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car audio newcomer! トヨタ GRヤリス(オーナー:高杉茂雄さん) by  M.E.I. 前編

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納車前から勝負は始まっていた! GRヤリスで叶えたオーディオ沼のベストアンサー[car audio newcomer]by M.E.I. 前編全 7 枚写真をすべて見る

1人でドライブを楽しむために手に入れたトヨタ『GRヤリス』をきっかけに、オーディオのグレードアップを計画した高杉さん。オプション設定のサウンドには満足できず、広島県のM.E.I.を訪れて、スピーカーとカーナビの交換による本格的な高音質化をスタートさせた。

◆GRヤリスへの乗り換えをきっかけに
オーディオグレードアップのスイッチが入る

もともとオーディオは好きだった高杉さん。ただし前に乗っていたクルマは軽カーで、そこまでオーディオに力を入れることはなかった。しかし新たにクルマを乗り換えることになって、オーディオのグレードアップへの思いが強くなっていく。

「前のクルマに乗っていた頃から次に買うクルマではオーディオを思う存分やってみようと思っていたんです。今回GRヤリスを新車で買って乗り換えることにしたので、ようやくその思いを実現させることができました」

そもそも高杉さんとカーオーディオとの出会いは、若い頃の父親からの影響だった。

「オーディオに興味を持ったのはずいぶん前でした。若い頃に父親が乗っていたクルマを譲り受けたことがあったんですが、そのクルマに社外品のデッキやスピーカーが取り付けてあったんです。車内で音楽を聴いていると良い音だったのを今でも覚えています。それ以来オーディオに興味があって、いつかは愛車を自分仕様に高音質化したいと思っていました」

ところで、新しいクルマとしてGRヤリスを選んだのは、一人で乗ることが多い高杉さんがコンパクトでスポーティな車種を探していたところ、条件にぴったりだったからだ。

「最初は欧州のスポーティなコンパクトカーも候補にあったんですが、最終的に選んだのはGRヤリスでした。このクルマを新車で購入することを決めたときから、同時にオーディオのグレードアップにも火がついたのです」

◆オプション設定のサウンドに納得いかず
プロショップでのシステムアップを計画する

GRヤリスを契約して、さてオーディオの高音質化はどうするかを考えたときに、真っ先に試してみようと考えたのはメーカー/ディーラーのオプションだった。

「まずはオプションがどんなものなのかを試してみたくて、オプション設定のスピーカーが取り付けられているクルマを聴いてみることにしました。しかし、その音にはあまり良い印象を持たなかったので、選びませんでした」

オプションを選ばない決意をした高杉さんは、次の選択肢として考えたのが購入後にショップでシステムアップする方法だった。

「クルマを買った後にオーディオをシステムアップしたほうが、自分の好きな音に仕上げられると思ったのです。そこでムダにならないようにオーディオレスの仕様を探したところ、GRヤリスには競技ベースの『RC』グレードがあったため、こちらを選びました。オーディオのシステムアップ前提でグレードを選んだ感じですね」

しかしGRヤリスの納車はその時点で1年待ちだったこともあって、高杉さんは納車前にオーディオのプランを始めている。

「プロショップでの取り付けを考えたんです。実はM.E.I.の存在は前から知っていたので、電話をして話を聞かせてほしいと連絡してみました。高音質化のために何をすればよいのかがよくわかっていなかったこともあり、すぐにショップに行って説明を受けることにしました」

◆「クルマの中でこんな音が出せるんだ!」
驚きの高音質に仕上がった愛車に満足する

まだクルマが納車されていない段階にもM.E.I.でオーディオ・システムアップの相談を始めた高杉さん。早い段階からかなり具体的にシステムやユニット内容を決めていくことになった。

「欲しいと思ったのは音の良いカーナビとスピーカーです。クルマが納車される前にはシステムを決めておきたかったんです。ショップのアドバイスを受けつつ、カーナビはケンウッドのMDV-M809HDWをチョイス。スピーカーはモレルの2ウェイ(後に3ウェイに進化させている)を選ぶことにしました。スピーカー選びは経験が無かったので少し考えましたが、ショップから普段よく聴く曲を尋ねられて、いくつかのJ-POPを話したところ、おすすめされたのがこのスピーカーでした。デッドニングも同時に行うことにしてメニューが決まりました」

こうして納車前に先行してオーディオシステムができ上がっていた高杉さん。ついに待ちに待ったGRヤリスの納車の日がやって来た。

「ディーラーでGRヤリスを受け取って、その足でM.E.I.に乗っていってオーディオの取り付けを開始しました。少しでも早く高音質なオーディオを楽しみたかったのです」

間もなくして計画通りのオーディオシステムの取り付けが完成した。その時のファーストインプレッションを聞いてみた。

「取り付けが完成したらすぐにショップに行って聴きました。まさに目から鱗という感覚でした。クルマの中でこんな音が出せるんだと驚きました。特にクリア感が高い、ぼんやりしたところが一切ない音だったんです。すべてが想像以上の高音質でした」

こうして新車を買ったらオーディオを高音質化するという望みを叶えた高杉さん。しかも、お仕着せの音ではなく自分の好みの方向性に合わせた音をオーダーメイドで作ることにも成功し、狙い通りのシステムアップとなった。後編ではオーディオの楽しさを体感する様子をお伝えしていくこととしよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《text:土田康弘》

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