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car audio newcomer! トヨタ ランドクルーザー70(オーナー:三島邦夫さん) by 東京車楽 前編

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ランクル70の音をどう変える? 純正スピーカー位置の難題をプロショップが解決[car audio newcomer]by 東京車楽 前編全 10 枚写真をすべて見る

ディーゼル4WDへの強い思いから再々販のトヨタ『ランドクルーザー70』を手に入れた三島さん。基本設計の古い車両ならではのスピーカー問題を東京車楽で解決した。

◆ナビ&スピーカー交換でプロショップデビュー!愛車のルーツとなるランクル70にも興味を持つ

ヘビーデューティな4WDが好きで以前は三菱『デリカD:5』、さらにトヨタ『ランドクルーザープラド』と乗り継いだ三島さん。プラドはオーディオレスで購入し、ナビなどは好きなモデルを取り付けることにした。

「オプションのナビを選ぶのが嫌で、プロショップを探して好みのユニットを取り付けてもらうことにしたんです。その時に見つけたショップが今もお世話になっている東京車楽でした」

ショップに行くとセキュリティとナビ、スピーカーの取り付けをオーダーすることになる。

「プラドにはサイバーナビとCシリーズのスピーカーを取り付けてもらったんです。そのころはオーディオの知識もあまりなく、ネットで少し見た程度だったんですが、いろいろ詳しく教えてもらって助かりました。プロショップは敷居が高いと思っていたんですが、初心者の質問にも快く答えてもらえて安心してオーダーできました。その時プラドに取り付けてもらったナビ+スピーカーで音はすごく良くなり満足しました」

基本のメニューをこなして高音質化したプラドにしばらく乗っていた三島さんだったが、さらに4WDへの興味が深まったことからクルマのことを詳しく調べ出す。そこでプラドのルーツを調べていく中でランクル70を見つける。

「プラドに乗り始めた理由は、ディーゼル4WDを備えている車両が欲しかったからだったんです。もともとヘビーデューティなクルマが好きだったのもあり、いろいろ調べた中でプラドに行きついたんです。気に入って乗っていたプラドなので、乗り始めてからもクルマの歴史などを調べました。するとプラドのルーツはランクル70だということを知ったんです。そうするとどうしても欲しくなってきました」

◆ランクル70の純正スピーカー位置が難点、高音質化するためにさまざまな作戦を練ることに

しかしランクル70はかなり古いクルマなので、安心して乗り続けるためには程度の良い中古車を探す必要があると感じて躊躇していたのも事実だった。そんなときにランクル70が再々販されることを知る。

「ランクル70を調べている中で知ったんですが、再々販でランクル70のディーゼルが新車で購入できることがわかったんです。これはどうしても欲しいとなってディーラーに相談しました。かなりの競争率だったんですが、意外にも購入できました。念願の車両を手に入れたことから、大切に長く乗っていこうと思いました。そこで真っ先にオーディオに力を入れることにしたんです」

しかしランクル70は基本設計がかなり古く、オーディオ関連の装備は現代的とは言えない仕様。システムアップの難しさを感じていた。そこでプラドの時にナビ&スピーカー取り付けを依頼した東京車楽で、高音質化に関する相談をしてみることになる。

「東京車楽で相談していく中で、最大のネックになったのはフロントスピーカーでした。純正だとダッシュの両脇下に10cmが付いているだけで、ドアにはスピーカーがありません。当時のクルマにありがちな仕様なんですが、このままダッシュ下のスピーカーを交換してもいい音はあまり期待できないことがわかってきました」

しかし大加工してしまって、せっかく好きなランクル70の内装イメージを崩したくはない。そんな思いと高音質化を両立する方法をショップと考えることになった。「ツイーターを取り付ける?」「いっそコアキシャルスピーカーにする?」「カーナビは大画面ではなくサウンド重視で7インチモデルを選ぶ?」など、ランクル70ならではのカーオーディオ計画が盛り上がり、ショップと三島さんとの相談が続く中で少しずつアウトラインが決まっていく。

◆ドア下部をワンオフ加工でアウター化し、コアキシャルスピーカーを取り付けるアイデアを投入

最大のハードルとなったフロントスピーカーの取り付けは特に難しいポイントだった。東京車楽代表の木村さんは“本気で3日悩んだ”という難産。近年はドアスピーカーの無いクルマがほとんどなく、それだけに従来の高音質化の手法をそのまま使えないことが高いハードルになっていた。そうして導き出された解決策が、ドアを加工して16.5cmのコアキシャルスピーカーをインストールする方法だった。

出来上がったドアを見ると、加工にはランクル70のイメージを崩さない細心の注意が払われていることがわかる。ドア下部を加工して平面のパネルを製作。ここにスピーカーグリルを設けてアウター取り付けとし、パネルはドア内張と一体化させるデザインとしている。表皮はランクル70のデビュー当時のイメージを踏襲してカーペット仕上げとしたのもこだわり。またカップホルダーも移設して残しているため、見た目は“もともとこの形状だったのでは?”と思うほど自然な仕上がりになっている。もともとドアスピーカーがないクルマなので、スピーカー裏側のインナーパネル加工なども必要になり、見えない部分にも数多くの加工が施されている。

「ランクル70の内装イメージを崩さないデザインになって良かったです。実際に仕上がってきても奥さんは気づかないほど自然な仕上がりだったので満足しています」

こうしてドアにオーディソンの16.5cmコアキシャルスピーカーであるAV X 6.5 IIをインストールすることに成功。オーディソンのメッシュグリルを使い、シンプルに仕上げているのもこのデザインに合っている。こうして高音質化と内装デザインを両立させるインストールが遂に完成。次回の後編では、システム構築や操作系の工夫などランクル70ならではのポイントを紹介しよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後、出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請け負う。現在もカーオーディオをはじめとしたライティングを中心に活動中。

《text:土田康弘》

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