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【オーディオ教養強化辞典】バッフルとエンクロージャー

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スピーカーの解説によく出てくるバッフルとエンクロージャーの言葉の意味を整理してみよう。

まずバッフルというワード、本来は遮るという意味でバッフル板といえば解りやすいと思う。ユニットの振動板、前面からの放つ音が背後へ、背後の音が前面に回りこまないように遮断する目的を果たす。これはとても重要でバッフル板がなければ、前から出てくる音(正相)と、後から出てくる(逆相)音が相殺してしまいスピーカーとしてに役目を果たさない。とくに中低域を再生する場合は著しい。ミッドウーファーの装着ではインナーバッフルを用いることが、いい音への近道であるがこれだけでは十分な遮断とは言えず、制振材などを使ってドア内部の鉄板サービスホールを覆う施工を行ってほしい。

エンクロージャーというのはユニットの背面をすっかりと囲んでしまう容器のこと。すなわちボックスのことを云う。インストールでは一部のメーカーやプロショップがミッドレンジ、ミッドウーファーに積極的に取り入れたり、サブウーファーの施工ではエンクロージャーは必ず必要になってくる。いずれにしてもユニットの能力を十分に発揮させるためには、前面から発する音と背後から発する音を確実に遮断することが大切だ。

《text:永松巌》

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