行楽シーズンの洗車を時短したい人へ、スプレータイプのワックスなら短時間で艶と撥水を整えられる製品がかなり多く発売されている。使い方次第で想像以上の効果を得られるので積極的に使ってみよう。
◆この記事で解決すること:洗車時間を短くして愛車をきれいに保つ方法
クルマでの外出が増える行楽シーズンは、レジャーを優先するほど洗車が後回しになりがちだ。そこで注目したいのが、手軽に施工できるスプレータイプのワックス。結論から言えば、水洗い後に吹き付けて拭き上げるだけで、愛車の艶や撥水を短時間で整えられる時短アイテムだ。
理由は、従来の固形ワックスのように塗り込みや乾燥待ち、拭き取りに時間をかけなくてもよい製品が多いからだ。具体的には「濡れたまま施工OK」「スプレーして拭き上げるだけ」「ボディとガラスに使える」など、使う場面に合わせたアイテムが増えている。忙しい週末でも愛車をきれいに保ちたいユーザーにとって、現実的なボディメンテナンスの選択肢になる。
◆行楽シーズンに洗車が後回しになる理由
クルマで出かける前や外出後には、愛車をきれいな状態にしておきたいもの。しかしお出かけが続くと、洗車を後回しにしがちになるのは致し方ないところだろう。休日をフルに使ってドライブに出かけると、別日にわざわざ時間を取って洗車する余裕がないというユーザーも多い。
もちろんガソリンスタンドなどの門型洗車機で手早く洗車する方法もある。しかし行楽シーズンともなると、同じ考えのドライバーが増え、洗車機に待ち行列ができることもある。そこで短時間で愛車をきれいに見せる方法として、スプレータイプのワックスを積極的に活用したい。
◆スプレータイプのワックスは時短洗車に向いたアイテム
じっくり洗車をする時間が取れなくても、スプレータイプのワックスならスピーディにボディを艶やかに仕上げられる。そもそも洗車には水洗い、拭き上げ、ワックス、磨きといった工程があり、クルマがきれいになっていく様子を見ながら作業する楽しさもある。
一方で時間がないときは、その工程の多さが負担になる。その点スプレータイプのワックスは、とにかく作業がシンプルだ。近年は各製品の性能も向上しており、手軽さだけでなく仕上がりのクオリティにも期待できるようになっている。
◆液体ワックスとコーティング剤は用途で選ぶ
カー用品店のワックス売り場に行くと「濡れたままで施工OK」「スプレーして拭き上げるだけ」「超簡単」などと表示されたスプレータイプやトリガータイプの液体ワックスが見つかるはずだ。各メーカーが新商品を投入しているカテゴリーでもあり、洗車用品の中でも選択肢が豊富になっている。選ぶときは、単に手軽さだけでなく用途を見比べると失敗しにくい。比較したいポイントは次の通りだ。
・艶を重視するならワックス成分を含むタイプ
・雨の日の視界や汚れにくさを重視するなら撥水タイプ
・時短を優先するなら濡れたボディに施工できるタイプ
・作業範囲を減らしたいならボディとガラスに使えるタイプ
・長く効果を持続させたいなら耐久期間の目安を確認する
同じスプレータイプでも、ワックス寄りの製品、コーティング寄りの製品、ボディ専用品、ガラスにも使える製品など性格は異なる。自分の洗車頻度や使いたい場所に合わせて選ぶことが重要だ。
◆濡れたまま施工できる手軽さが最大のメリット
基本的な使い方はいたって簡単だ。まずボディをシャンプー洗車や水洗いで流し、砂ぼこりや汚れを落とす。その後、濡れたままのボディにスプレータイプのワックスを吹き付け、クロスで拭き上げれば仕上がる。
拭き上げ前に施工できる製品であれば、水分を拭き取る工程とワックス施工を同時に進められる。これだけで作業時間は大きく短縮できる。固形ワックスのような塗り込み、乾燥、拭き取りの手間が少ないため、洗車に慣れていない人でも使いやすい。
仕上げた後はボディの艶が増し、表面の手触りもなめらかになる。撥水タイプなら雨水を弾きやすくなり、汚れが固着しにくくなる効果も期待できる。短時間で見た目の満足感を得られる点は、スプレータイプのワックスならではの魅力だ。
◆デメリットと注意点を知れば仕上がりはもっと良くなる
一方で、スプレータイプのワックスにも注意点はある。手軽だからといって、汚れたボディにそのまま使うのは避けたい。砂ぼこりや泥汚れが残ったまま拭き上げると、ボディに細かな傷を付ける原因になる。
また、製品によってはガラスや未塗装樹脂に使えない場合もある。ボディ専用品をガラスに使うと油膜のように残ったり、ムラになったりすることがあるため、施工前に使用可能な場所を必ず確認しておきたい。対策としては、次のポイントを押さえておくと安心だ。
・施工前に水洗いで砂やほこりを落とす
・クロスは清潔なものを使い、汚れたら面を変える
・炎天下やボディが熱い状態での施工は避ける
・ガラスや樹脂に使えるか製品表示を確認する
・ムラが出た場合は乾いたクロスで軽く仕上げ拭きをする
こうした基本を守れば、スプレータイプのワックスは時短洗車の強い味方になる。手軽さに頼りすぎず、下地の汚れを落としてから使うことがきれいな仕上がりへの近道だ。
◆こまめなボディメンテナンスが愛車のきれいを保つ
スプレータイプのワックスのメリットは、作業そのものが手軽なことだけではない。空いた時間にさっと処理できるため、結果的にボディメンテナンスの頻度を高めやすい点も大きい。
時間がないからといって洗車を長く放置してしまうと、雨ジミや水アカ、鳥のフン、虫汚れなどが固着しやすくなる。短時間でも定期的に洗って保護する習慣を作れば、愛車のボディを良い状態に保ちやすい。
手軽なアイテムは効果が短いと思われがちだが、近年は耐久性をうたう製品も増えている。なかには数か月単位の効果持続を目安にしたタイプもあり、日常的な洗車ケアとして十分に活用できる。
◆週末ドライブ派こそスプレーワックスを活用したい
週末ごとにドライブへ出かけていると、愛車をじっくりメンテナンスする時間はどうしても取りにくくなる。そんなときこそ、スピーディに仕上げられるスプレータイプのワックスを使ってみたい。
水洗い後に吹き付けて拭き上げるだけでも、ボディの艶や撥水を整えられる。洗車機の混雑を避けたいとき、出発前に短時間で見た目を整えたいとき、帰宅後に汚れを残したくないときにも使いやすい。
愛車をきれいに保つために大切なのは、完璧な洗車をたまに行うことだけではない。無理なく続けられる方法を取り入れ、汚れをため込まないことも重要だ。行楽シーズンのボディケアには、時短と仕上がりを両立できるスプレータイプのワックスを上手に取り入れてみよう。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請け負い、現在もカーオーディオをはじめとしたライティングを中心に活動中。
《text:土田康弘》