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[音を良くするコツをプロが指南!]第18回 キモは「コントロール機能の追加」。遅かれ早かれ、要実行!

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『イースト』(大阪府)にて製作されたオーディオカーの一例。全 3 枚写真をすべて見る

愛車のサウンドシステムから聴こえてくる音の“質”に不満を抱いてはいないだろうか。そうであれば当連載に注目してほしい。毎回、全国の有名「カーオーディオ・プロショップ」に取材して、音を良くする“コツ”を紹介している。

今回は大阪府高石市にて店舗を構える人気店、『イースト』の藤原さんに話を訊いた。

◆純正システムの状況により選択肢が変化。昨今は“DSP”の追加が吉と出る車種が増加中!

『イースト』の藤原さんに、音を良くしたいと言って来店するドライバーにどのような提案をすることが多いのかを訊ねると……。

「目的を持って来店される方にはそのご要望に沿ってお話を進めますが、何から始めれば良いかと訊かれたら、スピーカー交換かパワーアンプ内蔵DSPの追加、このいずれかをお薦めすることが多いです。

なお少し前まではスピーカー交換をお薦めすることの方が多かったのですが、最近ではパワーアンプ内蔵DSPの追加に落ち着くケースが増えています。そして、両方を同時に行う方も少なくないです。

ちなみに、何から始めるべきかはおクルマによって変わってきます。純正のオーディオシステムがシンプルな仕様であればスピーカー交換が効果的なのですが、あらかじめ音に補整がかけられている車種が増えつつあり、そうであると市販スピーカーに交換すると性能が上がる分、高音がきつく感じられたり低音が出すぎたりするんです」

◆あらかじめかけられているサウンド補整の再構築を行うと、音が激変!

「そんなケースではまずはパワーアンプ内蔵DSPを導入し、かけられている補整をフラットに戻した上でさらに緻密にチューニングを施すと、それだけでもかなり音が良くなります。

また欧州車では、スピーカー交換とパワーアンプ内蔵DSPの追加を同時に行うことをお薦めすることが多いです。というのも欧州車の中には純正スピーカーのレイアウトが独特な車種が多くあり、そうであると一般的なスピーカーは使いにくいので車種専用のトレードインスピーカーが選ばれることになるのですが、それらは価格が高めです。なのでその性能を十分に発揮させた方が良く、となると併せてパワーアンプ内蔵DSPも追加すれば緻密な音調整を行えるので、得られる満足度がぐっと高まります。

あとハイエースとかジムニーでは、リーズナブルな小口径のフルレンジスピーカーをダッシュの上にポンと付けてその上でパワーアンプ内蔵DSPも導入すると、比較的に低コストでガラリと音を変えられます」

◆パワーアンプ内蔵DSPの注目株は“ゴールドホルン”。コスパが良好でコンパクト!

「というのも小口径のフルレンジスピーカーなら、一般的な2ウェイスピーカーと比べてお手頃です。なのでリーズナブルなパワーアンプ内蔵DSPを組み合わせれば、工賃を含めても10万円そこそこで仕上がります。

なおパワーアンプ内蔵DSPは、ゴールドホルンのモデルが人気です。同社の製品はリーズナブルでその割に性能も良く、さらにはコンパクトなのでインストールもしやすいです。

そのエントリーモデルは6万円台であり、リアスピーカーもコントロールしたい場合やフロント3ウェイまでを視野に入れる場合には、その上の12万円台(ともに税込)を選ばれると良いと思います。

ところでパワーアンプ内蔵DSPは比較的に載せ換えがしやすいので、おクルマを乗り換えても引き続いてお使いいただけます。スピーカー交換から始めるにしてもその後に導入すると交換したスピーカーの性能を一層引き出せますので、いつかはお使いいただきたいですね。

お近くでしたらぜひお気軽にお越しください。おクルマに合ったご提案ができると思います。お待ちしています」

《text:太田祥三》

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