初めてのスピーカー。選ぶならどれ? 2万円~3万円台の注目機、6機種比較テスト!! Part.2 | Push on! Mycar-life

初めてのスピーカー。選ぶならどれ? 2万円~3万円台の注目機、6機種比較テスト!! Part.2

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初めてのスピーカー。選ぶならどれ? 2万円~3万円台の注目機、6機種比較テスト!! Part.2
初めてのスピーカー。選ぶならどれ? 2万円~3万円台の注目機、6機種比較テスト!! Part.2 全 3 枚 拡大写真
これからカーオーディオを始めようと思っている方々に向けて、エントリーグレードスピーカーの注目機6機種の、比較試聴リポートをお贈りしている。価格帯は人気機種がひしめく2万円台から3万円台。第2回目となる今回は、3機種目、4機種目のテストリポートをお届けする。

なお、今回の6機種はすべて、欧米の人気カーオーディオブランド製品を多数ディストリビューとしている、イース・コーポレーションの取り扱い製品だ。であるので、試聴は同社の試聴室にて実施した。

リファレンスパワーアンプとして使用したのは、「ロックフォード・フォズゲート」のフラッグシップラインである『パワーシリーズ』の『T600-4』(税抜価格:12万円)。エントリースピーカーに対しては少々オーバースペックとも言えなくもないが、各機の特長を十二分に引き出すべく、敢えて抜擢した(4chモデルだが、フロントchのみを使用してテスト)。ケーブル類は「モンスターカーオーディオ」の精鋭で固め(USBケーブルのみ、「チェルノフケーブル」の新製品を使用)、バッテリーにはUSAから日本初上陸を果たしたばかりの「XSパワーバッテリー」を使っている。


アメリカンブランドの代表格。“キレ味とパンチ力”を武器に、ファンの心をガッチリホールド!


それでは本編に入ろう。3機種目としてテストしたのは、こちらだ。

ロックフォード・フォズゲート・ミーティングP1675-S
【Entry No.3】
☆ロックフォード・フォズゲート P1675-S(税抜価格:3万3000円)
●仕様:16.5cm 2wayコンポーネントスピーカー
●最大入力:120W ●定格入力:60W ●公称インピーダンス:4Ω ●周波数特性:55Hz-22kHz ●能率:89.0dB ●取付穴直径:Φ141mm(ウーファー部) ●取付深さ:57mm(ウーファー部) ●スピーカーグリル(付属):サイズ(外径×高さ)Φ177×21mm
言わずと知れた人気アメリカンブランドの「ロックフォード・フォズゲート」。スピーカー、パワーアンプ、サブウーファー、DSPまで、製品ラインナップはトップレベルの豊富さを誇る。ハイグレードなモデルも充実しているが、初級、中級製品の品揃えがとにかく潤沢。

スピーカーに関しては3グレードが用意され、最エントリーグレードが『プライムシリーズ』、ミドルグレードが『パンチシリーズ』、そしてトップグレードが『パワーシリーズ』という編成となっている。ちなみに『パワーシリーズ』は、スタンダードからフラッグシップまで、シリーズ内での幅が相当に広いことも特長。さまざまなニーズに対応できている。

さて、試聴機はミドルグレードの『パンチシリーズ』に属する1台。同グレード内にはサイズ違いで4機種のコアキシャルスピーカー、2種類の2ウェイコンポーネントスピーカーがあり、当機はその中の、口径が大きいほうのコンポーネントスピーカーだ。

ミッドウーファーの振動板には耐久性の高いPP(ポリプロピレン)が使われていて、そこには、従来製品と比べ25%もコーン有効面積が増加されているという「VAST(バーティカル・アタッチ・サラウンド・テクニック)テクノロジーが注入されている。

光沢のある質感で、確かに耐久性が高そうだ。水にも強いだろうし、安心して使えそうな雰囲気だ。

トゥイーターは、25mmサイズのドーム型。振動板にはPEI(ポリ・エーテル・イミド)が使われている。ミッドウーファーと同系統の素材であるので、両者の相性は良さそうだ。マウントは、フラッシュ、サーフェスの2種が付属されている。

なお、ミッドウーファーのパッシブクロスオーバーネットワークは、スピーカー本体内に隠されてセットされている。当技術名はICC (インテグレーテッド・コンシールド・クロスオーバー)。インストール性についても配慮が行き届いている、というわけだ。

さて、サウンドはどうだったのかと言うと…。

テストトラックを流し始めて最初に感じたのは、“エネルギー感”だった。押し出す力が強いのだ。音符の1つ1つが、前へ前へとぐいぐい迫ってくる。

「ロックフォード」と言えば、キレ味とパンチ力が持ち味だと思うのだが、当機もリーズナブルな価格ながら、らしさをしっかりと出している。

それでいて全体のバランスは、至ってナチュラル。強調された帯域はない。クールにソリッドに原音が再現されているイメージ。このあたりも「ロックフォード」ならではだ。

高域はなかなかに繊細。中域には厚みがあり、低域は量感がほどよくタイト。帯域ごとに細かくチェックしてみても、特に弱点は見当たらない。むしろ素性が良いことを再確認できた。

リーズナブルに、しかし、満足度高く「ロックフォード・フォズゲート」サウンドに浸りたいと思うなら、当機は買いだ。使っての満足度の高い、充実機である。

コストパフォーマンスの高さでファン層を拡大中! 作りにも高級感があるが、その音は…。


続いては、コチラのモデルをチェックした。

ヴァイブ・オーディオ・BLACKAIR6C-V6B
【Entry No.4】
☆ヴァイブ・オーディオ BLACKAIR6C-V6B(税抜価格:3万6000円)
●仕様:16.5cm 2wayコンポーネントスピーカー
●最大入力:360W ●定格入力:120W ●公称インピーダンス:4Ω ●周波数特性:45Hz-25kHz ●能率:88.0dB ●取付穴直径:Φ139mm(ウーファー部) ●取付深さ:65mm(ウーファー部) ●スピーカーグリル(付属(:サイズ(外径×高さ)Φ174×14mm
イギリス発の「ヴァイブオーディオ」の支持率が今、じわじわと高まっている。支持を得ているポイントは、コストパフォーマンスの高さ。リーズナブルな製品を多くラインナップし、それぞれが価格以上の性能を示してくれると評判なのだ。

スピーカーは4シリーズが用意されていて、トップエンドは『シーヴェンシリーズ』、セカンドグレードが『ブラックデスシリーズ』、サードグレードが『ブラックエアシリーズ』、エントリーグレードが『スリックシリーズ』という構成だ。なお、当機『BLACKAIR6C-V6B』は、『ブラックエアシリーズ』中の上級ラインとなる『ブラックエディション』の製品である(同ラインにはもう1機、3ウェイコンポーネントがある)。

各部の特長を見ていこう。まず、ミッドウーファーでは、振動板が高反発グラスファイバー製で、フレームは軽量・高剛性なアルミダイキャスト製。作りにしっかり感があり、見た目にも価格以上の高級感がある。

トゥイーターは28mmの大型シルクドームタイプ。こちらもアルミ製リングがおごられ価格以上のゴージャス感がある。パッシブクロスオーバーネットワークもしかりだ。高品位な仕上がりで、かつ、2段階のトゥイーターレベル調整機能(0/-3dB)も搭載され、使い勝手も良さそうだ。

細部を見るほどに音に対する期待感が高まっていったのだが、結果やいかに…。

音を出しての第一印象は、“エレガントな音”、であった。なんとなくやんちゃなイメージもある同ブランドではあるが、実のところはなかなかどうして、気品のあるサウンドを聴かせるユニットも多い。当機の音からも、そんな雰囲気がうかがえた。

しかしながら、単にキレイなだけではない。低音には芯があり密度感が高く、パンチ力もある。どちらかと言えば聴きやすいサウンドではあるのだが、主張もしっかりあって硬派な一面も持ち合わす。

ただ、グイグイと前に出てくる低音と比べると、高音、中音はどちらかと言えばマイルド。高音は繊細でスムーズ。余韻や響きも美しい。中音もふくよかだ。

完成度の高さを感じた。音とルックスの両面で、確かな存在感を発揮する。S/Nも確保されていて、サウンド全体がクリアだ。基本性能が担保された上で、これならではの魅力も有している。

幅広い層に喜ばれそうなスピーカーだと思われた。音楽ジャンルも対応範囲が広そうだ。じっくりと聴き込めるエントリースピーカーをお探しならば、こちらも候補に入れるベシ。

さて、今回は以上だ。次週はいよいよ最終回となる。残された2機種のリポートを、詳細にお伝えしていく。

《太田祥三》

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