GWや夏のレジャーシーズンに向けて、ロングドライブを快適にしたい人は多いだろう。この記事では、車内仮眠に役立つシェードやカーテンの選び方と注意点を解説する。
◆車内仮眠を快適にする目隠しアイテムの必要性
GWさらには夏のレジャーシーズンに向けて、愛車の快適性アップを計画している読者も多いだろう。そこで注目したいのが、ロングドライブ時に車内での仮眠を助けるシェードやカーテンなどの目隠しアイテムだ。
レジャーシーズンにロングドライブをすると、渋滞にはまってしまうこともある。さらに計画次第では長時間の連続運転になってしまうケースも想定される。そんなときの大敵が眠気だ。
走行中に睡魔が襲ってきた場合は無理をせず、パーキングエリアやサービスエリアで休憩を取り、リフレッシュしたうえでドライブを続けたい。「あと○○kmだから」「○○地点までは行っておきたい」と眠気と闘いながら無理をして走るのは危険であり、ドライブそのものも楽しめない。そこでクルマを止めて仮眠を取れば、短時間でも眠気の解消に役立ち、安全性と移動の快適性を高められる。
その仮眠の質を高めるために用意しておきたいのが、シェードやカーテンなどの目隠しアイテムである。繁忙期のパーキングエリアは人通りも多く、クルマの外を通る人の視線が気になりやすい。そこで安心して休める環境を整えるためにも、さっと使える目隠しアイテムを取り入れ、短時間でリフレッシュできる空間を作っておきたい。
◆フロントシェードの効果と選び方
カー用品店などへ行くと、クルマ用シェードはさまざまなモデルが販売されている。一般的なのは日よけアイテムとして展開される夏向きの商品で、フロントウインドウに広げて直射日光を遮る折りたたみ式がもっともポピュラーだろう。
もちろんフロント用シェードだけでも、前方からの視線を遮り、日光や照明の侵入を抑えられるため、仮眠のしやすさは確実に向上する。特に夜間のパーキングエリアは照明が明るく、停車位置によっては強い光が気になることも多い。そうした場面でもフロントシェードは効果を発揮する。
一方で、フロントだけを隠すと今度はサイドやクォーター、リアウインドウからの視線が気になってくる。リアまわりのウインドウにはプライバシーガラスが採用されているケースも多く、フロントほど視線を感じにくい場合もあるが、クルマの真横を通行人が通る場面ではやはり落ち着かない。そこで各窓にも対応するシェードを用意し、目隠し性能を高めるのが有効だ。
◆純正シェードと社外シェードの違い
各窓に対応するシェードにはさまざまな製品があるが、車種によっては純正オプションが用意されている場合もある。純正品は各窓の形状にぴたりとフィットしやすく、吸盤などで取り付ければ隙間の少ない目隠しができるのが魅力だ。
一方、社外品の汎用シェードも種類が豊富で、選択肢の多さが強みになる。シェード内部に断熱材を積層したモデルもあれば、薄いメッシュ素材を使ってコンパクトに折りたためるシンプルなモデルもある。夏の日差し対策を重視するのか、冬場の断熱性も求めるのか、収納性を優先するのかによって選ぶべき製品は変わる。使用シーンに合わせて選ぶことが大切だ。
比較のポイントは次の通りだ。
・純正品:フィット感が高く、見た目も自然
・社外品:価格帯と種類が豊富で選びやすい
・断熱タイプ:夏冬どちらにも対応しやすい
・軽量コンパクトタイプ:収納しやすく持ち運びやすい
◆シェードのデメリットと吸盤選びの注意点
シェードを各ウインドウに取り付ける際、一般的に使われるのは吸盤だ。ここで重要になるのが吸盤のクオリティである。車内利用を考慮していない汎用的な吸盤では、ガラスの結露や温度変化によってはがれやすいことがある。仮眠中に落下してしまえば、遮光性が落ちるだけでなく使い勝手の面でもストレスになる。
この点、車内での使用を前提に設計された専用品なら安心感が高い。購入時はシェード本体だけでなく、吸盤の素材や固定力、補修パーツの有無まで確認しておくと失敗しにくい。
シェードの弱点としては、使うたびに装着する手間がかかることも挙げられる。頻繁に使う人にとっては、この手間が意外に大きい。そこで対策として、取り付けが簡単な専用品を選ぶか、後述するカーテンタイプも比較検討すると良いだろう。
◆カーテンは手軽さ重視のユーザー向き
目隠しアイテムのもうひとつの選択肢がカーテンだ。シェードは取り付けるたびに各窓へ吸盤などで固定する必要があるため、人によっては面倒に感じることもある。その点、窓にカーテンを取り付けておけば、必要なときにさっと引くだけで目隠しが可能になる。使用頻度が高いユーザーにとっては、カーテンのほうが効率的な場合も多い。
汎用品に加えて、車種専用のカーテンとカーテンレールのセットも用意されているのでチェックしてみたい。カーテンレールには、車内の形状に合わせて曲げやすい屈曲式のパーツもあり、ウインドウまわりに沿わせて取り付けられる設計のものもある。さらに固定式レールを使わず、マグネットでカーテンレールやカーテン本体を装着するタイプもあるため、車内にレールを常設したくないユーザーには相性が良い。
ただしカーテンにも注意点はある。走行中に常設したままだと見た目の好みが分かれるほか、車種や取り付け位置によってはガラス面にぴったり沿わず、隙間から光が入る場合もある。遮光性を最優先するならシェード、手軽さを優先するならカーテンというように、重視するポイントを明確にして選ぶと失敗しにくい。
◆ロングドライブの仮眠環境はシェードとカーテンで変わる
車中泊はもちろん、ロングドライブ時の仮眠でも重宝するのが、シェードやカーテンなどのウインドウ用目隠しアイテムである。設置が比較的簡単な製品も多く、使い方に合ったモデルを選べば、休憩の質は大きく変わる。安全運転を続けるためにも、愛車に合った目隠しアイテムを取り入れて、ロングドライブの快適性をさらに高めてみよう。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後、出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務した。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連など幅広い分野で執筆し、カーオーディオ雑誌の編集長も請け負ってきた。現在もカーオーディオをはじめとしたライティングを中心に活動中。
《text:土田康弘》