ホンダは現在、スーパースポーツ『NSX』の後継モデルを開発中と見られるが、その最新情報を入手、スクープ班が予想CGを制作した。1000ps超えのBEVは、レクサスの新型スーパーカーと市場で競うことになる。
初代NSXは1990年に登場。2005年にいったん販売終了となったが、2016年に3モーターハイブリッドモデルとして復活し、2022年にふたたび生産を終了している。北米では「アキュラ」ブランドで販売されていた。そして早ければ2027年にも第3世代が登場することになった。
新型NSXに予想されるエクステリアデザインは、低いショートノーズにV型LEDライン、それに合わせて三角のスリムなヘッドライトを装備、そこから下に向かってLEDが伸び、バンパー吸気口を囲っている。側面では、張り出したタイヤハウスとボリューム感満載のデザインが迫力を生み出す。
入手した情報によると、ボディサイズは、全高が先代同様の1215mmだが、全長4530mm、全幅1960mmと拡大するほか、ホイールベースも2640mmとストレッチされるという。車内では最新鋭のフルデジタルインストルメントクラスター、超ワイドインフォテイメントディスプレイを搭載、AI技術も投入される。
ホンダは、2024年11月に全固体電池のパイロットプラントを報道関係者に公開、2025年1月から稼働しており、いよいよ実用化の段階となる。現在のEVのリチウムイオンバッテリーは電解質が液体だが、その電解質を固体に置き換えたのが全固体電池で、電解質を固体にすることでより安全・高容量・優れた出力特性になる。
つまり新型はNSXはバッテリー搭載フル電動EVとなる。予想される最高出力は1000ps超えが濃厚で、航続700kmをめざし開発中で、最新のAWD技術も投入される見込みだ。
ワールドプレミアは最速で2027年とみられる。市場では、レクサス『LFA』後継モデルとなる『LFR』(または『LAF II』)と対峙するが、価格面では、レクサスが3800万円前後と予想されているのに対しホンダは3000万円程度と、価格では若干優位に立ちそうだ。
《text:APOLLO NEWS SERVICE》