MIDのフラッグシップブランドであるMID EXCLUSIVEに、新作ホイール『029M』と『020F』が登場した。まず注目したいのは、そのプレミアムな存在感だ。意匠性の高いデザインで足もとに上質な個性を与えながら、幅広い車種に対応する実用性も備えている。
◆MID EXCLUSIVEに加わった新作2モデルの魅力
MID EXCLUSIVEから2モデルのニューカマーが登場した。ひとつは2×9のY字形状スポークを備えたMID EXCLUSIVE『029M』で、メッシュデザインによる高級感を強く打ち出したモデルだ。一方のMID EXCLUSIVE『020F』は、MIDとしては初の試みとなるフィンデザインを採用したモデル。リムオーバーする放射線状の細やかなフィンが伸びやかに広がり、プレミアムな印象をいっそう際立たせている。いずれもMID EXCLUSIVEらしく、高級感をテーマにしたデザインで統一されているのが大きな魅力だ。
上質感を備えたMIDの新作2モデルは、細部にまでこだわった造形によってハイエンドモデルらしい存在感を演出しているのも見逃せない。見た瞬間に伝わる華やかさと品格、そして足もと全体の印象を引き上げる強いデザイン性こそが、『029M』と『020F』の最大の見どころと言えるだろう。
そのうえで、使いやすさをしっかり備えているのも魅力だ。そのひとつがサイズ展開の豊富さ。両モデルとも17インチ~21インチの幅広いサイズをラインアップし、適合車種のバリエーションも豊富に用意されている。国産車、輸入車を問わず、愛車にフィットするサイズが見つかりやすいのもうれしいポイントだ。
さらに、使いやすさの面で注目したいのがマルチP.C.D.方式の採用である。MID EXCLUSIVEブランドとしては初の試みとなるマルチP.C.D.方式は、114.3&108や114.3&120といった2つのP.C.D.をひとつのホイールでカバーする構造が特徴。これによりサイズの汎用性を高め、国産車から輸入車まで幅広いマッチングを可能にした。さらに、30ヴェルファイア(P.C.D.=114.3)から40ヴェルファイア(P.C.D.=120)へのモデルチェンジのように、同系統モデルでP.C.D.が変更された場合でも継続使用できる可能性があるのは、ユーザーにとって大きなメリットだ。
◆センターパッケージとカラーで高級感を演出
両モデルに共通するデザイン上のポイントから紹介していこう。まず、センターパッケージを用いてナットホールをカバーするスタイルは、両モデルを象徴する意匠のひとつだ。ナットホールが見えないことでセンターパートはプレーンで上質な印象となり、洗練された雰囲気を強く感じさせる。さらにスポークをセンターキャップ付近まで伸ばすのではなく、あえてシンプルにまとめた造形としているのも、『029M』と『020F』に共通する美点だろう。
一方で、センターパートに収まるセンターキャップにも強いこだわりが込められている。両モデルともに2種類のセンターキャップを付属している点に注目したい。ひとつはセンターロック風のセンターパッケージ。センターキャップの周囲に凹凸を設けたデザインを採用し、ナットホールを排した意匠とも相まって、レーシングマシンのセンターロックを思わせるフォルムに仕上げられている。もうひとつはリングタイプのセンターパッケージだ。こちらはセンターキャップ部分にクロームの輝きを持ったリングを配し、センターパートを際立たせるデザインとしている。質感と品格を備えたホイールイメージを演出するには絶好の仕様だ。
こうしたセンターキャップ形状を選ぶことで、ホイールの表情を変化させられるのも両モデルの魅力である。ドレスアップの方向性に合わせてアレンジを楽しめるのも、高級モデルとしての満足感につながるポイントだ。
またカラーリングは両モデルともにセミグロスブラックを採用する。どんなボディカラーにも合わせやすい汎用性の高い色味であることに加え、カスタムスタイルを問わずフィットしやすいのも同カラーのメリットだ。さらにセミグロス仕上げによって、ホイール表面のエッジや造形の立体感をよりシャープに表現できる。プレミアムなイメージと使い勝手の良さを両立するセミグロスブラックは、両モデルのキャラクターを端的に示すカラーでもある。
◆029Mはメッシュ、020Fはフィンで個性を主張
ここからは両モデルそれぞれのデザイン性について見ていこう。まずは2×9のメッシュデザインを備える『029M』だ。Y字形状に分岐するスポークは、エッジが際立つシャープな造形が特徴。スポークはセンターパートから分岐点まで急峻に立ち上がり、そこから大きく屈曲してリム側へなだらかに伸びることで、強いメリハリを生み出している。リム接合部ではスポークをリムオーバーさせることで大径感を引き出しており、サイズ以上の存在感を感じさせる仕上がりだ。
さらに細部を見ていくと、質感を高める工夫が随所に見られる。そのひとつがスポーク裏側のアンダーカット処理で、リムからスポークが浮遊しているかのような視覚効果を生み出している点だ。これにより足もとに軽快感を与える造形となった。またスポークのリム側には段差を設けた形状が施されており、単調になりがちなスポークラインに抑揚を与え、立体的なフォルムを作り出しているのもこのモデルならではのアクセントとなっている。
一方の『020F』は、ブランド初となるフィンデザインの採用が最大のポイントだ。しかもナットホールレスのセンターパートを備えているため、フィンデザインとセンターキャップのつながりも自然で美しい。リムオーバーするフィンデザインとも相まって、装着時の大径感は際立っている。フィン形状ならではの均整の取れたスポークレイアウトは、シンプルでありながら強いインパクトを放ち、ホイールが回転した際の躍動感も大きな魅力となる。
さらに、目の細かな20本のストレートフィンは、ディスク面に抑揚を持たせることで立体感を強調しているのも見どころ。加えて各スポークにはアンダーカットが施され、足もとに軽快感もしっかり与えている。
MID EXCLUSIVEブランドに新たに加わった『029M』と『020F』は、いずれもデザイン性を前面に打ち出したプレミアムモデルであり、足もとに上質な存在感を求めるユーザーにふさわしい1本と言える。そのうえでサイズ展開やマルチP.C.D.方式による高い適合性も備えており、幅広いモデルへのマッチングに対応する。愛車の足もとに高級イメージを取り入れたいなら、有力な選択肢となるはずだ。
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《text:土田康弘》