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[サウンドユニット・選択のキモ]第3章「外部パワーアンプ編」注目モデルをクローズアップ!「カロッツェリア」の場合

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カロッツェリア・PRS-D800全 3 枚写真をすべて見る

カーオーディオシステムのアップグレードを図ろうとしたときに役に立つ、製品選定のポイントを解説している当連載。現在は「外部パワーアンプ」選びの勘どころを説明している。今回は、国産人気ブランド「カロッツェリア」のラインナップを紹介していく。

◆『カロッツェリアX』シリーズを擁し、長きにわたりシーンをけん引!

さてカロッツェリアは、長きにわたって国内のハイエンド・カーオーディオシーンをけん引してきたブランドの1つだ。先進のカーオーディオシステム『カロッツェリアX』を擁して、音にこだわる愛好家のカーオーディオライフをサポートし続けてきた。

なお現在ではカロッツェリアX・シリーズの製品の販売は終了しているが、今でもそのアイテムを愛用しているユーザーは数多くいる。

ちなみにカロッツェリアXは、音楽信号をデジタル伝送しデジタル制御することを最大の特長として1993年に初登場した。デジタル伝送することで外来ノイズの影響を可能な限り排除でき、そしてデジタル制御することでより緻密なサウンドコントロールを行えることを強みとして、カーオーディオの在り方も大きく変えた。

なお、デジタル制御することで初めて可能となったチューニング機能がある。それは「タイムアライメント」だ。

◆「タイムアライメント」を活用すれば、ステレオイメージの再現性がアップする!

なおタイムアライメントとは、スピーカーの発音タイミングを遅らせられる機能だ。クルマではリスニングポジションが左右のどちらかに片寄り各スピーカーがばらばらの場所に装着されるので、各スピーカーから放たれる音がばらばらのタイミングでリスナーの耳に届く。結果、ステレオイメージの再現性が落ちがちだ。

というのもステレオとは、音楽を左右のchに分けて録音しそれを左右のスピーカーにて再生することで音楽を立体的に再現しようとするものだ。そしてその仕組みを成り立たせるには、リスナーは左右のスピーカーから等距離の場所に身を置く必要がある。そうしないと左右のスピーカーの音をバランス良く聴けないからだ。

しかしクルマの中ではその原理が成り立ちにくい。でもタイムアライメントを活用すれば、すべてのスピーカーから等距離の場所にいるかのような状況を擬似的に作り出せるのだ。

◆カロッツェリアXのDNAを継承する、コスパの高いモデルを4機種用意!

かくしてカロッツェリアXは、長らく多くのハイエンド・カーオーディオ愛好家の間で絶大な支持を得てきたわけだが、カロッツェリアはそのDNAを引き継ぐ「外部パワーアンプ」を現在は、計4機種リリースしている。

ちなみにそれらすべてが、動作方式に「D級回路」を採用している。なお「D級」の駆動方式は消費電力が少なくて済み、筐体の小型化も可能となる。そして「D級パワーアンプ」はリーズナブルなモデルでも案外高性能だ。つまりコスパが高い。というわけでカロッツェリアの現行「外部パワーアンプ」はどれも、そのメリットを最大限発揮する。コンパクトでありながらハイパワーで高音質だ。

例えばトップエンドモデルの『PRS-D800』は、255×50×104(mm)というコンパクトサイズながら、定格出力125W×2chというハイパワーを繰り出せて、ブリッジ接続にも対応する。ゆえに、サブウーファーの駆動用パワーアンプとしても使われることも多い。

手軽に「外部パワーアンプ」の使い心地を味わいたいと思ったら、カロッツェリアに要注目。

《text:太田祥三》

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