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「イン・カー・リスニング学」入門 Part4「チューニング編」現代「イコライザー」の凄さを紹介!

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高度な「イコライザー」が搭載された「DSP」を積んでいるオーディオカーの一例(製作ショップ:AVカンサイ<大阪府>)。全 4 枚写真をすべて見る

車載の音響機材の性能を上げていこうとする趣味の世界の、奥深さや面白さを明らかにしている当連載。現在は「チューニング編」をお届けしている。今回は、最新の「DSP」に搭載されているイコライザーという機能の凄さを解説していく。

◆現代ハイエンドカーオーディオでは必須の「DSP」。その性能はますます高度に…

さて、現代カーオーディオでは「サウンドチューニング」を行うための機器であるDSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)が使われることが多い。車内には音響的な不利要因がいくつかあるのだが、これを使えばそれらへの対処が可能となるからだ。

で、DSPには以下の3つの機能が搭載されている。「イコライザー」、「クロスオーバー」、「タイムアライメント」、これらだ。なおこれまでの記事にて解説してきたように、中級以上の市販「メインユニット」にもある程度の能力を備えたDSPが内蔵されているのだが、外付けのDSPと比べると能力的に落ちる。外付けのDSPは今や、おしなべて高性能だ。

例えば今回スポットを当てるイコライザーは、メインユニットに搭載されているものは高度なものでも「13バンドグラフィックイコライザー」である場合が多いが、外付けDSPでは「ch独立31バンドパラメトリックイコライザー」である場合がほとんどだ。

◆イコライザーは「同じにする」さらには「等しくする」ための機能!

ところで「イコライズ」という言葉には、「同じにする」とか「等しくする」という意味がある。そしてDSPに搭載されているイコライザーも言葉どおりに、同じにする、そして、等しくする、ための機能だ。「聴こえる音を音源と同じにする」機能であり、「周波数特性の凸凹を等しくする(フラットにする)」ためのものである。「音の味付けを変える」という使われ方がされることも多いが、そもそもの機能としての目的は、それではないないのだ。

で、なぜにこのような機能が必要なのかというと、車内は狭いがゆえにパネルや窓ガラスに跳ね返った音もたくさん耳に入ってくる。そしてそれら跳ね返った音は、元々の音と音色が変化しがちだ。特定の周波数の音だけが増幅したり減衰したりしがちだ。しかし外付けDSPに搭載されているイコライザーを使えば、周波数特性の乱れに対して、きめ細やかに対処できるようになる。

◆外付けDSPのイコライザーなら、問題のある周波数帯にピンポイントでアクセス可能!

なお、最新の外付けのDSPのイコライザーなら周波数特性の乱れにきめ細やかに対処できるのは、先述したようにそれがch独立31バンドパラメトリックイコライザーという仕様になっているからだ。

これはつまり、例えばフロント2ウェイスピーカーを鳴らす場合に、左右のツイーターと左右のミッドウーファーの1つ1つに送り込むそれぞれの信号に対して、「31バンド」という細やかさで設定ができる。

しかも一般的なメインユニットに搭載されているイコライザーは「グラフィック」タイプなので各バンドに割り振られている周波数は固定されているわけだが、「パラメトリック」タイプでは、各バンドにて調整する周波数を任意に変更でき、しかも操作して影響が及ぶ範囲も好きなように変えられる。異常が起きている周波数帯にピンポイントでアプローチできるのだ。

さて次回は、このような複雑なイコライザーをプロはどのように扱っているのかを説明していく。お読み逃しのなきように。

《text:太田祥三》

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