アクセスランキング

「ホンダ史上最強のアドベンチャーSUV」発売、ホンダ『パスポート』新型は約690万円から

自動車ニュース

ホンダ・パスポート新型の「トレイルスポーツ」全 8 枚写真をすべて見る

ホンダの米国部門は、SUV『パスポート』の新型の販売を開始した。新型パスポートは、ホンダ史上最強のアドベンチャーSUVとして位置付けられており、堅牢なデザイン、本格的なオフロード性能、高い汎用性を兼ね備えている。

新型パスポートは、「RTL」、「トレイルスポーツ」、「トレイルスポーツエリート」の3グレードで展開される。価格はRTLグレードで4万4750ドル(約690万円)からとなっている。

最大の特徴は、トレイルスポーツグレードに採用された本格的なオフロード仕様だ。オフロード向けにチューニングされたサスペンション、強化された全輪駆動システム、頑丈なスチール製アンダーボディスキッドプレート、オレンジ色の牽引フック、専用設計のオールテレーンタイヤなどを標準装備している。

パワートレインは、新開発の3.5リットルV6エンジンを搭載。285hpのパワーと262lb-ft(355Nm)のトルクを発生し、クラストップレベルの出力を誇る。また、初めて10速オートマチックトランスミッションを採用し、走行性能が向上している。

全グレードに標準装備される第2世代i-VTM4全輪駆動システムは、前モデルから大幅に強化された。リアドライブユニットのトルク処理能力が40%向上し、応答性も30%改善されている。これにより、あらゆる走行シーンでトラクション性能が最適化されている。

トレイルスポーツエリートグレードには、新開発のトレイルウォッチカメラシステムを搭載。4つの外部カメラを使用して、前後左右と360度の映像を提供し、ドライバーの死角をカバーする。これにより、急な斜面や深い轍、道路の端など、通常では見えにくい障害物の回避をサポートする。

新型パスポートは、ホンダのライトトラックプラットフォームをベースに開発された。フロントの横剛性を72%、リアのねじり剛性を50%向上させることで、オンロード、オフロードともに快適性と操縦安定性が大幅に改善されている。ホイールベースは2.55インチ延長され、直進安定性と乗り心地が向上。トレッドも前後で拡大され、コーナリング性能が向上した。

新型パスポートは、本格的なオフロード性能と快適な乗り心地を両立したホンダ渾身のアドベンチャーSUVとなる。

《text:森脇稔》

編集部ピックアップ

TOP