ステアリングを握っているときにはいつも音楽を聴いているというのなら、その音楽をより良い音で楽しみたいと思ったことがあるはずだ。しかし、システムアップにはお金がかかる…。と思いきや、コストをかけずしてできることがある。ここではそれらを紹介している。
「サブウーファー」は、廉価なモデルでも大きな効果を発揮する!
さて前回は、「チューンナップサブウーファー」の導入について説明した。「チューンナップサブウーファー」とは、低音再生の専用スピーカーである「サブウーファー」の、“小型・薄型”で“パワードタイプ”のものを指す。
その中には1万円台、2万円台の初級モデルがいくつかあり、それらを追加することでも聴こえ方がガラリと変わる。なぜならドアに取り付けられるスピーカーでは口径的にさほど大きくはないがゆえに、物理的に超低音までをスムーズに鳴らし切れない。でも「サブウーファー」を導入すれば状況を変えられる。
それまでしっかり聴こえていなかった超低音が聴こえてきて、ビートの効いた音楽ではノリが良くなり、クラシック音楽ではホールの臨場感がリアルに伝わる。
「ゲイン」を上げすぎるのはNG。低音が歪み、むしろノイズの発生源に…。
しかしながら、セッティングを間違うとせっかくのメカの導入が台無しになりかねない。なので今回は、「チューンナップサブウーファー」のセッティング法を解説する。
なおセッティングにはいくつかのポイントがあるのだが、その中でもっとも重要なのは「ゲイン」の設定だ。この設定を間違えると、「チューンナップサブウーファー」から放たれる低音が歪んでしまう。そうなるとこれがむしろノイズの発生源となりサウンドを濁らせる。
で、「ゲイン」とは「入力ボリューム」のことを指す。そしてこれをついつい上げたくなるのが人情なのだが、むやみに上げるのはNGだ。
では、正しい設定手順を紹介していこう。まずは「チューンナップサブウーファー」のリモコンのボリュームを最大に上げておく。その上で「チューンナップサブウーファー」の「ゲイン」を目一杯下げる。
設定は簡単。正しく準備をして、あとは「ゲイン」を上げて音を聴けばOK!
そうしたら今度は、「メインユニット」の音量をいつも聴いている範囲の中での最大に上げる。ここまでが準備段階だ。
その後には、「ゲイン」を徐々に上げていこう。そうすると低音が歪み始めるポイントが見つかるはずだ。そうなったら上げすぎなので、歪み始める少し前のポイントまで「ゲイン」を戻そう。それにて設定は完了だ。
ところで機種によっては「ゲイン」の数値を任意に変えられず、ハイとローの2択となっているものもある。そうであればまずは「チューンナップサブウーファー」と「メインユニット」に関しては上で説明した準備段階と同じ状態にして、その上でハイとローを切り替えて聴き比べよう。そしてどちらを選択しても歪まなければハイにして、ハイでは歪むようならローを選べば良い。もしも両方とも歪むようなら、ローにしてリモコンのボリュームは上げすぎないように気を付けよう。
当連載は以上で終了だ。コストがかかりにくいサウンドアップ法はさまざまある。興味があれば各回の記事を参考に、それぞれトライを♪
《text:太田祥三》