在進行形のようだ。》
ロックフォードT5のトゥイーターはドアミラー裏のパネルを加工してインストール。Aピラー部分に大きな窓があるタントなので、スマートにトゥイーターを取り付けるには絶好の取り付け位置となった。ここはあえて黒地のベースパネルとしてトゥイーターを過度に主張させること無くインテリアにマッチさせている。ヘッドユニットにはカロッツェリアのDEH-P01をチョイス。パワーアンプ~スピーカーをフルロックフォードでまとめたシステムをコントロールしている。お気に入りのEDMをヘビーローテーションで再生して、ドライブやイベント、仲間とのミーティングとカーオーディオを365日フルに楽しんでいるという。
コンセプトである「あからさまにカスタムした雰囲気は出さない」「しかし見たらスゴいねって感じて欲しい」という難しいカスタムに挑戦したこのタント。生地選びやカラーコンビネーションなどを工夫する事で、オーナーが狙った通りのクルマに仕上がった。エピ柄調の生地使いやワイヤーワークなど、個性的なカスタムワザや素材使いを施すことでオンリーワンのデザインを完成させた。