スバル・オブ・アメリカは、新型『フォレスター』のオフロード仕様「ウィルダネス」を発表した。スバルのウィルダネスファミリーに新たに加わる車種で、前モデルを上回る9.3インチの地上高を実現し、洗練されたインテリアと改良されたオンロード・オフロード性能を兼ね備える。
新型『フォレスター・ウィルダネス』は、標準装備の2.5リットルBOXERエンジン、デュアルモードX-MODE、スバルシンメトリカルAWD、オールテレインタイヤ、アップグレードされたサスペンション、強化された冷却システムを搭載。
長くなったコイルスプリングとショックアブソーバーにより、新型は9.3インチの地上高を実現(従来モデルは9.2インチ)。サスペンションは、オンロードとオフロードでの安定性と快適性を向上させるようチューニングされている。
改良された2.5リットルBOXERエンジンは、180hpのパワーと178ポンドフィートのトルクを発生させる。また、低速域でのレスポンスを向上させるため、より低い回転域でトルクを発生させる設計となっている。
トランスミッションには、改良されたリニアトロニックCVTを採用し、最終減速比を短くすることで低速域でのオフロード性能を向上させている。さらに、雪/土と深雪/泥のモードを備えた先進的なデュアルモードX-MODEを搭載し、より高い信頼性を実現している。
新型フォレスター・ウィルダネスは、より大きなオールテレインのヨコハマ製「ジオランダー」タイヤを、ウィルダネス専用の17インチアンスラサイトホイールに装着し、泥道や砂利道でのパフォーマンスを向上。また、強化されたトランスミッションクーラーにより、3500ポンドのけん引能力を実現している。
インテリアでは、水に強く清掃が容易なスターテックス素材を使用したシートを採用し、アウトドア愛好家のニーズに応えている。さらに、フォレスター・ウィルダネス専用のグラフィックを表示する12.3インチのデジタルメーターパネルをオプションで用意している。
新型フォレスター・ウィルダネスは、スバルの冒険心あふれるSUVラインナップに新たな選択肢を加え、オフロード性能と日常の使いやすさを両立させた一台となっている。
《text:森脇稔》